モーガン（ONE PIECE）とは【徹底解説・考察まとめ】

モーガンの概要

モーガンとは、海軍第153支部の支部長で階級は大佐。斧手のモーガンという異名を持つ。カモメのマークと「Möwe」の文字がデザインされた金属製の顎ギブスに、右手の義手には異名の由来である斧型の武器を装備している。この右手は鉄柵を後ろの石壁ごと両断するほどの切れ味を持つ。また愛煙家でもあり、常に葉巻をくゆらせている。かなり色黒な巨漢で、短く刈り込んだ金髪が特徴。羽織っている海軍コートの背中には、通常とは異なり「正義」の文字が入っていない。さらに全体的に青い色合いでノースリーブと、従来の海軍コートのデザインとは異なっている。
本拠地であるシェルズタウンを恐怖支配していて、自分に逆らう者は容赦なく処刑する。

モーガンのプロフィール・人物像

所属：海軍
役職：海軍第7支部軍曹 → 海軍第153支部少佐 → 海軍第153支部大佐 → 除隊
異名：斧手のモーガン
出身地：東の海
誕生日：4月13日
年齢：42歳 → 44歳
身長：285cm
血液型：XF型
星座：牡牛座
好物：高級料理
CV：銀河万丈

昔は海賊と果敢に戦い、海賊に命乞いをするなら迷わず死を選ぶような誇り高い海兵だったが、クロネコ海賊団船長の百計のクロとの戦いで部下が皆殺しになる事件から人格が変わってしまった。この事件では自身も瀕死の状態だったが、命乞いすることなく啖呵を切ったことでクロに気に入られる。その後、クロは自分の死を偽装する計画にモーガンを利用する為、自身の部下であるジャンゴに命じてモーガンに催眠術をかけさせた。その結果、催眠術にかかったモーガンは、クロの身代わりを基地まで連れて帰ることとなった。
その功績から、モーガンは軍曹から一気に少佐へと昇進。しかし催眠術の後遺症からか、かつての誇り高い真っ当な海兵だった頃とは人格が変わってしまい、極めて横暴かつ尊大な独裁者となった。その後のモーガンは、海賊のように荒々しい性格で、口より先に手が出るタイプで自身に逆らう者には女子供関係なく死刑宣告をする。海軍という立場でありながらシェルズタウンの独裁者として君臨していた。
また、実の息子であるヘルメッポのことも、殴る価値もないバカ息子としか思っておらず、ルフィに殴られた尻ぬぐいを求めたヘルメッポを一蹴して殴り飛ばした。失脚後もヘルメッポを人質にして逃走し、モーガンを捕獲しようとしたヘルメッポをボコボコにするなど、完全なる毒親である。

モーガンの能力

斧

モーガンが「この腕ひとつでのし上がってきた」と断言するように、完全なる武闘派。右腕に埋め込む形で装着されている巨大な斧を武器としている。その切れ味は一振りしただけで近くにあったフェンスが真っ二つに切れる程だった。この描写から、『ONE PIECE』においてはじめて「飛ぶ斬撃」を披露した人物でもある。
しかし最初期のルフィには、ゴムゴムの能力を使わずにあっさりと打ち負かされてしまった。

モーガンの来歴・活躍

過去

モーガンは、当初は海軍第7支部に配属されていた誇り高い海兵だった。しかしクロネコ海賊団を追う任務の際、クロネコ海賊団船長である百計のクロたった1人により、部隊はモーガンを残して全員壊滅してしまった。モーガンも右手と顎を失い瀕死の状態だったが、そんな状況でも命乞いせず「殺すなら殺せ」と啖呵を切ったことでクロに気に入られる。その後クロは部下のジャンゴに命じ、モーガンに対して「クロを捕らえた」という催眠術をかけさせた。また同じように催眠術をかけた偽物のクロ（船大工のヌギレ・ヤイヌ）をモーガンに捕らえさせ処刑させた。
モーガンはその手柄と腕が認められ、海軍第153支部少佐に昇格し、その後大佐まで昇りつめたが、それに伴ってモーガンの性格は一変してしまう。催眠術の影響か、本来立派な海兵であったモーガンの性格は失われ、自分の地位や階級に固執するようになってしまった。

東の海編

モーガンは東の海のシェルズタウン編で初登場。当時はシェルズタウンにある海軍第153支部を統括する人物であり、自分の権力と暴力による恐怖政治で町を支配していた。親の七光りで威張り散らかして暮す息子ヘルメッポに対しても「殴る価値のないバカ息子」としか思っていない。ある日ヘルメッポは、賞金稼ぎロロノア・ゾロに嘘の約束をしたことで激怒した主人公ルフィから殴られてしまう。「親父に言いつけてやる」と逃げてきたヘルメッポはモーガン対して、ルフィの逮捕を嘆願。しかしモーガンは、「何で俺がてめぇの喧嘩の尻ぬぐいをしなきゃならねぇんだ」と逆に殴り飛ばした。そしてヘルメッポへの説教もほどほどに、「俺の権力の象徴」として長い年月をかけてようやく完成した自身の石像を起こさせるように部下に命じる。しかし、モーガンの偉大さを象徴するはずだった石像は、偶然そこに乱入したルフィによって大破させられてしまう。当然この事態に怒ったモーガンは、「あいつを捕まえろ、俺が殺す！！」と半狂乱になりながら叫んだ。そして部下にルフィを追わせながら、捕らえられていたゾロを解放しようとしていたルフィの協力者であるコビーを、部下に粛清させる。
その後ゾロと、奇跡的に致命傷を免れたコビーを確実に始末する為、モーガン自身も部下を引き連れて広場に赴いた。しかし再び乱入したルフィに妨害されてしまう。この失態に弱音を吐いた部下全員に「頭撃って自害しろ」という命令をくだし、ついに自身の手でルフィたちを処刑するために動き出した。しかし、モーガンと彼の息子のヘルメッポによって「コビーの夢である海軍を汚された」と基地に乗り込んできたルフィと、解放されルフィの傘下に入ったゾロに敗れる。そしてモーガンは、元部下によって拘束された。

扉絵連載「コビメッポ奮闘日記」

モーガンのその後については、扉絵連載である「コビメッポ奮闘日記」で描かれている。
今まで行ってきた権力の濫用が本部にバレたことで、モーガンは死刑判決を受け、本部に送検されることになった。しかし引き渡しの瞬間に海軍本部中将のモンキー・D・ガープを切りつけ、ヘルメッポを人質に脱走。だが逃亡の小舟の上でヘルメッポの「いつかあんたを超えてみせる」という決意を聞き、何か思うことがあったのかヘルメッポを解放し、以後の消息は不明。
ちなみに、モーガンに切られたガープは爆睡していたため、自分が切られたことにすら気づいていなかった。

モーガンの関連人物・キャラクター

ヘルメッポ

CV：永野広一

ヘルメッポは、東の海シェルズタウンの海軍第153支部の元司令官モーガン大佐の息子。海軍本部に所属する少佐で、海軍本部機密特殊部隊「SWORD」の隊員でもある。均衡のとれたすらっとした長身だが、ハの字型の太眉に長い下まつげ、ケツ顎など個性的な顔立ちをしている。登場初期は金髪にキノコのようなボブ頭だったが、ウォーターセブンでの再登場時は髪はかなり伸び、オールバックにし、横長で変わった形のサングラスをしている。

シェルズタウンではモーガンの息子として、親の七光りで支部の海兵や町民に対して威張り散らかして暮らしていた。ある日、放し飼いにしていた狼をゾロに切り捨てられたことで怒り彼を逮捕。基地内の広場に磔にし、「1か月間飲まず食わずで過ごしたら解放してやる」と約束。しかし実際は、約束を守る気はなく、ルフィや町民の前で「3日後にゾロを処刑する」と宣言した。居合わせたルフィは激怒しヘルメッポを殴りつけ、ヘルメッポは泣きながら「親父に言いつけてやる」と吐き捨てて退散した。その後、父モーガンにルフィの逮捕を懇願するものの、突っぱねられてしまい、ゾロの刀を取り返しに来たルフィに盾にされたりと散々な目にあってしまう。最後には、モーガン共々ルフィとゾロに打倒されることとなる。モーガンは部下の海兵たちに拘束され、これまでの悪政が本部に明らかにされたことで、罪人として拘留されることになった。ヘルメッポの罪は問われなかったものの、父の威光は無くなり、そのままコビーと海軍に入隊し雑用として働くことになる。
その後、海軍中将であるモンキー・D・ガープがモーガンの身柄を引き取りに現れた。父との別れに泣きじゃくるヘルメッポだったが、モーガンはその場でガープを切りつけ、ヘルメッポを人質に逃亡する。ガープの副官であるボガードにより、ヘルメッポもろとも砲撃されそうになったが、コビーが身を挺し阻止。ガープも大砲を破壊したことで命拾いした。へルメッポも、自分の事さえ人質にする父とはここで決別することを決意し「いつかあんたを捕まえる」と啖呵を切って、コビーたちの元に帰還した。それからはガープがヘルメッポとコビーを預かることになり、共に海軍本部に栄転した。

ヘルメッポ（ONE PIECE）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

renote.net

ヘルメッポとは、集英社の発刊する『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。かつて東の海（イーストブルー）のシェルズタウンにある海軍第153支部を治めていたモーガン大佐の息子。初登場時は父親の権力を笠に着て好き勝手するどうしようもないバカ息子だったが、後に海軍に入隊。海軍本部中将モンキー・D・ガープの元で鍛錬に励み、海軍本部少佐にまで上り詰めた。同時期に海軍に入隊したコビーとは親友であり、海軍に入ってからは常に一緒に行動している様子が見受けられる。