パッパグ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

パッパグの概要

パッパグとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、魚人族のはっちゃん・人魚のケイミーと共に「たこやき屋台船」で働いていたヒトデの男性である。パッパグは魚人島で流行しているファッションブランド「クリミナル」の社長兼デザイナーであり、デザイナーを目指しているケイミーにハマグリと引き換えにファッションに関する技術を教えている。パッパグは子供のころから自分を「ヒトデではなくヒト」だと思い込んでおり、勢いで人語を使用できるようになった。

パッパグのプロフィール・人物像

所属：リュウグウ王国
身長：50センチメートル
誕生日：9月21日
出身地：偉大なる航路 魚人島 リュウグウ王国
好物：ケイミーがくれるハマグリ
CV：塩屋浩三

パッパグは魚人島の中でも一等地である「ギョバリーヒルズ」に「クリミナル」の店舗兼自宅を構えている。「クリミナル」は高級ブランドで、魚人島を訪れてショッピングをしていたナミが「ちょっとまけなさいよ」とパッパグに訴えたところ、「（ナミたちは）恩人なんだからタダだ」と器の大きいところをみせた。ナミたちは「タダ」と聞くと海賊らしく店の商品をすべて持って行ってしまったが、パッパグは「容赦なしだな」と突っ込むだけにとどまっている。
パッパグは昔から自分の事を「ヒトデではなくヒト」だと思い込んでいたことで、「勢い」で人間の言葉をしゃべれるようになった。性格は怖がりである。

パッパグの能力

パッパグは昔から自分の事を「ヒトデではなくヒト」だと思い込んでいたことで、「勢い」で人間の言葉をしゃべれるようになった。

パッパグの来歴・活躍

人魚のケイミーと共に海獣に飲み込まれてしまったヒトデのパッパグは、「魚人島」を探して潜水艇で海中を探索していた「麦わらの一味」によって偶然助け出される。ケイミーはルフィたちにお礼としてたこ焼きをご馳走しようとしたが、その友達の「はっちゃん」は、「人攫い屋」のマクロ一味と「鉄仮面のデュバル」率いるトビウオライダーズの連合軍に拉致されたことが判明した。
ケイミーからはっちゃんの救助を頼まれたルフィたちだったが、その正体が「元アーロン一味の幹部」だと知ると、彼らと因縁の有ったルフィたちは当初救助を渋る。しかしナミの許可もあり、最終的には無事はっちゃんの救出に成功したのだった。

お礼として「麦わらの一味」にたこ焼きをご馳走したはっちゃん・ケイミー・パッパグは、魚人島を目指していたルフィたちに「シャボンディ諸島で船をコーティングしてもらう必要がある」ことを教える。そして「麦わらの一味」やはっちゃん達はシャボンディ諸島に住んでいるという、はっちゃんの知り合いのコーティング屋「レイさん」に会いに行くもあいにく留守だった。
「レイさん」の知り合いである「シャッキー」という女性から手掛かりを貰うと、ルフィたちは数人のグループに分かれて「レイさん」の捜索に当たる。しかし人身売買が横行しているシャボンディ諸島では「人魚」のケイミーは格好の商品であり、ケイミーは「シャボンディパーク」周辺で悪漢に誘拐されてしまうのだった。

パッパグは大慌てで船番をしていたサンジに連絡を取り、ケイミーの救助を依頼する。和解した「トビウオライダーズ」の情報網を元にケイミーの居場所を突き止めた一行は、「人間屋」でオークションにかけられそうになっているケイミーを助け出そうとする。しかし「天竜人」によってケイミーが買われてしまい、奴隷にされる寸前のところを、同じく「人間屋」で奴隷にされかけていたシルバーズ・レイリーが助け出した。
その後レイリーから様々な情報を教えてもらい、コーティングも請け負ってもらった「麦わらの一味」だったが、シャボンディ諸島に突如現れたバーソロミュー・くまの能力によって彼らはバラバラに飛ばされてしまうのだった。
ルフィは頂上戦争を経て、「麦わらの一味」のメンバーに「2年間修業してもう一度シャボンディ諸島に集合する」というメッセージを伝える。その感はっちゃんは義理として「サウザンド・サニー号」を海軍や海賊の手から護っていたが、大怪我を負って魚人島で療養することになる。たこ焼き屋が実質休業状態となったためパッパグやケイミー達も魚人島へと戻っていった。

2年後シャボンディ諸島で再集結を果たした麦わらの一味は、魚人島入国の際のトラブルでバラバラになってしまい、ケイミーは溺れていたルフィ・チョッパー・ウソップ・サンジを助けて介抱する。その後ケイミーはパッパグに「ハマグリを届ける」という日課を思い出し、ルフィやウソップと共にケイミーはパッパグの自宅兼「クリミナル」のショップがあるギョバリーヒルズへと向かった。
「クリミナル」の店舗ではナミが「商品が高い」と騒いでいたが、オーナーであるパッパグは「麦わらの一味には恩人だ。好きなものを何でも持っていけ」と器が大きい部分を見せつける。その後ほかの「麦わらの一味」のメンバーとの合流を目指していた一行はリュウグウ王国国王であるネプチューンに王宮に招待され、彼らの「友人」だったパッパグとケイミーも王宮へと招かれる。しかしそこでホーディ・ジョーンズ一派の画策する国家転覆計画に巻き込まれてしまうのだった。

ルフィたちによってホーディ一派が倒された後には、ケイミーや他の人魚たちと共に新しい冒険や向かうルフィたちを見送っていた。

パッパグの関連人物・キャラクター

ケイミー

ケイミーとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、魚人族のはっちゃん・ヒトデのパッパグと共に海上たこ焼き屋「タコヤキ8」で働いていた人魚の女性である。ケイミーはデザイナーを目指しており、ヒトデのパッパグにハマグリをご馳走することと引き換えに、ファッションに関する技術を教えてもらっている。パッパグ共々海獣に食べられていたところをルフィたちに助けられたことで、ケイミーたちは「麦わらの一味」と関わりを持つようになった。

ケイミーは助けてもらったお礼としてルフィたちにたこやきをご馳走しようとするが、友人の「はっちゃん」が「人攫い屋」のマクロ一味と「鉄仮面のデュバル」率いるトビウオライダーズの連合軍に攫われてしまったことが判明する。ケイミーはルフィたちにはっちゃんの救助を懇願するが、はっちゃんの正体がかつて東の海・ココヤシ村周辺一帯を支配していた「アーロン一味の幹部」だと分かると、いったんは渋る。しかしナミによる許可もあり、はっちゃんは無事救助されたのだった。

その後お礼のたこ焼きを振舞ったケイミー・はっちゃん・パッパグは、ルフィたちが魚人島を目指していることを知り、「船のコーティング」が必要だという事を教える。はっちゃんの友人で信頼のおけるコーティング屋の「レイさん」を探してシャボンディ諸島を散策していたルフィやケイミー達だったが、「人身売買制度」が横行しているシャボンディ諸島において人魚のケイミーは格好の商品であり、悪漢に攫われたケイミーは「人間屋」でオークションにかけられてしまうのだった。
危うく天竜人に奴隷として買い取られそうになったところを、同じく「人間屋」に捕まっていたシルバーズ・レイリーに救助された。

その後「麦わらの一味」は突如シャボンディ諸島に現れたバーソロミュー・くまの能力によってバラバラに弾き飛ばされてしまう。頂上戦争後レイリーの提案で「麦わらの一味」は「2年間各々が修行して再びシャボンディ諸島に集合する」ことになり、はっちゃんは義理として彼らの船「サウザンド・サニー号」を海軍や海賊の手から護っていた。しかし重傷を負ってしまった為に魚人島で療養することになり、たこ焼き屋が実質休業状態になったためにケイミーやパッパグも魚人島へ戻った。
2年後再集結を果たした「麦わらの一味」だが、魚人島入国の際のトラブルによりメンバーがバラバラになってしまう。ケイミーは溺れていたルフィ・サンジ・ウソップ・チョッパーを救出して、回復した彼らに魚人島を案内した。その途中リュウグウ王国国王のネプチューンによって王宮に招かれたことがきっかけで、ケイミーはホーディ・ジョーンズ一派が画策した国家転覆計画に巻き込まれていくのだった。

ケイミー（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ケイミーとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、魚人族のはっちゃん・ヒトデのパッパグと共に海上たこ焼き屋で働いていた人魚の女性である。海獣に食われていたケイミーをルフィたちが助けたことで、「麦わらの一味」と関わりを持つことになった。魚人島へ向かうために必須となるコーティング屋を探すために「麦わらの一味」と共に行動していたケイミーだが、シャボンディ諸島で攫われてしまい、奴隷として売りに出される寸前のところをシルバーズ・レイリーに救われた。

はっちゃん／ハチ

はっちゃんとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、「アーロン一味」の幹部として東の海・ココヤシ村一帯の支配を行っていたタコの魚人である。
子供の頃海を漂流していたシルバーズ・レイリーを救ったことがあり、彼との交流のおかげで「人間の中にのいい奴がいる」と認識していたことから、「魚人至上主義」であるアーロン達ほど深い人間差別意識は抱いていない。

ルフィによってアーロンが倒された後、「アーロン一味」は海軍に全員逮捕されてインペルダウンに護送されるが、はっちゃんは単独で護送船を抜け出し海中を通って故郷の魚人島を目指す。その途中海獣に食われていたケイミーを助けだした。その後ケイミーは再び人攫い屋「マクロ一味」に捕まってしまい、はっちゃんに助け出される。
その後紆余曲折の末子供のころの夢だった「たこやき屋」を開業することとなり、ケイミーと彼女の友人パッパグははっちゃんのたこ焼き屋で働くこととなった。

シャボンディ諸島周辺で「トビウオライダーズ」と「マクロ一味」の連合軍に捕まってしまうが、ケイミーの依頼を受けた「麦わらの一味」によってはっちゃんは救出され、ナミとも和解する。その後は「魚人島」へ行くために必須となる「コーティング」の職人「レイさん」を紹介したり、バーソロミュー・くまの能力によってバラバラにされた「麦わらの一味」の船を海軍や敵の攻撃から守るなど彼らに協力するようになった。

はっちゃん／ハチ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

はっちゃん／ハチとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、「アーロン一味」の幹部として東の海・ココヤシ村一帯の支配を行っていたタコの魚人である。かつてはフィッシャー・タイガー率いる「タイヨウの海賊団」に所属していた。ルフィらに敗れた後改心したはっちゃんは、人魚のケイミーと共にたこやき屋を営む。再会したルフィたちにコーテイング屋「レイさん」ことシルバーズレイリーを紹介したり、船番を務めるなど彼らに協力した。

パッパグの名言・名セリフ／名シーン・名場面

天竜人や「世界政府」の成り立ちについて解説をするパッパグ

ノリがいい性格で「ケイミーのペット」扱いをされているパッパグだが、以外にも博識である。シャボンディ諸島に上陸した際にはっちゃんが「天竜人がたとえどのような振る舞いをしていても見て見ぬふりをしろ」とルフィたちに警告を発していた。実際シャボンディ諸島内では天竜人達が好き勝手に振舞っており、パッパグはその状況を解説しているのである。
普段コミカルな表情を浮かべているパッパグが真剣に語っているからこそ、事の重大さがより伝わってくるような描写だ。またその後に発生した「ケイミーの誘拐事件」の際に激しく取り乱すパッパグなど、「奴隷制度」や「種族間差別」など重要な問題が露呈されたストーリーでもある。

パッパグの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

作中に登場した「クリミナル」ブランドのグッズ