ダンテ(デビル メイ クライ)とは【徹底解説・考察まとめ】

ダンテとは『デビル メイ クライ』シリーズに登場するキャラクターで、『1』~『3』では主人公を務め、『4』~『5』ではプレイヤーキャラクターの1人として登場する。表向きは便利屋「Devil May Cry」を営む男だが、本業は悪魔絡みの事件を解決するデビルハンターである。悪魔である魔剣士スパーダと人間の女性エヴァとの間に生まれた半人半魔で、二丁拳銃エボニー&アイボリーや、巨大な長剣リベリオンをはじめとした、様々な武器を使いこなし、悪魔も恐れるほどの凄腕の実力を持つ。

スパーダ

全てのシリーズに間接的に関わる中心人物。

ダンテとバージルの父親。2000年前、魔帝ムンドゥスによる人間界進攻の際、悪魔でありながら正義に目覚めて魔界に反旗を翻し人間界を救った伝説の魔剣士として語り継がれている。以降も人間界を見守るようになり、人間の女性エヴァと結ばれて双子の息子ダンテとバージルをもうけるが、突如ダンテ達の前から姿を消し、その後は生死不明となっている。

ダンテの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「Jack Pot!!(大当たり)」

『2』を除く全てのシリーズで使用されるシリーズを代表する決め台詞。

ダンテが強敵にとどめを刺す際やストーリーのクライマックス時に使っている台詞。「大当たり」を意味する言葉であり、『1』以降、シリーズを代表する決め台詞として扱われている。なお、唯一『2』でのみこの台詞を作中で言っていない。また、『4』ではダンテの代わりにネロがサンクトゥスとの戦いでとどめを刺す際にこの「Jack Pot!!(大当たり)」という台詞を言っている。

「もっと大切な、誇り高き魂だ!」

スパーダの意志を受け継ぐことを決意したダンテ。

『3』でバージルに対してダンテが告げた言葉。当初は自分の力を持て余し、気に入らないという理由でバージルに戦いを挑んでいたダンテだったが、レディとの出会いを経て、本当に大切なものが何かを理解したダンテは、正義の心に目覚めていく。そして、ひたすらスパーダの力を求め続けるバージルに対して、「俺達がスパーダの息子なら、受け継ぐべきなのは力なんかじゃない!もっと大切なーーー誇り高き魂だ!」 と告げたダンテは、スパーダの息子としてバージルを止めるべく最後の戦いに挑むのだった。

「楽しすぎて狂っちまいそうだ!」

『3』のキャッチコピーでもあり、『3』のダンテを象徴する台詞となっている。

『3』にてバージルとの死闘後、魔界から人間界に帰還したダンテは、レディと再会した際、彼女から「泣いてるの?」と聞かれる。「悪魔は泣かないもんさ」と呟くダンテだが、レディは「家族のために涙を流せる悪魔もいるのかも」とそっと告げる。その直後、2人の前に無数の悪魔達が襲い掛かってくる。それを見たダンテは「こういうノリは嫌いじゃないぜ!」と言いながらエボニー&アイボリーを構え、「楽しすぎて狂っちまいそうだ!」と叫び悪魔達を殲滅し始めていった。

「刺激があるから人生は楽しい」

退屈よりも刺激的な人生を好むダンテの性格を表す台詞となっている。

『4』で悪魔エキドナの「わらわの子と一体となり、平穏な余生を送れば良いものを!」という台詞に対して、「そういうお誘いなら……、パスだな。」「刺激があるから人生は楽しい。……そうだろ?」と返したダンテの台詞。悪魔狩りが退屈なルーチンワークに陥ることを避けるために、時折敵の攻撃をワザと受けることがあるほど刺激を好むダンテにとっては、平穏な余生は退屈に満ちたつまらないものと言える。

手に入れた魔具はその場で試すダンテ

初めて手に入れた魔具も難なく使いこなす、ダンテの天性の才能を表している。

ゲームを進めていると、新たに武器として使用可能になる魔具を入手することがあるが、ダンテは入手した魔具をその場で振り回すことが多い。その際、どのような魔具であるかをプレイヤーに見せると同時に、ダンテの圧倒的な戦闘センスを表すムービーシーンが流れるという、シリーズのお約束の1つとなっている。なお、『3』ではバージルもダンテと同じように、新たに入手した魔具をその場で試すシーンがある。

ダンテの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

元々は「トニー・レッドグレイブ」という名前の警察官の設定だったダンテ

元々初代『デビル メイ クライ』は、『バイオハザード4』のプロトタイプにあたる作品として開発されており、主人公もダンテではなく、「トニー・レッドグレイブ」という名前の警察官という設定となっていた。しかし、従来のシリーズとは異なるバイオハザードを追求した結果、アクション要素の面で「やりすぎた」と判断されたため、全く新しいタイトルとして『デビル メイ クライ』へと舵を切ることになったという経緯がある。なお、「トニー・レッドグレイブ」という名前は、『1』の小説版にて、ダンテが偽名として使用している。

シリーズの恒例行事となる串刺し

ダンテの強靭な肉体を表すシーンでもある。

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