ジャブラ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

唯一”殺し”が許可されている世界政府の諜報機関「CP9（シーピーナイン）」のロブ・ルッチ、カク、カリファ、ブルーノは、偉大なる航路（グランドライン）の水の都ウォーターセブンでの任務を終え、拿捕した麦わら一味の考古学者ニコ・ロビンと伝説の船大工トムの弟子フランキー（本名：カティ・フラム）を連れて、司法の島エニエス・ロビーに帰還した。ルッチ達の帰還を聞いて、ジャブラ、フクロウ、クマドリの3人も合流する。世界で唯一、歴史の本文（ポーネグリフ）を読めるロビンと、古代兵器「プルトン」の設計図を持つと思われるフランキーを捕まえ、長官のスパンダムは上機嫌だった。

しかし司法の島エニエス・ロビーは、その後何者かの襲撃を受ける。ルフィ達がロビンを、解体屋フランキー一家がフランキーを取り戻そうとエニエス・ロビーを攻めてきたのだ。ルッチ達が潜伏先にしていた、造船会社ガレーラカンパニーの船大工パウリー達も一緒だ。司法の島はできてから800年間、誰の侵入を許したこともない難攻不落の場所。スパンダムはルフィ達がさっさと負けてしまうだろうと安心していたが、事態は思っていたものとは正反対の方向に進んでいく。ルフィ達が谷底を挟んで、ロビンのいる長官執務室の目の前までやってきたのだ。ジャブラを含む「CP9」のメンバーは、スパンダムの命令で、司法の島で麦わらの一味を迎え撃つことになった。

ジャブラは最初、そげキングと名前を変えた麦わらの一味の狙撃手ウソップと戦っていた。しかし途中、建物が崩れて上階で戦っていた麦わら一味の剣士ロロノア・ゾロとカクが落ちてくる。ウソップとゾロ VS カクとジャブラ。ゾロがカクと戦っている間、ジャブラがウソップと戦った。ジャブラはウソップに対して戦う気はないと言い、戦意がない素振りを見せる。その言葉に油断したウソップが近づいた時、ジャブラは「気を許すな おれァ”狼”！！！油断させて………食い殺す」と言って牙を向いた。ジャブラは殺し屋として相手を瞬殺するというモットーを持っているが、言葉で惑わして相手を油断させるような手法は率先して使う。そうでなくてもジャブラの力はウソップの力を圧倒しており、ウソップはみるみる内にピンチに陥る。そこへ現れたのが、麦わら一味コックのヴィンスモーク・サンジだ。

選手交代となり、ジャブラとサンジの一騎打ちが始まる。ジャブラは得意の「鉄塊拳法」でサンジと戦った。両者一歩も引かずりといった戦況で、状況を一変させたのはジャブラの一言だった。ジャブラはサンジに対してロビンを侮辱する言葉を吐く。それがサンジの逆鱗に触れてしまい、ジャブラはサンジの新技「悪魔風脚（ディアブルジャンブ）」で追い詰められ、最後はサンジの高熱を帯びた右足で繰り出される必殺の蹴り技「画竜点睛（フランバージュ）ショット」で止めをさされるのだった。

扉絵連載「CP9の任務外報告」

ジャブラ達「CP9」がルフィ達に大敗を喫した後、彼らがどのような冒険をしたかが、扉絵連載「CP9任務外報告書」で語られている。

ルフィ達にかけられた、海軍の総戦力攻撃「バスターコール」のせいで、エニエス・ロビーは生存者0の焼け野原になってしまった。しかし「CP9」のメンバーはブルーノの持つ悪魔の実「ドアドアの実」の能力で全員助かることができた。しかし重症のロブ・ルッチだけが目を覚まさない。それに今回の失態を長官のスパンダムに擦り付けられた「CP9」のメンバーは、海軍から追われる身となってしまった。

ジャブラは裸同然で倒れていたカリファに服を貸し、意識のないルッチを背負う。そして海列車の線路の上を渡り、セントポプラという町へと向かった。ジャブラはそこで悪魔の実「イヌイヌの実 モデル"狼（ウルフ）"」の能力で狼に変身し、火の輪くぐりなどの大道芸をして金を稼いだ。他のメンバーも自分達の能力で金を稼ぎ、ルッチを医者にみせることができた。

やがてルッチが退院し、ジャブラ達は祝いにボーリングを楽しむ。そんな時、セントポプラに海賊がやってきた。ジャブラ達は海賊を返り討ちにしたが、徹底的に制裁を加えたことで町の人間に怖がられてしまう。それでも助けてくれたお礼にと花をくれた少女がいた。ジャブラ達は少女に別れを告げて、海賊の船でかつて修行をした故郷へと帰り着く。しかしそこにも海軍の追手が現れた。ジャブラ達は、故郷に問題は持ち込ませないとその場で海軍を返り討ちにした。そしてジャブラ達は奪った海軍の船で、どこかへ消えていくのだった。

CP9の任務外報告（ONE PIECE扉絵連載）のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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「CP9の任務外報告」とは、少年漫画『ONE PIECE』（ワンピース）の各話の扉絵を利用して描かれる、短期集中の連載「扉絵連載」の第十弾。世界政府の闇の諜報機関「CP9（シーピーナイン）」のメンバーが、司法の島エニエス・ロビーで主人公モンキー・D・ルフィに敗れた後、どうなったかを描いている。「CP9」のメンバーの中には、新世界編で再登場している者もおり、天竜人（世界貴族）直属の諜報機関「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」に昇格している。

新世界編

聖地マリージョア襲撃事件

新世界編に入り、聖地マリージョアで世界会議（レヴェリー）が開催された。世界会議は、4年に1度、世界政府に加盟する170近くある国の代表50国の王族が聖地マリージョアに集い、会議をするというもの。聖地マリージョアにはたくさんの王族やその家族や親族が集い、警備はいつもよりも何倍も厳重だった。そんな中、革命軍幹部による聖地マリージョア襲撃事件が発生する。革命軍No.2で参謀長のサボ、革命軍西軍隊長で悪魔の実「オシオシの実」の能力を持つ巨人・モーリー、南軍隊長でミンク族の発明家・リンドバーグ、北軍隊長で悪魔の実「ススススの実」の能力者・カラスの4人は、天竜人（世界貴族）の紋章「天翔ける竜の蹄」のモニュメントを破壊して宣戦布告。さらに聖地マリージョアの食糧庫を破壊して、鎖に繋がれた奴隷をできる限り解放した。マリージョアで暴れまわる革命軍の軍隊長と戦うのは海軍本部の大将でるイッショウ／藤虎とアラマキ／緑牛の二人。ジャブラは「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」の白い衣装に身を包んで、辺り一面消し飛びそうな戦いを仲間と見ていた。

ジャブラの関連人物・キャラクター

ロブ・ルッチ

CV：関智一

元「CP9」のメンバー。新世界編では、「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」に所属している。幼少期から戦闘訓練などの英才教育を受けており、13歳の頃には既に「CP9」に所属していた（ウォーターセブン編では28歳）。「闇の正義」を掲げ、任務遂行のためなら手段を問わない冷酷な性格している。「六式」は究極奥義の域に達しており、加えて悪魔の実「ネコネコの実 モデル"豹（レオパルド）"」の能力なども使って戦う。

ジャブラからは一方的にライバル視されており、何かと絡まれているが、ルッチのほうはあまり相手にしていない。

ロブ・ルッチ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ロブ・ルッチとは、『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。「CP（サイファーポール）」と呼ばれる世界政府の諜報機関に所属している。初登場はウォーターセブン編。造船会社ガレーラカンパニーの職人として登場し、その後「CP9」の諜報部員だったことが判明した。新世界編では、「CP」の中でも最上級機関「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」に所属している。幼い頃から英才教育を受け、13歳の頃には「CP9」に所属していたというエリート。「必要悪」という正義を掲げ、暗殺対象を確実に抹殺する。

カク

CV：置鮎龍太郎

元「CP9」のメンバー。新世界編では、「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」に所属している。ウォーターセブン編で登場した「CP9」の中で最年少の若さだが、リーダー的存在のロブ・ルッチに次ぐ実力を持っている。初登場時は悪魔の実の能力者ではなかったが、ウォーターセブンからエニエス・ロビーに帰還した際に悪魔の実「ウシウシの実 モデル"麒麟（ジラフ）"」を食べて能力者となった。麦わらの一味の狙撃手ウソップのように長い鼻を持っているため、麦わらの一味からよくウソップと間違えられる。悪魔の実を食べた当初は、能力をうまく使えず、コミカルな演出が増えた。

ジャブラからは一方的にライバル視されており、何かと絡まれているが、ルッチ同様、カクもあまり相手をしていない。

カク（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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カクとは、『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。「CP（サイファーポール）」と呼ばれる世界政府の諜報機関に所属している。初登場はウォーターセブン編。造船会社ガレーラ・カンパニーの職人として登場し、その後「CP9」の諜報部員だったことが判明した。非常に人気のあるキャラクターで、ウォーターセブン編連載当時は麦わらの一味に入る船大工候補の筆頭だったため、その正体に衝撃を受けたファンは多い。新世界編では、「CP」の中でも最上級機関「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」に所属している。

ジャブラの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「気を許すな おれァ”狼”！！！油断させて………食い殺す」

ジャブラは殺し屋として相手を瞬殺するというモットーを持っている。しかしそこに正々堂々と戦うという意志があるわけではなく、甘言を使って相手を惑わし、油断させた隙に攻撃を仕掛けるという戦法はよく使う。作中では、自分は本当は人殺しなどしたくない、や、実は麦わらの一味の考古学者のニコ・ロビンは生き別れた妹だ、など、様々な嘘を吐く。そんな言葉に油断して自分に近づいてきたウソップに不意打ちを食らわし、同時に「気を許すな おれァ”狼”！！！油断させて………食い殺す」という言葉を放った。一瞬の隙が死に直結するもとを思わせる迫力のあるセリフだ。

ジャブラの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

初期設定では名前は「シャキイン」