【あの花】居るはずの無い少女の姿が、そこにはあった。

本作の主人公。
かつては幼馴染達のリーダー的存在だったが、ある日芽衣子が死んでしまい、自身の心に深い傷を負うことになってしまう。
その後、さらに母・塔子の死や高校受験の失敗などもあり、地区内でも底辺のレベルである市立緑ヶ丘高校に入学せざるを得なくなった。
学校では自ら周囲に壁を作り、学校からは足が遠のき、半ば引きこもりのような生活を送っていた。
しかし仲間の危機を放っておけない性分な点は今でも変わっておらず、鳴子が周囲からあらぬ誤解を受けた際に身を呈して庇ったりしている。

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ヒロイン。ロシア人の血を引く母イレーヌから受け継いだ銀髪碧眼と白い肌から、儚げな印象を与える。
天真爛漫な性格で、超平和バスターズのマスコット的存在であった。
仁太が高校に進学した年の夏に、霊的な存在として突然成長した姿で仁太の前に現れる。
仁太以外の人間の目には映らず、声も聞こえないが、多少の物理的干渉力を持ち、仁太に対しては生きている人間と遜色なく接することができる。
容姿は成長して現れたものの、記憶は死亡したときのままであり、仁太たちと比べその言動には幼さが前面に出ている。
願いがあっての出現のはずが、芽衣子本人は願いの内容を覚えていなかった。

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仁太と同じ市立緑ヶ丘高校に在学している。男性に免疫がない。
幼い頃は黒縁眼鏡とくせ毛が原因で、芽衣子と正反対だった自分にコンプレックスを抱き、芽衣子には愛憎半ばずつといった感情を抱いていた。
芽衣子が事故死して以来、仁太との関係が薄くなっていたが、幼い頃からずっと仁太に好意を抱いている。
物語の当初は仁太のことを苗字で呼び距離を置いていたが、超平和バスターズが集まるようになり、
仁太との距離が縮まったことで昔のあだ名で呼ぶようになる。

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現在は立派に成長して偉丈夫になったが、高校に進学せずアルバイトで稼いだ資金で世界中を放浪しており、日本では超平和バスターズの秘密基地だった家屋で暮らしている。
無邪気で人懐こい性格は昔と変わらず、現在の仁太に対しても幼い頃と同じように接する。
仁太の行動に対して「じんたんつえー」と感嘆するのが恒例となっているが、物語当初は引きこもりがちだった仁太を後押しし、仲間達が再結集するための行動力を発揮した。
当初から霊が見えるという仁太の言葉を信じ、何かと芽衣子の存在を探ろうとしたり、実際に交流を試みようと行動を起こしたりしていた。

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