Stellar Blade(ステラーブレイド)のネタバレ解説・考察まとめ

『Stellar Blade』とは、韓国のゲーム会社「SHIFT UP」が開発し、2024年にソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売されたPlayStation 5用アクションアドベンチャーゲーム。
​未知の侵略者であるNA:tive(ネイティブ)によって荒廃した地球を舞台に、降下部隊の生き残りである少女が人類救済のために戦う。
ハイスピードなコンボやジャストパリィなど、手に汗握る戦闘が最大の特徴だ。美麗なグラフィック、爽快なアクション、魅力的なキャラクターが高く評価されている。

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『Stellar Blade』(ステラーブレイド)の概要

『Stellar Blade』とは、韓国のゲーム会社である「SHIFT UP」が開発し、ソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売されたアクションアドベンチャーゲーム。2024年4月26日にPlayStation 5版が、2025年6月12日にはMicrosoft Windows版が発売されている。本作は、世界的な人気を誇るスマホアプリ『勝利の女神:NIKKE』を手掛けたキム・ヒョンテがディレクターを務め、同社初となるコンシューマー向けタイトルとして大きな注目を集めた。
リリース直後から世界中で高い評価を獲得しており、母国で開催された2024年大韓民国ゲーム大賞では驚異の7部門受賞という快挙を成し遂げる。勢いは衰えることなく、世界累計販売本数は610万本を突破する異例のヒットを記録した。
物語の舞台は、未知の侵略者ネイティブによって人類が敗北し、地上を追われた近未来の地球。第7空挺部隊の兵士として地球に降り立った主人公のイヴは、地球最後の都市であるザイオン再興を目指す物資の回収屋のアダムや、第5空挺部隊のサポートエンジニアだったリリーと共に、ザイオンを守り地球を取り戻すための過酷な戦いに身を投じることになった。
圧倒的なグラフィックで描かれる重厚な世界観と、ハイスピードかつスタイリッシュな剣劇アクションが最大の特徴。精密な操作が求められる手に汗握るボス戦や、美麗なキャラクター造形の他、ゲーム内で入手可能な多彩なコスチュームによるカスタマイズ要素も、世界中のプレイヤーから支持される大きな魅力となっている作品だ。

『Stellar Blade』(ステラーブレイド)のあらすじ・ストーリー

協力者との邂逅編

第7空挺部隊の兵士イヴは、地球を蝕む怪物ネイティブを排除するため、仲間達と共に軌道コロニーから地球への降下作戦に参加した。当初は多くの兵士がいたが、大気圏突入直後にネイティブの襲撃に遭ったことで部隊は壊滅的な打撃を受け、仲間達は次々と命を落とす。絶望的な状況に陥ったイヴを救ったのは、地上で独り活動していた回収屋のアダムだった。彼はイヴに人類の最後の拠点である都市ザイオンの存在を明かし、協力してネイティブの脅威に立ち向かうことを提案する。

灯火を継ぐ者達編

アダムの導きにより、イヴは荒廃した大地を越えて人類最後の都市ザイオンへと辿り着く。ザイオンは廃墟と化した世界の中で、かろうじて鼓動を刻む人類の孤独な拠り所だった。イヴはザイオンの住人達と交流を重ねる中で、彼らが背負うあまりにも過酷な現実を目の当たりにする。かつて自分達が守るべき対象だと教え込まれていた存在の脆さと、懸命に明日へ生きようとする彼らの意志に触れ、イヴの心の中で確固たる感情が芽生え始めた。
ただ任務を遂行するだけの機械的な使命感ではなく、地球の人々の希望の光となるという強い決意だ。彼女はザイオンの地下深く、未知の古代技術が眠るアルテス・レボワの調査を開始する。真実を解き明かすことは、同時に自身の信じてきた世界を根底から揺るがす行為であったが、ネイティブの起源と地球の隠された歴史を突き止めるため、イヴは荒野の先へと探索の足を広げていく。

綻びゆく真実編

任務を継続するイヴは、地球を蹂躙する怪物達の頂点であり、全ての元凶とされるエルダーネイティブへと繋がる鍵、アルファ信号を追って更に危険な未踏の地へと踏み込んだ。
かつての人類が築いた都市の残骸や、深淵なる施設アビス・レボワの最奥で、彼女は目を疑うような記録を目撃することになる。そこに記されていたのは、絶対的な存在であるマザースフィアの教義を根底から覆すものだった。
​マザースフィアとは、人類の進化と宇宙開拓のために開発されたAIであり、同時に人類から女神のように信仰されるアンドロイド。ネイティブに対抗すべく地上へ空挺部隊を送り込んだ、いわば創造主である。​誰が人類で何が怪物なのかの境界線が溶け落ちていく恐怖の中、イヴは自分自身の体や記憶だけでなく、マザースフィアへの信仰に言いようのない違和感を抱き始めた。

偽りの楽園編

ネイティブの猛攻は、人類最後の都市であるザイオンをも飲み込んでいく。街は炎に包まれ、人々が守り続けてきた平穏な日常が無残に瓦解していく中、イヴは自身の存在こそが人類の未来を繋ぎ止める最後の欠片であることを痛感した。
ネイティブとの死闘の末、最終エリアであるネストの最深部に辿り着いた彼女を待ち受けていたのは、これまで苦楽を共にしてきた協力者のアダムだ。彼こそがネイティブの頂点に君臨するエルダーネイティブであったという衝撃の事実に、イヴは激しく動揺せざるを得ない。彼から突きつけられたのは、人類が滅びを待つだけの種族として消え去るか、ネイティブと融合して新たな生命へと進化を遂げるかというあまりに過酷な種の選択であった。

コロニーへの帰還(ノーマルエンド)

イヴはアダムの手を取ることを拒み、人類を脅かしてきた元凶であるエルダーネイティブを討つ道を選ぶ。死闘の末、かつての協力者であったアダムを自らの手で葬り、彼女は空挺部隊としての任務を完遂した。戦いの後、崩壊したネストから脱出したイヴとリリーの前に現れたのはマザースフィアだ。彼女に促され、2人は軌道コロニーへと帰還する船に乗るが、コロニーがあるはずの場所には地球を取り巻く何かが広がっていた。

失われた記憶の代償(バッドエンド)

アダムとの融合を受け入れ、人類の新たな可能性を切り拓こうとした決断が予期せぬ悲劇を招いた。新たな生命体へと進化したイヴの前に、エグゾスーツのプロビデンスに搭乗したリリーが合流するが、プロビデンスはコロニーからの戦闘指令を強制的に受信。リリーの意思を無視して暴走を始め、イヴへの容赦ない攻撃を開始した。イヴは死闘の末にエグゾスーツを打ち破るものの、機体から脱出する手段を持たなかったリリーは、そのまま命を落としてしまう。
悲劇はそれだけに留まらない。ネストから脱出したイヴの前に現れたマザースフィアは、ネイティブ根絶を目的としたEVEプロトコルの完了を告げて去るが、直後に今度はマザースフィアの手先となった空挺部隊が襲いかかる。マザースフィアは、制御を離れ欠陥品となったイヴを排除すべく、執拗に抹殺を図ってきたのだ。物語は、襲来した空挺部隊の兵士達をイヴがただ独りで全滅させたところで幕を閉じる。

記憶の創造(トゥルーエンド)

アダムとの融合を選択しながらも、旅を通じて築き上げたリリーとの信頼関係や地上で得た人の心が奇跡を起こす。マザースフィアの支配から脱却し、人類とネイティブの力を併せ持つ新人類へと進化したイヴは、襲い来るコロニーの軍勢を圧倒的な力で退ける。
彼女は最早誰かの操り人形ではなく、自分自身の意思でこの星の未来を紡ぐ存在となった。戦いが終わった後、彼女の傍らには守り抜いた仲間達の笑顔があり、廃墟となった地上には確かな再生の息吹が感じられる。これまでの記録に縛られるのではなく、自らの手で新たな記憶を創り出していく真の夜明けを象徴する結末だ。

『Stellar Blade』(ステラーブレイド)のゲームシステム

基本的な流れ

イヴがフィールドを探索している画像。

本作は、滅亡の危機に瀕した地球を舞台に、美しき兵士イヴを操作して戦う三人称視点のアクションアドベンチャーゲームである。ゲームシステムの核となるのは、ハイスピードな剣戟アクションと広大なフィールドの探索だ。プレイヤーは人類最後の都市ザイオンを拠点とし、各地に点在する未知のエネルギー源(ハイパーセル)を回収する任務に挑むことになる。ハイパーセルを都市へ持ち帰ることで、停止していたインフラが復旧して街が活気を取り戻し、新たな施設やクエストが解放されるなど、プレイヤーの探索が世界の発展に直接繋がっていくのが本作の大きな特徴だ。

ハイスピードアクションを導入した戦闘システム

イヴ(手前)が敵と対峙している画像。

本作の戦闘システムは、手に汗握る緊張感と圧倒的な爽快感が共存するハイスピード・アクションが最大の特徴だ。基本となるのは敵の攻撃を完璧なタイミングで受け流すパリィと、紙一重でかわすジャスト回避。成功すれば強力なカウンター攻撃を繰り出せるだけでなく、スキル発動に必要なエネルギーを蓄積できる。
蓄積したエネルギーを消費して放つベータスキルや、より破壊的な必殺技であるバーストスキルを組み合わせることで、強大な敵のガードを強引に打ち砕くダイナミックな攻防を楽しむことも可能。単にボタンを連打するだけでなく、敵の予備動作を見極め、適切なアクションを選択してコンボを叩き込むという、戦略性と反射神経の両方が試される奥深いバトルへと仕上げられている。

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