血界戦線 / Blood Blockade Battlefront / 血界戦線 & BEYOND / Blood Blockade Battlefront & Beyond

血界戦線 / Blood Blockade Battlefront / 血界戦線 & BEYOND / Blood Blockade Battlefront & Beyond

『血界戦線』は、内藤泰弘の読み切り漫画を基に生まれた、SF伝奇アクション漫画である。2010年から『ジャンプSQ』で連載を開始。その後、幾度もの連載先の移動を繰り返しながらも連載を続けている。舞台は異界と人界が入り混じった元NYの「ヘルサレムズ・ロッド」。そこで世界の均衡を守る為に暗躍する秘密結社「ライブラ」の日々を描く物語となっている。「技名を叫んでから殴る漫画」というコンセプトに加え、無法地帯なんでもアリな突飛な世界観と色濃い性別年齢人種豊かなキャラクター達に、多くの反響が寄せられている。

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血界戦線 / Blood Blockade Battlefront / 血界戦線 & BEYOND / Blood Blockade Battlefront & Beyondのレビュー・評価・感想

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10

惹き込まれてしまう大人向けの圧倒的なかっこよさ

漫画を原作としたのこのアニメは、アメリカのとある町を舞台に繰り広げられる世界を救う戦いと、それに巻き込まれる少年の物語。これだけ聞くとよくある話に聞こえるが、全くそうではない。

舞台は一夜にして異界と混じり合い、超常現象や事件が多発するようになった元ニューヨーク、現ヘルサレムズロットだ。この街の均衡を守るために、様々な能力を駆使して戦うライブラという秘密結社。それに巻き込まれる少年は過去に異界の事件に巻き込まれ、眼球が「神々の義眼」にされた少年である。

ストーリー展開は大体が1話から2話完結型で、それぞれのキャラが主役の話で進んでいくスタイルである。そのため間延びせず、気楽に観ることができる。
主役の少年を含めてライブラの全てのキャラクターが魅力的で、同じようなキャラが1人もいない。
アングラな雰囲気かと思いきや明るく、ギャグも多いため笑いどころ満載。しかしストーリーはシリアスなものもあり見ていて飽きない。

戦闘シーンのカッコ良さは言わずもがなで何度も見てしまうほどであり、1人1人能力が違うキャラがそれぞれの力を駆使して戦うシーンは、スタイリッシュで間延びせず大人でも思わず息を飲むだろう。さらに戦闘能力の描かれ方が美しく、映像美もあり目が離せない。
1話見たら次も見たくなる、まるで映画のようなそんなアニメである。

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8

世界観・作画・ストーリーと良い作品、ただ少しボリューム不足?

異世界と融合したニューヨークが舞台で、交通事故や爆発なんてしょっちゅう起こっているため、普通の人ならおかしいと思うことがそこでは日常になっているという非日常的な設定が面白いと思いました。また、シリアスかと思うとギャグ要素満載であったり、戦闘シーンでは「血」を主体とした技の数々がかっこよく、爽快感満載で見ていて気持ちがいい作品でした。また、OP・EDともにとてもすばらしい為ぜひ見てほしいです。この作品は特に戦闘シーンが熱くて、中でもクラウスによる「ブレングリード流血闘術」発動の詠唱がオシャレで、なんとも中二心を刺激するものとなっています。その技の中でも、敵を封印するシーンは鳥肌物で、作画の面でも素晴らしかったです。ただ少し不満点もあって、アニメは2期まであるのですが、その両方ともそれぞれのクールごとのボリュームが少し不足してしまっているように感じました。そのせいか、最終話を見た後も「結局これってなんだったんだ?」といった疑問が残ってしまうこともありました。確かにこうしたボリュームが少しだけ不足してしまっていると思うことはありますが、全体を通してはすごくいい作品で、個人的にも好きなので、ぜひ見てほしい一作です。

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8

10年連載してもまだまだ謎だらけ?ニューヨークが舞台のアメコミ風バトルアクション!

一夜にして異界と人界が合体してしまったニューヨークを舞台に、血液を操る戦闘員たちが日夜日常を守る戦いを繰り広げる、バトルアクション漫画です。
秘密結社ライブラに所属するメンバーそれぞれにスポットを当てた話もあれば、1年以上にわたって連載する長編もあり、読み応えのある作品となっています。
ライブラそのものは対吸血鬼に特化した戦闘員で構成されているのですが、ライブラは「天秤」という意味で、つまり旧ニューヨークの異常な日常を守るために何でもやります!というお話がほとんどです。
なので吸血鬼ばっかりでなく超能力者や宗教団体、ドラッグなど話のバリエーションは様々。おしゃれなニューヨークだったはずの街が一歩歩けば誰か死ぬ危険な場所になってしまっても生き抜く人は強いな…!と思わせてくれます。
作者の内藤義弘先生は、映画をイメージした構成で作られているそうで、納得。緻密な構成・ストーリーはまるで映画のシナリオを見ているようでした。
ある目的があって話がどんどんクライマックスへ進んでいく、という内容ではなく異常な日常を守る日々が切り取られている、といった構成になっているので何巻からでも読めるし、いつまででも連載ができます。2009年からの連載ですがまだまだ終わらない闘いの日々、みなさんチェックしてみてはいかがでしょうか。

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10

必殺技を大声で叫ぶ漫画

2010年からジャンプSQ.にて連載している作品です。
作者の内藤泰弘先生ご自身が「ただ必殺技をかっこよく叫ぶ作品」が描きたいということで誕生した作品です。
そのキャッチコピーの通り、登場人物の必殺技が厨二病をくすぐるようなかっこいいものが多く、見惚れます。
基本的に必殺技を放つシーンは見開きで、極太フォントサイズで描かれるのでとても目を引くので迫力が増しています。
作品の舞台は、ニューヨークベースの異世界です。
魑魅魍魎や超常現象が日常なので、毎回ショッキングな事件が舞い込み、その解決のために主人公たち秘密結社が力を合わせて奔走します。
秘密結社のメンバーはもちろん個性的で、見た目は厳ついけど優しい紳士や、この世のクズ要素を一塊にしたようなクズ、めちゃくちゃ強いママさんスナイパーなど、登場キャラクターも豊富です。
お話自体は1話で完結するものが多く、たまに長編も収録されているので、緩急がついていてとても読みやすい仕様になっています。
2015年に一度物語が惜しまれつつ完結しましたが、翌年2016年には第2シーズンとしてまた連載がスタートしました。
また、アニメ化もされており、豪華声優陣によって、必殺技がよりかっこよく叫ばれました。
是非原作、アニメ両方ともご覧いただきたい作品です。

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9

オムニバスな終末世界観

この作品は常にどこかで人類滅亡するような、あるいは世界壊滅するような危機が日常のように訪れる矛盾していてそれでいて平和のような危ないようなちぐはぐしたトリッキーのある面白さがあります。
主人公は目以外が平凡で非力だけど勇気のある少年「レオナルド・ウォッチ」で、彼がすむなんでもありな街「ヘルサレムズ・ロット」は毎日どこかでだれかが事件を起こし、それを彼が所属する集団「ライブラ」が解決に当たります。
が、基本的には人類が滅亡するような、あるいはそれにちかいパニックを引き起こすような事件ばかりなので一筋縄ではいかず、ギリギリな状況が毎回。それでも殆どが一話で終わることが多いのでどこか剣呑としています。やばかったような、そうでもなかったような。
そしてもう一つ、この作品の魅力として血液を媒介にしたド派手な必殺技が数多くあります。
「ライブラ」のリーダーである「クラウス」は拳とかなり凝固した血液の武装による盾や槍、封印術を使って様々な局面を対応します。
他のメンバーは足技と氷による搦手、重火器と雷による遠距離の一撃、炎と刀剣とワイヤー、風と槍と円月輪による近接戦闘など見ていて引き込まれるようなかっこいい場面がかなり多いです。
そして多くの必殺技、と言ったように作中でも大ゴマで様々な名前でそれぞれ乗っています。
こういったところに少年心が惹かれるものがあります。

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10

血界戦線を知らない方へ!

私の生涯一推しのアニメは血界戦線です!その続編の血界戦線&beyondも最高でした!作画は最高峰映像集団Gonzo!これ間違い!そのスタイリッシュな感性は秀逸!
突如ニューヨークに現れた異世界への大穴。異世界の住人達との共存に慣れ合っていく街並。どれもこれも、ハリウッド映画を彷彿とさせる設定と映像!崩落前からその存在を囁かれていた強大すぎる吸血鬼ブラッドブリード!この吸血鬼達を主軸にして、異世界の住人達とのドタバタが痛快かつカッコよすぎる映像で心を鷲掴みにされるのであります。神々の義眼をもつことになった主人公レオナルドウォッチの所属する秘密結社ライブラメンバーの必殺技がカッコよすぎる!技の名前を叫んでから殴ると呼ばれる攻撃の数々は、子供達が戦隊ゴッコで遊ぶには難しすぎる技の名前。まんまドイツ語であったり、とにかく長い!また、そこがカッコ良さであり、大人の魅力なわけなのです!一話完結のオムニバスななか主軸になる絶望王の話からの最終話は涙がとまりませんでした。op曲のHello worldは、異世界となったニューヨークのいつもの朝があけたような映像がbump of chickenの歌声と相まって血界戦線の世界感にピッタリでした!
まだ、血界戦線を観てないかたは、是非ごらんあれ!

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9

面白さしか詰まってない。

まず技名が格好いい、それだけでこの作品に引き込まれる要素がある。また、ファンタジーテイストだが、舞台はちょっと色々あって変わってしまったニューヨークであり、抵抗なく世界観に入り込むことができる。それもまたこの作品の素晴らしい点だ。
主人公はどこにでも居ると言うには肝が座りすぎてる優しい青年レオナルドウォッチ。彼のキャラクターが私は本当に好きだ。時に涙を流し、鼻水を垂らし、到底格好いいとは言えない姿になりながらも前に進んでいくレオナルドに何度励まされただろう。どんなに辛い時も妹を想う優しい兄であることを辞めないレオナルドはどんな超人にも負けないヒーローだ。
そしてこの作品の個人的No.1凄い所は、アニメも漫画も最高に面白い所だ。アニメ一期はアニメオリジナルキャラクターがいて、しかも彼等はアニメ血界戦線の主要キャラだ。原作を読んでいた私もハラハラドキドキしながら録画したアニメを観ていたのをよく覚えている。アニメになっても損なわれないあの独特の雰囲気を是非味わって欲しいと思う。
日常に疲れた時、何だか何もかもが嫌になって苦しくなった時、ふと血界戦線を手に取りパラパラめくっていると心が軽くなった。現実逃避してみたくなったら手にとって読んでみてほしい、あり得ないぐらい可笑しくて素敵な世界が広がります!

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