ファーゴ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファーゴ』とは、ジョエル・コーエンによるアメリカ合衆国・イギリスのクライムサスペンス映画。
雪が降り積もる街、ミネソタ州ミネアポリス。多額の借金を抱えた自動車販売員のジェローム・“ジェリー”・ランディガードは、妻を偽装誘拐して裕福な義父から身代金をせしめる計画を企てる。ジェリーは妻の誘拐をチンピラの男2人に依頼するのだが、そこで予想外の事態が頻発。ジェリーの誘拐計画が次々と犠牲者を生み、最悪の展開へと転がっていく様子を描いている。個性豊かな登場人物が見所の作品。

死体処理のシーンはヘラ・クラフツ殺害事件が元ネタ

劇中でゲア・グリムスラッドがカール・ショウォルターの死体をウッドチッパーで処理するシーンは、実際に起きたヘラ・クラフツ殺害事件が元ネタだという。客室乗務員だったヘラ・クラフツが、夫のリチャード・クラフツにより殺害され、ウッドチッパーで死体が粉砕されたという1986年に起きたアメリカ合衆国の事件である。『ファーゴ』の特別版DVDに、ヘラ・クラフツ殺害事件から着想を得た映画だというコーエン兄弟の発言が収録されている。

『ファーゴ』の主題歌・挿入歌

挿入曲:カーター・バーウェル『Fargo, North Dakota』

オープニングで流れた楽曲。

挿入曲:カーター・バーウェル『Moose Lake』

カール・ショウォルターとゲア・グリムスラッドがジーン・ランディガードを誘拐し、アジトに着いたときに流れた楽曲。

挿入曲:カーター・バーウェル『A Lot Of Woe』

ウェイド・グスタフソンに投資話を断られたジェローム・“ジェリー”・ランディガードが車に乗り込むときに流れた楽曲。

挿入曲:カーター・バーウェル『Forced Entry』

カール・ショウォルターとゲア・グリムスラッドがジーン・ランディガードの家に侵入したときに流れた楽曲。

挿入曲:カーター・バーウェル『The Ozone』

カール・ショウォルターとゲア・グリムスラッドがジーン・ランディガードを乗せて車を走らせているときに流れた楽曲。

挿入曲:カーター・バーウェル『The Trooper's End』

車に乗った男女2人が、警察官を引き摺るカール・ショウォルターを目撃したときに流れた楽曲。

挿入曲:カーター・バーウェル『Chewing On It』

マージ・ガンダーソンがゲア・グリムスラッドを逮捕したときに流れた楽曲。

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