MOTHERシリーズのPSI・PKまとめ
『MOTHERシリーズ』は任天堂から発売された、コピーライターの糸井重里がゲームデザインを手掛けるRPGシリーズ。個性的なキャラクターやユーモラスなセリフ回し、当時のRPGでは珍しい世界観などから高い評価を得ている。
『MOTHERシリーズ』のキャラクターの中には「PSI」(サイ)という超能力を扱える者がいる。ファンタジー系のRPGにおける「魔法」に相当する力で、主に攻撃、回復、アシスト、その他の4種類に分類される。攻撃系のPSIは頭に「PK」がつくため、「PK」と呼ばれることもある。
『MOTHERシリーズ』の概要
『MOTHERシリーズ』は任天堂が発売した、コピーライターの糸井重里がゲームデザインを手掛けるコンピュータRPGシリーズである。初代の『MOTHER』は1989年7月27日にファミリーコンピュータ用ゲームとして発売。『MOTHER2 ギーグの逆襲』は1994年8月27日にスーパーファミコン用ゲームとして発売され、2つがセットになった『MOTHER1+2』が2003年6月20日にゲームボーイアドバンス用ゲームとして発売された。2006年4月20日にはゲームボーイアドバンスで『MOTHER3』が発売された。個性的なキャラクターと糸井重里による独特なセリフ回し、発売当時としては珍しい現代的な世界観から人気を集め、Wii UやNewニンテンドー3DSのバーチャルコンソール、Nintendo Switchの「スーパーファミコン Nintendo Switch Online」としても配信されている。
主人公の少年たちは「PSI」(サイ)と呼ばれる超能力を駆使して冒険し、地域や世界の危機に立ち向かう。シリーズを通して音楽が重要な要素となっており、『1』『2』では特定のメロディが物語の根幹に関わる。また『3』ではBGMに合わせてテンポよくボタンを押すことで敵に連続してダメージを与えることができる「サウンドバトル」としてゲームシステムに組み込まれている。
PSI・PKとは
『MOTHERシリーズ』に登場する「PSI」は、"サイキック"の略称である。ファンタジー系のRPGにおける「呪文」「魔法」に相当する超能力で、使用時には「PP」(サイコポイント)を消費する。キャラクターの残りPPがPSIの消費PPよりも少ないと、PSIを使用することはできない。PPは自然回復しないため、PPが減った場合はホテル等に宿泊する、回復アイテムを使用する、闘中に敵のPPを吸い取るなどの行動をとる必要がある。
すべてのキャラクターが使用できるわけではなく、パーティーメンバーの中にも使用できない者が存在する。また習得者もすべてのPSIを使用できるわけではなく、得手不得手がある。
基本的にはキャラクターのレベルが上昇することでPSIを覚えられるが、レベルアップと同時に覚えるとは限らない。『1』ではレベルアップした後で何回か戦闘を繰り返した後に覚えられることがある。『3』ではマップ上で突然体調が悪くなった後で、それが治ると同時にPSIを習得する。
PSIは攻撃系、回復系、アシスト系、その他の4つに分類される。攻撃系は文字通り敵にダメージを与えるPSI、回復系は体力やPP、状態異常を回復させるPSI、アシスト系は味方を有利にしたり敵を不利にしたりするPSI。その他のPSIはやや特殊で、マップ上を瞬時に移動したり、イベントで使用したりすることができる。
攻撃系PSIは名称の初めに「PK」がつく。そのためPSI、特に攻撃系PSIのことをPKと呼称する人もいる。ちなみにPKは"Psyco Kinesiss(サイコキネシス)"の略。
同一、または類似の効果を持ったPSIは名称が統一されて、末尾にα、β、γ、Ωなどのギリシア文字をつけて威力や効果の区別をつける場合がある。順番が後ろの文字ほど威力や効果が大きい。
『2』や『3』ではゲーム開始時に設定した「カッコイイとおもうもの」が名称に影響するPSIがある。これは主人公、または主人公に深い関わりのある者だけが使える専用のPSIであり、物語の中でも大きな役割を持つ。
『MOTHERシリーズ』の攻撃系PSI
PKビーム
使用者:アナ(『1』)
『1』に登場する、光線によって敵を攻撃するPSI。威力が高めで、燃費も悪くはない使い勝手の良いPSIである。
PKビームα
PKビームの基本技で単体攻撃。PKビームの中では最も威力が低い。
PKビームβ
PKビームαよりも威力が増した単体攻撃。
PKビームγ
相手のHPに関係なく敵単体を一撃で倒す効果があるPKビーム。単体攻撃。強力だがロボット、円盤、車などの生物でない敵、ボスには効かない。敵がγを使用してくることもあり、標的となった者は一撃で倒れてしまう。しかしグッズの「フランクリンバッヂ」を所持していれば敵に跳ね返せる。
PKビームΩ
全体に攻撃するPKビーム。威力も上昇しており、全体に約200のダメージを与えられる。
PKファイアー
使用者:アナ(『1』)、ポーラ(『2』)、クマトラ(『3』)
すべての作品に登場するPSI。手から飛び出した炎が敵を焼き尽くす。攻撃範囲が広いが、PP消費が大きく敵の耐性に左右されやすいという弱点がある。
PKファイアーα
PKファイアーの基本となる技。『1』『3』では敵全体が攻撃対象。『2』では前列か後列どちらかの敵全体にダメージを与える。また『3』ではまれに「体に火が残った」状態になり数ターン追加ダメージを与えられることもある。
PKファイアーβ
PKファイアーαよりも威力が増した技。攻撃対象はαと同じで『1』『3』では敵全体が攻撃対象、『2』では前列か後列どちらかの敵全体にダメージを与える。また『3』ではまれに「体に火が残った」状態になり数ターン追加ダメージを与えられることもある。
PKファイアーγ
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目次 - Contents
- 『MOTHERシリーズ』の概要
- PSI・PKとは
- 『MOTHERシリーズ』の攻撃系PSI
- PKビーム
- PKビームα
- PKビームβ
- PKビームγ
- PKビームΩ
- PKファイアー
- PKファイアーα
- PKファイアーβ
- PKファイアーγ
- PKファイアーΩ
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