ファーゴ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファーゴ』とは、ジョエル・コーエンによるアメリカ合衆国・イギリスのクライムサスペンス映画。
雪が降り積もる街、ミネソタ州ミネアポリス。多額の借金を抱えた自動車販売員のジェローム・“ジェリー”・ランディガードは、妻を偽装誘拐して裕福な義父から身代金をせしめる計画を企てる。ジェリーは妻の誘拐をチンピラの男2人に依頼するのだが、そこで予想外の事態が頻発。ジェリーの誘拐計画が次々と犠牲者を生み、最悪の展開へと転がっていく様子を描いている。個性豊かな登場人物が見所の作品。

偽装誘拐の関係者

カール・ショウォルター(演:スティーヴ・ブシェミ)

吹替:小杉十郎太(ソフト版)/大塚芳忠(テレビ東京版)
チンピラの男性。ジェローム・“ジェリー”・ランディガードからジーン・ランディガードの誘拐を依頼され、引き受ける。背は低めで、短気な性格をしている。身代金の受け渡しにきたウェイド・グスタフソンを撃ち殺し、金を奪い去った。アジトに戻ってゲア・グリムスラッドに分け前の4万ドルを渡したが車の所有をめぐって口論になり、ゲアに斧で殺害される。

ゲア・グリムスラッド(演:ピーター・ストーメア)

吹替:荒川太郎(ソフト版)/菅生隆之(テレビ東京版)
チンピラの男性。背が高く、無口な性格をしている。ジェローム・“ジェリー”・ランディガードから依頼されて、ジーン・ランディガードを誘拐した。誘拐がバレそうになり、銃で警察官と目撃者の男女2人を撃ち殺す。誘拐したジーンも殺害。また、車をめぐって口論に発展したカール・ショウォルターも斧で殺害する。ウッドチッパーでカールの死体を粉砕しているところをマージ・ガンダーソンに見つかり、逮捕される。

シェプ・プラウドフット(演:スティーヴ・リーヴィス)

自動車修理工をしている男性。麻薬絡みで仮出所中の身である。ジェローム・“ジェリー”・ランディガードにカール・ショウォルターとゲア・グリムスラッドを紹介した。

被害者

ウェイド・グスタフソン(演:ハーヴ・プレスネル)

吹替:有川博(ソフト版)
ジーン・ランディガードの父親。ジェローム・“ジェリー”・ランディガードの自動車販売店のオーナーをしている。身代金の受け渡しに現われたが、金を渡す前に娘を返せとカール・ショウォルターに迫り、激怒したカールによって殺害される。

ジーン・ランディガード(演:クリステン・ルドルード)

ジェローム・“ジェリー”・ランディガードの妻。ジェリーの依頼で誘拐され、チンピラのゲア・グリムスラッドによって殺害される。

その他

ノーム・ガンダーソン(演:ジョン・キャロル・リンチ)

吹替:土師孝也(ソフト版)
マージ・ガンダーソンの夫。穏やかな性格で、マージと平穏に暮らしている。絵描きをしており、自分の描いた鴨の絵が3セント切手のデザインに選ばれて喜んだ。

スコッティ・ランディガード(演:トニー・デンマン)

ジェローム・“ジェリー”・ランディガードとジーン・ランディガードの息子。誘拐された母を心配していた。

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