血界戦線の流派・必殺技・武器・能力まとめ

『血界戦線』とは、漫画家の内藤泰弘による漫画、およびそれを原作としたアニメ・小説などのメディアミックス作品を指す。異界と人界が混ざりあい、さまざまな超常現象・超常犯罪が跋扈する街「ヘルサレムズ・ロット」を舞台に、街と世界の均衡を守る為に暗躍する秘密結社ライブラの戦いを描く。作中では、さまざまな流派・必殺技・武器・能力が登場。コンセプトの「技名を叫んでから殴る漫画」に則って、一部を除き、ほとんどのキャラクターが技名を叫びながら戦う描写がされている。

機装医師リ・ガド/移動式医療ポッド

レオナルド(画像左の少年)の前にある丸型のポッドが、機装医師リ・ガドの移動式医療ポッド。

知能がある菌類こと機装医師リ・ガドが、移動を行う際に使用するポッドのこと。もともとはバスケットボールサイズの大きさであったが、HLに飛来してきた際に秘密結社ライブラの構成員であるレオナルドと衝突し、一部の装甲が壊れ剥がれた為、手のひらサイズの球体になった。なお、リ・ガド本人はミジンコサイズの菌類であり、レオナルドが持つ「神々の義眼」を通してようやくハッキリと姿が見えるほどの為、このポッドがない状態でHLを歩くのは死活問題となる。
細長い手のようなものに付随しており、これを用いて物を触ったり手に取ったりしている。

ウイルス術式抗生破壊砲フルドララドギグヒューペイザ―ガノン7000AR

画像奥の銃器がウイルス術式抗生破壊砲フルドララドギグヒューペイザ―ガノン7000AR。

機装医師リ・ガドが制作した武器。大砲に似た造りの武器ではあるが、リ・ガド自身のサイズにあわせて作られた為、サイズが小さい。レオからは「プラモにしか見えない」と評価された。威力もそこまでのようだが、リ・ガドと同じ菌類サイズの相手には充分な威力を誇る模様。作中ではリ・ガドが探していた病原菌ゲムネモに向けて使用され、無事にゲムネモに侵されていた異界の者でありレオナルドの友人であるリールを助けた。

病原菌ゲムネモ

知能がある病原菌で、魔導科学を使える。ゲムネモと敵対している機装医師リ・ガド曰く、「超危険菌物」(テロリスト)だという。作中では魔導科学を用いて、秘密結社ライブラの構成員・レオナルドの友人であるリールを魔改造した。魔改造されたリールの体内にはゲムネモが作った術式のかかった細胞が埋め込まれており、それが対象の生物(この場合はリール)の体内環境に対応しつつ増殖する事で、対象を巨大化させる。明確な巨大化のサイズは不明だが、作中でのリールはビルの何倍も大きくなり、世界最大級の個人といわれている異界の者のギガ・ギガフトマシフと同等のサイズにまで大きくなっていた。

血界の眷属

画像の赤い龍のようなオーラを発している小さな赤い人型の生き物が、血界の眷属の1人。

HLが誕生する以前から、人界に現れていた人類の敵。秘密結社ライブラ最大級の敵でもある。
「吸血鬼」に近しい存在ではあるが、実は人間を改造して作られた生物兵器だという。DNAに専用の呪文を直接書き込んで作ったとされる。誰が生み出したのか、なぜ生み出したのかといった点は明かされていない。また、あくまでも「吸血鬼」に近い存在であるだけなので、吸血鬼のように灰にしようが心臓に杭をさそうが倒す事は不可能。寿命も存在しないとされる。
常人以上の身体能力があるほか、変身能力や空間転移といった力を使える者もいる。呪術の扱いにも長けているらしく、実際に作中では血界の眷属の対策専門家であるエイブラムスに様々な呪術をかけていた。そのなかには、小国であれば国ごと滅亡させられる呪いもあるとの事で、作中屈指の呪術使いでもある。
なお、人類の敵とはいえ、なかには様々な事情から人間に好意的な者達もいる模様。

十三人の長老(エルダーズサーティーン)/長老級(エルダークラス)

長老級の血界の眷属であるヴァルクェル・ロッゾ・ヴァルクトヴォエル・ギリカ。

超初期に人界に現れたとされる13人の血界の眷属。「緋き羽根纏いし高貴なる存在」という情報のみが人界には残されており、その姿形がどのようなものであるかを詳細に知る者はいない。血界の眷属の中でも抜き出た実力を持ち、一度人類が彼らの1人と戦った際には、戦闘艦船一隻が乗っ取られたとのこと。また、その際に船員343名を使って巨大な十字架を作って人類を挑発していた事も明かされており、人類に対して悪意ある存在である事は確かと推測される。
作中では、人界側が彼らと同等の力を持つ血界の眷属の事を「長老級」(エルダークラス)と呼び、そのほかの血界の眷属との差別化を図っていた。

真胎蛋(ツェンタイダン)

血界の眷属の最終自閉携帯。肉体が損傷した際に、人知を超えた再生能力で回復する為に使う。攻撃を加えると超高速の迎撃と反撃が行われる為、攻略は不可能に等しい。また、ただ攻撃しても倒す事はできず、回復を止めるには真胎蛋の周りに浮かんでいる複数の目を同時に潰す必要がある。

堕落王フェムト

画像右ページの1コマめと左ページ3コマめにいる仮面をつけた男が堕落王フェムト。

人類の領域を超越した魔術や能力があるとされる「13王」の1人。退屈を嫌っており、作中では度々暇にかこつけて生み出したHL中に魔物を放ったり時間制限で星ごと消滅できるアイテムを生み出して市場に流したりと、世界崩壊レベルの危機を生み出していた。しかし、それらの能力に関する詳細は全て不明。どのような仕組みでそれらが行われているかは明かされていない。そのほか、ありとあらゆる時空や次元に通じる事が可能。彼が退屈を嫌うのは、こうした生き物を遥かに超越した力を手にしてしまっているが為に、己が完全無敵の存在過ぎて日々が退屈になってしまう事にある。
なお、これだけの能力を持っているが、その正体が人間であるのか異界の者であるのかも不明だ。作中では、「1000年生きてる」「あらゆる魔導を練り上げる事が可能」「実は血界の眷属である」など様々な噂も立っていたが、いずれも真偽の程は不明のままだった。趣味を理由に魔術の奥義を極めて人外の力を手に入れた人物である事から、ファンの間では本作随一の「変人」として有名である。

戯技千鬼夜行(ノクトガルミーレデモニオラム)

大量の魔獣を一気に解き放つ技。
堕落王フェムトは作中で度々魔獣や魔物を作る描写がされており、様々な理由でHLやそのほか特定の場所に放つ事がある。この技は、そんな彼の特性を活かした技である模様。
魔獣の作り方は不明。なお、フェムトは朝ごはんを作る片手間に魔獣を生み出し、HL中に放った事もあった。その点を踏まえると、彼にとって魔獣を作るのは非常に簡単な事のようで、大量の魔獣を生み出し解き放つのも簡単な事だと推測できる。

戯技携帯這混沌(ノクトガルモビルセルチェルケイオ)

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