獣の奏者エリン(ラノベ・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『獣の奏者 エリン』とは、2009年1月から12月にかけてNHK教育で放映されたアニメ。架空の王国を舞台に、決して人に慣れないとされる獣と心を通わせることができる少女エリンが、国家の思惑に巻き込まれながらも生命の神秘を探究する姿が描かれた。原作は2006年に講談社より刊行された上橋菜穂子による小説『獣の奏者』。青い鳥文庫、講談社文庫からそれぞれ文庫化もされており、シリーズ累計部数は200万部を超えている。シリウスKCにて武本糸会により漫画化もされており、メディアミックスも盛んに行われている。
ウカル、トゥバ、ノラ、レッセ、オッセ、カセ、フセ
幼獣の頃からカザルムで育てられてきた王獣たち。ウカルはアルとつがいになった。
シノン
エサルが初めて心惹かれた王獣。エサルとともに20年ほどの年月をカザルムで過ごしている。
トッチ
ジョウンの飼い馬。エリンの稼ぎで払った種付け料で子馬を産んだ。
ノロ
ジョウンが飼っている山羊。
ユマ
カザルム学舎で飼われていた馬。年老いているが妊娠し、成長したジェシが出産に立ち会おうとする。
グッロ
ロランが飼っている馬。
チョイ
雑種犬。ジェシに助けられた。
『獣の奏者エリン』の用語
国
リョザ神王国
真王が治める国。
神話では、〈神々の山脈〉の向こうからやってきた金色の瞳の女性・ジェが王祖であるとされており、真王一族はジェの子孫である。
王国内は、真王が統治する真王領と、闘蛇軍を率いて真王を守る大公が統治する大公領に分かれているが、領民同士の反発感情が根強く、さまざまな軋轢が生まれている。
身分・職業
真王(ヨジェ/しんおう)
リョザ神王国を治める国王。王祖ジェより、代々女性のみが即位してきた。政治と行政を司り、王国の西側を統治している。
領内には山がちの土地が多いため、収穫量が安定しないという難点がある。一方で教育水準は高く、女性でも高等教育を受けられる者が一定数いる。
大公(アルハン/たいこう)
リョザ神王国の軍事を司どる重臣。闘蛇軍を率いて真王を守る役目を担っている。
権力は真王とほぼ同等で、王国の東側を統治している。
領内には水源が多く平野も多いことから、安定的に稲が収穫できる。一方で、教育水準は真王領より低く、ほとんどの領民は高等教育を受けることができない。女性の地位も低く、10代半ばで嫁ぐ者も多い。
獣ノ医術師
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目次 - Contents
- 『獣の奏者エリン』の概要
- 『獣の奏者エリン』のあらすじ・ストーリー
- 〈牙〉を死なせた母・ソヨンの処刑
- 蜂飼いのジョウンとの出会い
- カザルム学舎への入学
- 王獣・リランとの出会い
- エリンとリランの絆
- 霧の民ナソンの訪問
- 〈堅き楯〉の青年・イアル
- 真王ハルミヤ襲撃
- ハルミヤの死
- ダミヤの思惑
- 〈降臨の野〉での戦い
- 『獣の奏者エリン』の登場人物・キャラクター
- 重要人物
- エリン
- イアル
- ジェシ
- ソヨン
- トーサナ・ジョウン
- カザルム学舎
- コルマ・エサル
- ユーヤン
- トムラ
- カリサ
- カシュガン
- ヤッサ
- トッサ
- ロサ
- カッサ、メッサ
- ヌック、モック
- シロン
- 真王家
- セィミヤ
- ハルミヤ
- ダミヤ
- シィミヤ
- ミィミヤ
- リノミヤ
- オリヤ
- 大公家
- シュナン
- オラン
- ヌガン
- 大公妃
- ラマシク
- 〈堅き楯〉
- カイル
- オッサル
- ラギム
- ハガル
- アケ村
- ハッソン
- アッソン
- ワダン
- サジュ
- ソジュ
- オキ
- チョク
- トカラ村
- ツラナ
- チムル
- ヤラク
- ウハン村
- カマル
- コル
- アウル
- アマスル領
- ヨハル・アマスル
- ロラン・アマスル
- サリ
- ムハン
- クリウ
- トゥル
- ウラム
- オラ
- カッソム
- オミル
- ラーザ・オマ・カルダ
- ノズグラ
- オズグラ
- タムユアン学舎
- トサリエル(公)
- サマン
- タカラン
- ニイカナ
- ロム
- 真王領の人物
- ナミ
- トィヤラ・ソマヤ・アキザラク
- オウリ
- ユアン
- シリア
- オキマ・ルキン
- コルマ・ミカリ
- タユカム・サイラン
- ホクリ
- オラム
- オキ
- トキマ
- トーサナ・アサン
- ヤントク
- トキ
- キィノ
- ジンジ
- オグラン
- 大公領の人物
- ジキ伯サルマ
- オルク
- ユナン・ロカル・ラハル
- 霧の民
- ナソン
- エリンの祖母
- 長老
- 霧の大長老
- 残った人々(カレンタ・ロウ)
- リョザ
- ソヨン
- 神話に登場する人物
- オファロン王
- サコル
- ジェ
- リョザ
- ヤマン・ハサル
- オシク・ハサル
- その他
- ユイミヤ
- ヨナン
- オリ
- ターヤ
- ヤムリ
- チッキ
- マキム
- ユジ
- アイナ
- ヨシ
- ポッチ
- ユナカ
- ヤムキ
- 動物
- リラン
- エク
- アル
- ルル
- ルーク
- サワン
- カル
- ミナ
- ウカル、トゥバ、ノラ、レッセ、オッセ、カセ、フセ
- シノン
- トッチ
- ノロ
- ユマ
- グッロ
- チョイ
- 『獣の奏者エリン』の用語
- 国
- リョザ神王国
- 身分・職業
- 真王(ヨジェ/しんおう)
- 大公(アルハン/たいこう)
- 獣ノ医術師
- 教導師
- 〈堅き楯〉(セ・ザン)
- 動物
- 闘蛇(とうだ)
- 〈牙〉
- 王獣(おうじゅう)
- 獣ノ医術の用語
- 特滋水(とくじすい)
- 音無し笛(おとなしぶえ)
- 王獣規範
- 民族・集団
- 霧の民(アーリョ)/戒律ノ民(アォー・ロゥ)
- 〈血と穢れ〉(サイ・ガムル)
- 『獣の奏者エリン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ソヨン「エリン、生きて、生きのびて、幸せにおなりなさい」
- エリン「この世に生きるものが、なぜ、このように在るのかを知りたいのです」
- セィミヤ「遠いものだからこそ、異なるもの同士だからこそ、互いに手を伸ばさなねば始まらない」
- 『獣の奏者エリン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- アケ村のシーンはほとんどがアニメオリジナル
- ワンシーンのイメージから生まれた物語
- エリンの親友・ユーヤンのモデルは著者の友人
- エリンが命を落とす原作のラスト
- 『獣の奏者エリン』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):スキマスイッチ「雫」(1話 - 14話、16話 - 30話、総集編1話 - 10話)
- OP(オープニング):元ちとせ「雫」(31話 - 34話、36話 - 50話)
- ED(エンディング):cossami「After the rain」(1話 - 29話、総集編1話 - 6話)
- ED(エンディング): 松たか子「きっと伝えて」(30話 - 49話、総集編7話 - 10話)
- 挿入歌:cossami「ララリラ ラリラ」(1話、2話、9話、11話、18話、19話、22話、26話、36話)
- 挿入歌:cossami「青い星」(4話、6話、9話、13話 - 15話、19話 - 21話、23話、25話、26話、29話、33話、43話、44話、48話(インストゥルメンタル))
- 挿入歌:麻亜奈「夜明けの鳥(ボーカル・ヴァージョン)」(10話、40話(インストゥルメンタル)、46話)
- 挿入歌:星井七瀬「夜明けの鳥(アカペラ・ヴァージョン)」(21話)
- 挿入歌:内田直哉、星井七瀬「蜂飼いの歌」(第12話)
- 挿入歌:花輪英司「嘆きの歌」(24話、42話、48話、49話)
- 挿入歌:萩原慎太郎「大罪の唄」(32話、41話、48話)