超者ライディーン(アニメ・漫画・小説)のネタバレ解説・考察まとめ

『超者ライディーン』(ちょうじゃライディーン)とは、サンライズが製作し1996年10月から1997年6月にかけて放映されたヒーローアニメである。ごく普通の男子中学生だった鷲崎飛翔(わしざきひしょう)はライディーン戦士としての使命を託されたことから地球を狙う謎の存在「超魔(ちょうま)」との戦いに巻き込まれていく。1975年に放映されたロボットアニメ『勇者ライディーン』(ゆうしゃライディーン)の設定をベースに「5人の美少年キャラによるヒーローもの」の要素を取り入れているのが特徴である。

CV:大塚芳忠
第22・23話に登場。人間時の姿は黒マントを羽織った男性で、超魔としての姿は巨大な蚊になる。
彼の血は、人間を溶かす能力を持っている。ストローを使って人の血を吸ってエネルギー源にしており、吸われた人間はミイラ化してしまう。
双子座のゾディアックオーブを探すために人を襲っては血を吸っていたが、その最中記憶喪失のエキドナと出会う。裏切り者のエキドナを始末しようとするが、彼女を心配して探しに来た銀牙と鉢合わせする。エキドナに自身の血を浴びせ、彼女を弱体化させ銀牙を始末しようとするも力を振り絞ったエキドナに阻止させる。最終的にライディーンアウルに変身した銀牙の「アウル激流波」で止めを刺される。
しかし23話でルーシュの血を受けて復活し、彼から双子座のゾディアックオーブ探しときらりの始末を命じられる。きらりのライブコンサートを襲い、玲子をはじめとした人々の血を吸い、自身の傀儡として操る。きらりを精神的に追い詰め、パワーアップしたこともありライディーンホーク・ライディーンコンドル・ライディーンアウル・ライディーンファルコンの攻撃を無効化する。しかし飛翔達の戦う姿を見て勇気を取り戻した彼女の歌声にパワーが半減し、飛翔が変身したライディーンイーグルとライディーンアウルの連携攻撃を受けて消滅した。

バーゲスト

CV:富田耕生
第24話に登場。人間時は片眼鏡を掛け、スーツを着た小太りの男性の姿。
「超魔族一の名探偵」と自負している。相手の過去の記憶を読み取る能力を持ち、また嗅覚能力も優れている。ルーシュの命を受け、双子座のゾディアックオーブを持つきらりを探す。きらりと飛翔を尾行して2人を襲うが、現れたライディーンホーク達の攻撃を受ける。巨大化してきらりを捉えるも、ライディーンイーグルの「イーグルフレアー」を受けて倒される。きらりの記憶を見た時、飛翔の幼馴染である瑠璃が現れたことに困惑する。だがきらりの記憶を見たことで、瑠璃もまたきらりやゾディアックオーブと関連があることに気づき、力を振り絞ってルーシュの元に戻るとそのことを伝えて消滅した。

『超者ライディーン』の用語

ライディーン関連

ライディーン戦士(ライディーンせんし)

本作のメインヒーロー。鳥をモチーフにしたパワードスーツを着用している。超魔とは敵対関係にあり、長年戦いを繰り広げている。
超魔同様、普通の人間には見えない。変身する際身につけている服は破れるため、変身が解除されると全裸になってしまう。
ライディーン戦士に覚醒すると背中には鋼鉄で出来た翼を持ち、変身していない時は出現させて空中飛行することが可能。戦闘時は「ゴッドバード」という鳥の姿に変形することができる。
これまで人の目に認識されなかったが、26話で遂に姿を見せて人類にその存在を明かした。

ゴッドフェザー

ライディーン戦士に変身できるアイテム。白い羽根の姿をしており、普段は腕に憑依している。
羽根自体にはライディーン戦士の過去の記憶が宿っている。
「超者降臨!」の掛け声と共にゴッドフェザーが光り輝くことで、ライディーン戦士に変身することができる。

ゾディアックオーブ

獅子座のゾディアックオーブ。

超魔族が狙うアイテム。モチーフは黄道十二宮星座。
宝石の形をしているのが特徴。ゴッドライディーンの封印を解くカギとなる。特に双子座のゾディアックオーブは、ゴッドライディーンの封印を解くための最後の要的存在である。
コミカライズ版では「蛇遣い座のゾディアックオーブ」という13個目のゾディアックオーブが登場しており、ルーシュに破壊されたゴッドライディーンを甦らせた。

超魔族(ちょうまぞく)

本作の敵キャラ。作中では「超魔」と呼ばれている。全員動物や悪魔をモチーフにした容姿が特徴で、性格は冷酷かつ凶暴。人間に変身することもできる。
世界を闇で支配しようと目論んでいる。
遥か昔、ライディーン戦士達と死闘を繰り広げ「ゴッドライディーン」で次元の彼方に封印された。
しかし現代で再び復活し、ゴッドライディーンを奪うためゾディアックオーブを狙い地球に侵略してくる。今まで人の目には認識されなかったが、26話でルーシュが全人類に宣戦布告したことで人類にもその存在が認識された。

聖創世大戦(せいそうせいたいせん)

遥か昔、ライディーン戦士と超魔族の間で起こった戦い。
長年に渡って死闘が繰り広げられ、最終的にライディーン戦士達が作り出した「ゴッドライディーン」によって超魔族は次元の彼方に封印された。

ゴッドライディーン

CV:玄田哲章
12個のゾディアックオーブと女神セイラの力で召還される巨大ロボット。遥か昔に起きた聖創世大戦で、ライディーン戦士達によって作り出された。第1話でルーシュの口からその存在が語られていたが、第25話でその全貌を見せる。
必殺技は「ゴッドゴーガン」「ゴッドブロック」「ゴッドボイス」など多彩な技を持つ。ボディは通常の攻撃では傷付かず、劇中では軍の攻撃を無力化していた。宇宙内のエネルギーを源にしているため桁外れの戦闘能力を誇り、一瞬にして地上にある主要都市を破壊するほど。自意識があるため、操縦者がいなくても動くことが可能。ライディーン戦士達同様ゴッドバードの姿に変形できる。ライディーン戦士や超魔と異なり、人の目にも見える。
桁外れの戦闘能力を誇る影響から、12個のゾディアックオーブで封印されて眠りについていた。第25話でルーシュによって召喚され、その全能の力を発揮する。しかし徐々にルーシュの命令に背き出し、28話でルーシュをはじめとした超魔族を滅ぼすとゴッドバード形態になって姿を消す。その後超魔族の暮らす魔界に向かい超魔族を全て滅ぼすと、今度は飛翔達ライディーン戦士を滅ぼすべく地球に戻る。ライディーンスペリオールとの戦いの中漆黒の「ブラックゴッドライディーン」の姿になり、ライディーンスペリオールを追い詰めるが飛翔の叫びで瑠璃が正気を取り戻したことで力を失う。瑠璃を解放した後、飛翔達に別れを告げて再び眠りに着いた。
コミカライズ版では、召喚の際にゾディアックオーブと「ライディーンの悲鳴」が必要となる。召喚後は召喚者の命令に従う。ルーシュによって一度破壊されるが、13個目の「蛇遣い座のゾディアックオーブ」の力で復活。女神セイラの手によって飛翔に託された。
元ネタは『勇者ライディーン』にも登場するゴッドライディーン。

ブラックゴッドライディーン

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