ONE PIECE（ワンピース）のバロックワークス（B・W）まとめ

『ONE PIECE』（ワンピース）の概要

『ONE PIECE』（ワンピース）は、漫画家・尾田栄一郎が描く、海賊を題材にした少年漫画。主人公のモンキー・D・ルフィが、「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を見つけて海賊王になるまでの冒険を描く物語である。1997年に集英社の『週刊少年ジャンプ』で連載が開始され、人気は右肩上がりに上昇。日本だけでなく、世界中で愛される漫画作品となった。連載から25周年を迎えた2022年には、劇場版映画『ONE PIECE FILM RED』（ワンピース フィルム レッド）が大ヒット。日本国内の興行収入は197億円にも上った。

『ONE PIECE』には、個性豊かな1,000を超えるキャラクターが登場し、それぞれが夢や野望、理想などを持って己の道を突き進む。同じ目標を志す仲間や利害が一致する人間達が集まった様々な組織や会社も登場する。秘密犯罪会社・バロックワークス（B・W）もその1つだ。

バロックワークス（B・W）とは

バロックワークス（B・W）とは、少年漫画『ONE PIECE』（ワンピース）に登場する秘密犯罪会社の名前。元王下七武海のサー・クロコダイルが社長を務めていた。

会社の主な仕事は諜報、暗殺、盗み、賞金稼ぎで、最終目標は「理想国家の建国」。約2,000人の社員を擁しており、社員によっては翼とレイピアをあしらったドクロマークのシンボルが描かれた衣服を着用している。手柄を立てた社員は、理想国家の要人のポストが約束されていた。しかし、この「理想国家の建国」の実態は、偉大なる航路（グランドライン）の前半の海にあるアラバスタ王国の乗っ取りである。4年をかけたクロコダイルの周到な作戦と徹底した秘密主義のせいで、バロックワークスのアラバスタ王国乗っ取りは、世界政府も把握することができなかった。

社員はお互いの素性どころか本名も知らない。名前は社長も含めて全てコードネームだった。社長から直接司令を受ける13組のエージェントも全てコードネームで呼び合う。幹部は男女2組のペア。男性は「Mr.（ミスター）+ナンバー」で呼ばれ、数字が0に近いほど実力が高く、危険な任務が任される。その男性エージェントと組む女性エージェントは、曜日や祝日、記念日などの名前で呼ばれている。

社員はその実力によっていくつかのランクに分かれている。Mr.1からMr.5までのエージェントとそのパートナーを「オフィサーエージェント」と呼び、そのほとんどは悪魔の実の能力者だ。そしてその下が「フロンティアエージェント」。「フロンティアエージェント」の主な仕事は偉大なる航路の入り口で社員を率いて資金集めをすることである。さらにその下には「ビリオンズ」と呼ばれる、総勢200人の「オフィサーエージェント」の部下がいる。「ビリオンズ」は「フロンティアエージェント」と実力が同等で、「フロンティアエージェント」の候補でもある。虎視眈々と「フロンティアエージェント」の座を狙っている者もおり、「ビリオンズ」に暗殺される「フロンティアエージェント」もいる。一番下のランクは、「フロンティアエージェント」の部下である、総勢1,800人の「ミリオンズ」だ。

クロコダイルの作戦は順調に進んでいたが、ルフィ率いる麦わらの一味の介入で作戦は失敗。幹部は次々と麦わらの一味に倒され、社長のクロコダイルもルフィに敗北した。これによってクロコダイルの野望は打ち砕かれ、クロコダイルは王下七武海の権限を剥奪される。それと同時にバロックワークスは壊滅した。

アラバスタ編が終了後、扉絵連載「ミスG・Wの作戦名"ミーツバロック"」でクロコダイルや「オフィサーエージェント」が再登場。海軍から脱獄する様が描かれた。

ミスG・Wの作戦名"ミーツバロック"（ONE PIECE扉絵連載）のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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「ミスG・Wの作戦名"ミーツバロック"」とは、少年漫画『ONE PIECE』（ワンピース）の各話の扉絵を利用して描かれる、短期集中の連載「扉絵連載」の第八弾。本編42話と番外編1話の全43話で構成されており、単行本38巻から43巻に収録されている。アラバスタ王国を乗っ取るために、元王下七武海サー・クロコダイルが立ち上げた秘密犯罪組織・バロックワークス（B・W）のオフィサーエージェント（幹部）メンバーが、バロックワークス崩壊後にどうなったかを描いている。

『ONE PIECE』（ワンピース）のバロックワークス（B・W）のメンバー

社長・副社長

Mr.0／サー・クロコダイル

CV：大友龍三郎

秘密犯罪会社バロックワークス（B・W）の設立者にして社長。元王下七武海の1人である。王下七武海に加入した当時の懸賞金は、8100万ベリーだった。悪魔の実「スナスナの実」の能力を持ち、あらゆるものに乾きを与えることができる。顔を横切る大きな傷、オールバックの髪型が特徴で、分厚いロングコートを着ている。己以外の何者も信じておらず、自分に逆らったり役に立たないと判断した部下はすぐさま切り捨てる冷酷な男だ。

新世界編から6年前、「歴史の本文（ポーネグリフ）」を解読できるニコ・ロビンと協定を結び、バロックワークスを秘密裏に設立。「Mr.0」というコードネームで社員を操り、アラバスタ王国の乗っ取り計画を着実に進めた。周到な計画と徹底した秘密主義で、目的を隠し続けた結果、最終作戦が起こり、ルフィに敗れるまで、目的が世界政府に悟られることはなかった。この知力と統率力は海軍から強く警戒されており、大監獄インペルダウンを脱獄した後、19億6500万ベリーもの懸賞金が賭けられている。

サー・クロコダイル／Mr.0（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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サー・クロコダイルは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。元王下七武海の一人。秘密犯罪会社”バロックワークス（B・W）”を結成し、アラバスタ王国の乗っ取りを目論んでいた。しかし主人公モンキー・D・ルフィに敗れ、大監獄インペルダウンに収監される。その後義兄エースを助けにやってきたルフィに協力し、脱獄。マリンフォード頂上戦争へ参戦するなど活躍を見せた。ワノ国編が終わった後、道化のバギーが起ち上げた（と思われている）「クロス・ギルド」に所属している。

ミス・オールサンデー／ニコ・ロビン

CV：山口由里子

秘密犯罪会社バロックワークス（B・W）の副社長。Mr.0（サー・クロコダイル）のパートナーだった人物である。悪魔の実「ハナハナの実」の能力者で、身体のあらゆる部位を自由に咲かせることが可能。初登場時はルフィ達の敵だったが、アラバスタ編終了後、考古学者として麦わらの一味に加入している。

新世界編から6年前、「歴史本文（ポーネグリフ）」が読めるという理由からクロコダイルの協定を結び、「ミス・オールサンデー」というコードネームでバロックワークスとして活動を開始。ロビンは協定通り、最終作戦の際にアラバスタ王国の葬祭殿にある「歴史の本文」の内容をクロコダイルに共有した。しかしその「歴史の本文」にクロコダイルの望んでいた、古代兵器「プルトン」の場所が書かれていなかったため（本当は「プルトン」の場所は書かれていたが、ロビンがクロコダイルに嘘をついた）、協定違反としてクロコダイルに殺されそうになる。ロビンはクロコダイルに殺される可能性を考えていたため、対抗する策を練っていたが、クロコダイルを倒すには至らなかった。

ニコ・ロビン／ミス・オールサンデー（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ニコ・ロビン（ミス・オールサンデー）とは、『ONE PIECE』に登場する海賊である。
主人公・ルフィ率いる『麦わらの一味』の考古学者。ハナハナの実の能力者で、自由に身体の一部を咲かせる事ができる。
考古学の聖地『オハラ』の唯一の生き残り。8歳にして考古学者になり、ポーネグリフの解読を可能にした天才。現状、ポーネグリフを解読できる唯一の存在であり、物語の中で重要な役割を担っている。

オフィサーエージェント

「オフィサーエージェント」とは、Mr.1からMr.5までのエージェントとそのパートナーを指す。ほとんどが悪魔の実の能力者であり、重要な任務の時にしか動かない。

Mr.1／ダズ・ボーネス

CV：稲田徹

秘密犯罪会社バロックワークス（B・W）の「オフィサーエージェント」で、ミス・オールサンデー（本名：ザラ）のパートナーだった人物。本名はダズ・ボーネス。西の海では名の知れた殺し屋だった。悪魔の実「スパスパの実」の能力者で、全身の至るところを刃物に帰ることができる。

最終作戦「ユートピア作戦」から登場。アラバスタ王国の首都アルバーナで、麦わらの一味の剣士ロロノア・ゾロと戦い、敗れた。バロックワークス壊滅時に海軍に逮捕されて、世界政府所有の大監獄インペルダウンに送られる。インペルダウンにルフィが侵入してきた騒動に紛れ、クロコダイルと共に脱獄した。

ダズ・ボーネス／Mr.1（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ダズ・ボーネス／Mr.1とは、尾田栄一郎作『ONE PIECE』の登場人物。浅黒い肌に坊主頭の大柄な男。胸には「壱」の刺青を入れている。クロコダイルが経営していた「バロックワークス」の、最高幹部「オフィサーエージェント」であり、「Mr.1」のコードネームを与えられる。出身は西の海。異名は”殺し屋ダズ”。懸賞金は7500万ベリー。悪魔の実「スパスパの実」の能力者で、全身を刃物に変えることができる。大監獄インペルダウンでクロコダイルに脱獄を誘われ、その後は共に活動することになった。

ミス・ダブルフィンガー／ザラ

CV：水原リン → 橘U子

秘密犯罪会社バロックワークス（B・W）の「オフィサーエージェント」で、Mr.1（本名：ダズ・ボーネス）のパートナーだった人物。本名はザラ。「毒グモのザラ」という異名を持っている。悪魔の実「トゲトゲの実」の能力者で、全身のあらゆるところから鋭いトゲを出すことが可能。

最終作戦「ユートピア作戦」から登場。アラバスタ王国の首都アルバーナで、麦わらの一味の航海士ナミと戦い、敗れた。バロックワークス壊滅時に海軍に逮捕されて留置所に送られたが、ミス・ゴールデンウィーク（本名：マリアンヌ）らに助けられて脱獄。とある荒野で見つけた廃屋を脱獄仲間と共に改装し、「NEWスパイダーズカフェ」の経営を始めた。