遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』とは、2022年から放送されているアニメである。本作は、前作『遊☆戯☆王SEVENS』に続き、プレイヤーは毎ターン手札を全て使用することで、よりスピーディで戦略的なデュエルを可能にした「ラッシュデュエル」をテーマとしている。宇宙人であるユウディアス・ベルギャーを主人公とし、日常とSF要素が融合した物語が展開される。「ラッシュデュエル」を通して、地球と宇宙の交流を描くという新たな試みが行われているのが注目点だ。
『遊☆戯☆王』シリーズでは、若手の俳優や声優を主人公役に抜擢し、シリーズを通じて演技を成長させるという方針がとられてきた。『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』でもその伝統が受け継がれている。
ただし、本作では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、大規模なオーディションの開催が困難となった。そのため、ユウディアス役と双子役の3人をセットでオーディションを実施することになったのだ。
その結果、ランズベリー・アーサー、熊谷俊輝、福島香々の3人が選ばれた。彼らはそれぞれ、ユウディアス、遊飛、遊歩というキャラクターのイメージにぴったりだったという。
熊谷と福島は声優としての経験はあったものの、本作が初めてのテレビシリーズへの出演となる新人声優だ。一方、ランズベリーは俳優としてのキャリアをすでに積んでいるが、アニメーション作品への出演は本作が初めてとなる。
第15話「ジャージを着た悪魔」(2022年7月10日放送回)で高橋和希の追悼テロップを発表
2022年7月8日、『遊☆戯☆王』の原作者である高橋和希が沖縄県内で死亡されたことが確認された。この突然の訃報を受け、アニメシリーズを放送しているテレビ東京は追悼のコメントを発表した。
同局は報道各社に「追悼 高橋和希先生」と題した文書を送付。その中で以下のようにコメントしている。
「『遊☆戯☆王』原作者 高橋和希先生のこの度の突然の訃報に接し、悲しみに堪えません。2000年からアニメ放送がスタートし、これまで子どもから大人までたくさんのファンを魅了し続けてきた『遊☆戯☆王』を、これからも世界中のファンの皆様と共に語り継いでいきたいと思います。先生のご生前の功績に感謝の意を表するとともに、心よりお悔やみ申し上げます」
テレビ東京では、2000年から4年間『遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ』を放送していた。
高橋の訃報から間もない7月10日の放送回は、通常通り放送されたが、番組内で追悼のテロップが流された。『遊☆戯☆王』シリーズを長年支えてきた原作者への敬意と、その突然の死を悼む気持ちが込められていた。
『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』の主題歌・挿入歌
OP(オープニング):フレデリック「蜃気楼」(第1期)
フレデリックが歌う『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』第1期のオープニングテーマ。作詞・作曲は三原康司、編曲はフレデリックが担当している。
「蜃気楼」は第1話ではオープニングがなく、第2話から使用された。第3話と第22話からはオープニング映像が少しずつ変更されており、物語の進行に合わせた演出が施されている。
さらに、第26話と第51話では挿入歌としても使用された。主題歌でありながら、物語の重要な場面で流れることで、視聴者の感情を高める効果を発揮している。
フレデリックの持ち味であるエネルギッシュなサウンドと、三原康司の叙情的な歌詞が融合した「蜃気楼」。疾走感のあるメロディと、未来への希望を感じさせる歌声が、ユウディアスたちの冒険を力強く彩っている。
OP(オープニング):BRADIO「ソウル・ギャラクシー」(第2期)
BRADIOが歌う『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』第2期のオープニングテーマ。作詞は真行寺貴秋、作曲はBRADIO、編曲はBRADIOとELLYが担当している。
「ソウル・ギャラクシー」は第52話から使用されたが、第52話、第64話、第77話、第98話、第102話ではオープニング映像はなく、挿入歌として物語の中で流れた。これにより、視聴者は曲の持つメッセージにより注目することができ、シーンの感動を増幅させる効果があった。
また、第65話からはオープニング映像が少しずつ変更されており、物語の進展に合わせた演出が施されている。新たなキャラクターの登場や、ユウディアスたちの成長が反映されたオープニングは、ファンの興味を引き付けた。
BRADIOの持ち味であるファンキーなサウンドと、真行寺貴秋の前向きな歌詞が融合した「ソウル・ギャラクシー」。リズミカルなメロディとポジティブなメッセージが、ユウディアスたちの次なる冒険への期待を高めている。
OP(オープニング):オーイシマサヨシ「デュエルしようぜ!」(第3期)
オーイシマサヨシが歌う『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』第3期のオープニングテーマ。作詞・作曲・編曲は大石昌良が手掛けている。
「デュエルしようぜ!」は物語後半のオープニングを飾る楽曲だ。オーイシマサヨシのパワフルな歌声が、ユウディアスたちのデュエルへの情熱を表現している。
疾走感のあるメロディとデュエルへの勇気が込められた歌詞が印象的な曲調となっており、視聴者を物語へと引き込む効果を発揮している。第3期の盛り上がりを予感させる楽曲と言えるだろう。
ED(エンディング):佐伯ユウスケ「One Way」(第1期)
佐伯ユウスケが歌う『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』第1期のエンディングテーマ。作詞・作曲・編曲は佐伯ユウスケが担当している。
「One Way」のエンディング映像は、サビ部分からの映像と最後の集合写真のメンバーが、各編が変わるごとに変更されているのが特徴だ。これにより、物語の進行に合わせたキャラクターの成長や関係性の変化が表現されている。
佐伯ユウスケは、前シリーズ『遊☆戯☆王SEVENS』でオープニングとエンディングの制作や声優として出演した経験を活かし、『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』の世界観やテンションを踏襲しつつ、自身のサウンドへのこだわりも詰め込んだという。
「息苦しく塞ぎがちな昨今ではありますが、肩の力が抜けて、どこかふわっと前向きになれるような。そんな曲になればいいなぁと願いを込めて作りました」と佐伯は語っている。
ED(エンディング):王道遊飛・王道遊歩「One Way -Fresh Pop Rearrange-」(第2期)
王道遊飛役の熊谷俊輝と、王道遊歩役の福島香々が歌う『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』第2期のエンディングテーマ。作詞・作曲・編曲は引き続き佐伯ユウスケが担当している。
「One Way -Fresh Pop Rearrange-」は、第1期のエンディングテーマ「One Way」をベースに、物語の新たな展開に合わせてアレンジされた楽曲だ。フレッシュな雰囲気のポップサウンドが、第2期の明るく前向きな空気感を表現している。
エンディング映像は前回同様、サビ部分からの映像と最後の集合写真のメンバーが各編ごとに変更されるのが特徴。新たに登場したキャラクターや、ユウディアスたちの絆の深まりが反映されている。
ED(エンディング):向井太一「Cosmos」(第3期)
向井太一が歌う『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』第3期のエンディングテーマ。作詞は向井太一とNOISEWAVE、作曲はNOISEWAVEとBalhallA、編曲はKonquestが担当している。
「Cosmos」は、物語終盤の盛り上がりに合わせた、壮大でドラマチックなサウンドが特徴だ。向井太一の力強くも繊細な歌声が、ユウディアスたちの最後の戦いへの決意を表現している。
エンディング映像では、第65話より登場メンバーの衣装が第8宇宙人中学校の制服に変更されている。これは、ユウディアスたちが地球での生活に馴染み、仲間との絆を深めていく様子を象徴しているといえる。
ED(エンディング):175R「旅立ちの唄」(第4期)
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目次 - Contents
- 『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』の概要
- 『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』のあらすじ・ストーリー
- ラッシュデュエル導入編
- 地下宇宙人居住区編
- 宇宙編
- 竜宮兄弟編
- ギャラクシーカップ編
- クァイドゥール編
- 『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ユウディアス・ベルギャー
- バリベルギャー
- 王道 遊飛(おうどう ゆうひ)
- 王道 遊歩(おうどう ゆあむ)
- ズウィージョウ・ズィル・ベルギャー
- エポック/上城 慧方子(かみじょう えほこ)
- ダマムー
- UTS
- 田崎 ギャリクソン(たざき ぎゃりくそん)
- 有栖川 ダビンゴ(ありすがわ だびんご)
- プリ崎 グル美(ぷりさき ぐるみ)/プリンセス吟遊詩人(ぎんゆうしじん)
- 御前乃 モンダイ(おまえの もんだい)
- 平 ゲイル(たいら げいる)
- 八木 トーリ(やぎ とーり)
- 巻 巻子(まき まきこ)
- 迷惑異星人監視機構・MIK
- 蒼月 マナブ(そうげつ まなぶ)
- ニャンデスター
- 七星 ランラン(ななほし らんらん)
- 竜宮 フェイザー(りゅうぐう ふぇいざー)
- 竜宮 トレモロ(りゅうぐう とれもろ)
- ホッテンマイヤ
- エナジーこぴこ
- 輝潮 アンジュ(きちょう あんじゅ)
- 鋼海 リーム(こうかい りーむ)
- 超波 カレン(ちょうは かれん)
- ロヴィアン盗賊団
- ゴーハ・ユウナ
- 霧島 ロヴィアン(きりしま ろう"ぃあん)
- カモス
- 大森 麺ジャブ郎(おおもり めんじゃぶろう)
- 真実 ネツゾー(しんじつ ねつぞー)
- ルーグ大王とその配下
- ザ☆ルーグ
- ザ☆セツリ/ザイオン
- 執事(しつじ)
- ザ☆模型田ムベンベ(ザ☆もけいだむべんべ)
- ザ☆イエティ雪男(ゆきお)
- ベルギャー星人
- ディノワ・ベルギャー
- ミューダ・ベルギャー
- デュッティ・ニーショウ
- クァイドゥール・ベルギャー
- ダークマター帝国
- ダークマイスター
- サビュアス
- ブリュエア
- ゼイエト
- フカムラ
- クヤムヤ
- 六葉町の住人(人間)
- 安立 マニャ(あたち まにゃ)
- 霧島 ロンドン(きりしま ろんどん)
- 六葉 アサカ(むつば あさか)
- 加山 バッドラブ(かやま ばっどらぶ)
- 栗本 マケル(くりもと まける)
- 一丸 ミランダ(いちがん みらんだ)
- ワープばあちゃん三姉妹(さんしまい)
- モブ子(もぶこ)
- ノムラトダマス
- アルフレッド
- 天道虫忍者(てんんとうむしにんじゃ)
- 兜虫忍者(かぶとむしにんじゃ)
- 蟷螂忍者(かまきりにんじゃ)
- セミ侍(せみざむらい)
- ナナフシ忍者(ななふしにんじゃ)
- 六葉町の住人(宇宙人)
- ボチ
- 合羽井 テル(かわい てる)
- 平森 みつ子(ひらもり みつこ)
- 鏑木 チュパ太郎(かぶらぎ ちゅぱたろう)
- 魔法羊女メェ~グちゃん(まほうようじょめぇ~ぐちゃん)
- ジャージ・デビルズ
- フィッシャー・須海(すかい)
- ヴィーナス・ガニ子(がにこ)
- 蒼月 マグト(そうげつ まぐと)
- 籠 たま子(かご たまこ)
- その他(地球以外の惑星)
- シューバッハ
- バリベルギャーCPT
- 未来のゴーハ市
- “アイツ“/王道 遊我(おうどう ゆうが)
- カイゾー
- 猫山 シュレディンガー(ねこやま しゅれでぃんがー)
- 上城 龍久(かみじょう たつひさ)/ルーク
- 蒼月 学人(そうげつ がくと)/ガクト
- 霧島 ロミン(きりしま ろみん)/ロミン
- 上城 大華(かみじょう はるか)/タイガー
- 西園寺 ネイル(さいおんじ ねいる)
- オーティス
- コンボイ 佐川(さがわ)
- ヌードル 宇宙子(そらこ)
- フィンガー 地下子(ちかこ)
- スイーツ 過去子(かここ)
- フラッシュ 海深子(うみこ)
- 『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』の用語
- 六葉町(むつばちょう)
- ラッシュデュエル
- UTS(宇宙人トラブル相談所)
- MIK(迷惑異星人監視機構)
- アースダマー
- ベルギャー第8惑星
- エースモンスター
- ギャラクティカ・オブリビオン
- エターナル・ギャラクティカ・オブリビオン
- ジョインテック・レックス
- 真紅眼の激速竜(レッドブート・ブーストドラゴン)
- 碧牙の爆速竜(ブルー・トゥース・バーストドラゴン)
- 碧牙の超越爆速竜(ブルー・トゥース・エンスハンド・バーストドラゴン)
- ヴォイドヴェルグ・レクイエム
- ヴォイドヴェルグ・エリジウム
- ヴォイドヴェルグ・クリュサオル
- サイコロの大天使
- サイコロの大悪魔
- サイコロの大剣士
- 『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 王道遊飛「ライフポイントがたとえ100まで下がったっていいんだよ。相手のライフポイントを0にすれば、デュエルは勝ちだからな!」
- 上城 龍久(かみじょう たつひさ) / ルーク「ネコって、うどん好きなのか……フ、何だかアイツみたいだな……」
- 王道遊歩「さよなら遊我。私のずっとずっと未来の……可愛い子…… 」
- 『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 初心者のキャラクターが必要だった為に誕生した宇宙人の主人公
- 主演声優の演技の成長に力を入れている『遊☆戯☆王』シリーズ
- 第15話「ジャージを着た悪魔」(2022年7月10日放送回)で高橋和希の追悼テロップを発表
- 『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):フレデリック「蜃気楼」(第1期)
- OP(オープニング):BRADIO「ソウル・ギャラクシー」(第2期)
- OP(オープニング):オーイシマサヨシ「デュエルしようぜ!」(第3期)
- ED(エンディング):佐伯ユウスケ「One Way」(第1期)
- ED(エンディング):王道遊飛・王道遊歩「One Way -Fresh Pop Rearrange-」(第2期)
- ED(エンディング):向井太一「Cosmos」(第3期)
- ED(エンディング):175R「旅立ちの唄」(第4期)
- ED(エンディング):七瀬彩夏「STAR RUSH」(第5期)