マーカス・マーズ聖（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

世界会議の期間中、マーカス・マーズ聖達五老星は、アラバスタ王国の国王ネフェルタリ・コブラに謁見を申し込まれる。マーズ聖達は謁見の申し入れを受け、”虚の玉座”にてコブラと対峙した。コブラが聞きたかったのは、最初の20人の王の1人である、ネフェルタリ・リリィについての情報がないか、「Dの一族」とは一体なんなのか、ということだった。マーズ聖達はリリィについては何も知らないと語るだけだったが、「Dの一族」という名前を聞いて雰囲気をピリつかせた。するとそこへ、イムが現れた。コブラがいる状態でイムが姿を現したことに、マーズ聖達は珍しく動揺の色を見せる。そしてイムの姿を見た瞬間、コブラの命を取ることが決定した。イムの存在は世界のタブー。それを知るものは生かしてはおけないのだ。マーズ聖達は、コブラに対して銃や刀を抜く。

”虚の玉座”には、革命軍のNo.2のサボも潜伏していた。異常事態であることを感じたサボは、コブラが攻撃されると飛び出し、コブラを助けようとする。マーズ聖達は、サボの悪魔の実「メラメラの実」の攻撃を受け炎に包まれた。しかし次の瞬間、マーズ聖達は黒い異形の姿へと変貌していた。影のようなものを操り、マーズ聖達はサボとコブラ王を追い詰める。しかしコブラが囮となって立ちはだかったため、マーズ聖達はサボを取り逃がしてしまうのだった。

悪魔の実「ヒトヒトの実 モデル”ニカ”」の覚醒

主人公モンキー・D・ルフィの食べた悪魔の実「ゴムゴムの実」は、実は「ヒトヒトの実 モデル”ニカ”」という悪魔の実だったことが、ワノ国編で判明した。ニカはかつて存在したという太陽の神の名で、自由な発想をもって戦い、人々を笑顔にしたという。世界政府はこの「ゴムゴムの実／ヒトヒトの実 モデル”ニカ”」を危険視しており、800年前からずっと世界政府の管理下に置こうとしてきた。しかしただの一度もこの悪魔の実を管理下に置くことができなかった。

マーカス・マーズ聖達は、ルフィを確実に倒すために、天竜人直属の諜報機関「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」を使ってあらゆる手を打った。一度はルフィを追い込むことに成功したが、それをきっかけにルフィが覚醒し、ニカの能力を使えるようになってしまった。さらにルフィはニカの力を使って、当時四皇で世界最強とまで言われた海賊・百獣のカイドウを倒してしまう。マーズ聖達の計画は全て裏目に出てしまったのだ。

せめてニカの存在だけでも隠そうと、マーズ聖達は隠蔽工作を試みるが、世界経済新聞社はマーズ聖達の命令をきかず、ルフィの覚醒した姿を世界中にばらまくのだった。

ルルシア王国消滅

マーズ聖達は、ネフェルタリ・コブラがサボによって殺害されたと世界に大きく知らせた。このニュースは革命軍やルフィ達、各所に大きな衝撃を与える。

一段落したマーズ聖達五老星の元にイムから電伝虫で連絡が入った。それは世界一の天才科学者Dr.ベガパンクの造った「マザーフレイム」という兵器を使ってみたいというものだった。イムはルルシア王国という聖地マリージョアからほど近い場所を選び、その「マザーフレイム」を使用した。ルルシア王国には何の因果かマーズ聖達から逃れたサボも潜伏していた。サボはその頃船上におり、何事もなかったが、ルルシア王国が天から降り注ぐ巨大な光の柱に包まれて姿を消す様を目撃したのだった。

未来島エッグヘッド

ワノ国を出た麦わらの一味は、次の島である未来島エッグヘッドに到着した。そこは世界一の天才科学者Dr.ベガパンクがいる島だった。ベガパンクは世界政府に雇われている身であるが、世界政府に逆らって世界の秘密を知ってしまった。マーズ聖達「五老星」はやむを得ずベガパンクを暗殺することにする。しかしルフィ達がベガパンクに味方をし、ベガパンクの暗殺は失敗。「五老星」の1人であるジェイガルシア・サターン聖が海軍本部大将・黄猿（本名：ボルサリーノ）を連れて直々にエッグヘッドにやってきて、ようやくベガパンクを殺害することに成功した。しかしベガパンクは自身の命が尽きた時に自動的に世界に何かを発信する用意をしていた。その内容はおそらく「五老星」にとって都合の悪いものだった。そこでサターン聖はマーズ聖達を含む他の「五老星」をエッグヘッドに召喚。マーズ聖はその姿を怪鳥「以津真天（いつまで）」へと変化させ、ベガパンクの放送を阻止するために動き出した。

マーズ聖はベガパンクの放送が発信されていると思われるエッグヘッドの上層部・研究層（ラボフェーズ）へと舞い上がり、シールドを破って侵入する。そこでつい先刻まで麦わらの一味の剣士ロロノア・ゾロと戦っていた「CP-0」の諜報員ロブ・ルッチの元へ行った。マーズ聖はルッチから情報を聞き、その情報の詳細さに賛辞を送る。しかしルッチが相棒のカクの命だけは助けてほしいという願いには「難しいな…虫など踏もうとして踏むものではない……！！！」と冷たく言い放ちその場を去った。マーズ聖はベガパンクの分身「猫（サテライト）」の1人でありながらベガパンクを裏切って自分達のほうに味方についていた「欲（ヨーク）」を見つける。そして「欲（ヨーク）」と共にベガパンクが世界に向けて映像を配信している電伝虫を悪魔の実「ノミノミの実」の能力で巨人族ほど肥大化したベガパンクの脳みそを格納している「パンクレコーズ」という格納庫の中で発見した。マーズ聖はその電伝虫を破壊したが、それはベガパンクが用意した偽の電伝虫だった。すぐさまマーズ聖は他の場所を探しに行くが、それもむなしく、ベガパンクの放送は始まってしまう。そんな中、「欲（ヨーク）」はついに電伝虫のある場所について思い当たる。それは突然エッグヘッドで暴れ出した
鉄の巨人の中だった。マーズ聖は他の「五老星」のメンバーと合流し、鉄の巨人を攻撃。鉄の巨人は海に沈み、ベガパンクのメッセージは途絶えた。マーズ聖はエッグヘッド島から逃げ出そうとするルフィ達を追いかける。そして口から炎を出し、ルフィ達が乗る巨兵海賊団の船を燃やそうとした。しかしそれはルフィによって阻まれる。脅威の防御力と再生力を持つマーズ聖を吹っ飛ばすしかないと考えたルフィは、麦わらの一味のコックであるヴィンスモーク・サンジと船大工のフランキー（本名：カティ・フラム）、そして悪魔の実「トシトシの実」の力で太陽の神”ニカ”の姿に変身した最悪の世代の紅一点ジュエリー・ボニーと連携する。マーズ聖はルフィの力に負け、遥か彼方の空へと吹き飛ばされてしまうのだった。

マーカス・マーズ聖の関連人物・キャラクター

五老星（ごろうせい）

CV：平野正人、緒方賢一、野田圭一、増谷康紀、園部啓一（左から順に）

世界政府の最高権力者である5人の老男性から成る組織。世界政府を作った最初の20人の王の末裔である天竜人（世界貴族）の最高位に当たる5人である。マーカス・マーズ聖もその1人。「空白の100年」や「Dの一族」など、世界の根幹を揺るがす秘密を知るものとされており、世界政府を脅かす存在に関して、時に非情な裁きをく下す。
五老星は異形の巨大な怪物に変身することができる。その中でシェパード・十・ピーター聖のモチーフが唯一横文字であることなどから、裏切り者ではないかとする考察がある。

ONE PIECE（ワンピース）の五老星まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

五老星（ごろうせい）とは、大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』に登場する5人の世界政府の世界政府最高権力者の総称。世界政府を作った「20人の王」の末裔である世界貴族”天竜人”の中でも最高位である5人の老人を指す。初登場から長らく名前は登場していなかったが、最終章に入り満を持して5人全員の名前が明かされた。
「空白の100年」や「Dの一族」など、世界に関する重大な秘密を知っており、世界の支配と秩序のために危険因子を徹底的に抹殺する決断を下す。

ジェイガルシア・サターン聖（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ジェイガルシア・サターン聖とは、海賊を題材とした少年漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。世界の秩序を守るために800年前に発足された世界政府の最高権力者・五老星（ごろうせい）の1人である。黒い帽子を浅くかぶった老男性で、左目の横に大きな傷があるのが特徴だ。五老星は初登場から長らく名前が登場していなかったが、原作漫画第1073話にて、初めてこのジェイガルシア・サターン聖の名前が明らかになった。「科学防衛武神」の役割を持つ。未来島エッグヘッドにて失態を犯してイムに粛清されて死亡した。

トップマン・ウォーキュリー聖（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

トップマン・ウォーキュリー聖とは、海賊を題材とした少年漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。世界の秩序を守るために800年前に発足された世界政府の最高権力者・五老星（ごろうせい）の1人である。顔や身体が全体的に丸っこく、額にあざがあるのが特徴。「法務武神」という役割を持つ。五老星のメンバーの名前はウォーキュリー聖を含めて、初登場233話以来20年以上明かされていなかったが、第1086話についに明らかになった。

イーザンバロン・V・ナス寿郎聖（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

イーザンバロン・V・ナス寿郎聖（イーザンバロン・ブイ・ナスじゅろうせい）とは、海賊を題材とした少年漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。世界の秩序を守るために800年前に発足された世界政府の最高権力者・五老星（ごろうせい）の1人である。五老星の中で唯一和装に身を包んでおり、帯刀している。丸メガネと坊主頭も特徴。「財務武神」という役割を持つ。キャラクターモデルは、インド独立の父と呼ばれている宗教家、政治指導者であるガンジー（マハトマ・ガンディー）だと言われている。

シェパード・十・ピーター聖（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

シェパード・十・ピーター聖（シェパード・じゅう・ピーターせい）とは、海賊を題材とした少年漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。世界の秩序を守るために800年前に発足された世界政府の最高権力者・五老星（ごろうせい）の1人である。五老星の中で唯一金髪で、肌もやや色黒。濃い臙脂色のスーツを着たダンディーな人物だ。「農務武神」という役割を持つ。キャラクターモデルは、アメリカ合衆国第16代大統領のエイブラハム・リンカーンだと言われている。

イム

五老星の上に存在する謎の存在。マーカス・マーズ聖が仕える人物である。800年前世界政府を設立した20人の王の1人に、ネロナ家のイム聖という人物がいるが、そのイムとマーズ聖達の仕えるイムが同一人物かは不明である。

イム（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

イムとは、『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。世界政府の最高権力者である五老星、そのさらに上にいる隠された世界政府の最高権力者である。誰も座ることが許されていない”虚の玉座”に座ることが許されている唯一の人物。世界会議（レヴェリー）編で初登場した。シルエットと不気味な目以外の描写はなく、セリフもないため、性別・年齢・容姿が一切不明。そのアンバランスなシルエットから、子供なのではないかと推測されており、名前である「イム」についてもネット上では様々な考察が存在する。

マーカス・マーズ聖の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

キャラクターモデルは板垣退助