ヘルメッポ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ
ヘルメッポとは、集英社の発刊する『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。かつて東の海（イーストブルー）のシェルズタウンにある海軍第153支部を治めていたモーガン大佐の息子。初登場時は父親の権力を笠に着て好き勝手するどうしようもないバカ息子だったが、後に海軍に入隊。海軍本部中将モンキー・D・ガープの元で鍛錬に励み、海軍本部少佐にまで上り詰めた。同時期に海軍に入隊したコビーとは親友であり、海軍に入ってからは常に一緒に行動している様子が見受けられる。
ヘルメッポの概要
ヘルメッポとは、集英社の発刊する『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。かつて東の海（イーストブルー）のシェルズタウンにある海軍第153支部を治めていたモーガン大佐の息子。
初登場時は大佐であるモーガンの権力を笠に着て、町に住む人に威張り散らしたり、海兵をまるで自分のもののようにこき使うなど、好き勝手するどうしようもないバカ息子だった。しかし主人公モンキー・D・ルフィがモーガンを倒したことで、モーガンの独裁が世間に明るみになりモーガンが逮捕される。その地位を追われた。ヘルメッポはその後海軍に入隊し、紆余曲折を経てコビーと一緒に海軍第153支部から海軍本部に異動。ルフィの祖父である海軍本部中将モンキー・D・ガープの元で日々鍛錬に励んだ。
ウィーターセブン編では、立派に成長した姿で再登場。海軍曹長に昇進していた。新世界編に入ってからは少佐に昇進しており、大佐になったコビーと共に機密特殊部隊「SWORD」に所属している。コビーとは親友になっており、常に二人一緒に行動している姿が見受けられ、四皇の一人”黒ひげ”マーシャル・D・ティーチにコビーが攫われた時は、涙を流して救出作戦の決行を訴えていた。
ヘルメッポのプロフィール・人物像
本名：ヘルメッポ
肩書き：海軍第153支部雑用→海軍本部雑用→軍曹→少佐、機密特殊部隊「SWORD」隊員
年齢：20歳 → 22歳
身長：179cm
出身地：東の海 シェルズタウン
誕生日：7月16日（七光りの息子）
星座：かに座
血液型：S型
好物：豪華なステーキ、キャビア
武器：ククリ刀（二刀流）
主な上司：モンキー・D・ガープ
笑い方：ひえっひえっひえっ
CV：永野広一
初登場時は、キノコのような大きなボブカットとケツアゴが特徴的な姿をしていた。父親・モーガンの権力を使って威張り散らしていたこともあって、ゲスな表情も多く、外見からしてどうしようもないバカ息子といった雰囲気を放っていた。体型はスラッとしているのにチンピラのような歩き方をしていたため、小物感もすごい。事実、モーガンの権力を笠に着て、町の人間に威張り散らしたり、海兵を自分のもののようにこき使うなどしており、何か気に入らないことがあったらすぐに「親父に言うぞ！」と脅しを使っている。父親にも殴られたことがなく、それは父親が自分のことを大事な息子と思っているからだと考えていたが、実際は殴る価値もないバカ息子だと思われており、少なからずショックを受けていた。
父親・モーガンが逮捕された後、海軍に入隊したが、入隊当初はそれまでの父親の権力を使った贅沢な生活が忘れられないのか、不真面目だった。しかし逮捕されたモーガン護送時にモーガンに対して「モーガン、俺はいつかアンタを超えてやる！いつかアンタを捕まえてみせる！待ってろよォ！！」と決意を語ってからは、懸命に努力をするようになる。ガープに鍛えられて実力をつけ、曹長に昇進。ウォーターセブンでルフィと再会した際は別れ際に「覚悟してやがれ！！お前らァ！！！今にドギモ抜いてやるぞ ひえっ ひえっ ひぇ！！！」と宣言しており、宣言通り新世界編ではさらに昇進し少佐になっている。髪型はオールバックに変更。肩ぐらいまで伸びた髪は後ろに流していたり、一つに束ねていることもある。また目には細長いサングラスをかけるようになった。
ヘルメッポの武器
ククリ刀
海軍本部に異動になり、ガープに鍛えられたヘルメッポは、2本のククリ刀を使うようになっている。ククリ刀とはインドの刀剣の一種であり、ククリナイフと呼ぶこともある。特殊な形状をした刃を持っているが、農作業、家事、狩猟など通常時に使う刃物。大きさはさまざまで刃渡りが1mを超すほど長大なものもある。ヘルメッポのククリ刀は戦闘用なので、ククリ刀の中では比較的刃が大きなものになると思われる。
ヘルメッポの来歴・活躍
東の海編
シェルズタウン
ヘルメッポは東の海（イーストブルー）シェルズタウンにある海軍第135支部を治める海軍大佐モーガンの子として産まれた。父親の権力を笠に着て、好き勝手に日々を過ごす、まさにバカ息子だった。
ある時、海賊を目指して船出をしたばかりの主人公モンキー・D・ルフィが、道中助けたコビーと共にシェルズタウンにやってきた。ルフィは当時シェルズタウンの海軍第153支部に捕まっていた”海賊狩りのゾロ”ことロロノア・ゾロの噂を聞きつけ、仲間にしようとシェルズタウンに立ち寄ったのだ。ヘルメッポは自分に歯向かったゾロを磔にし、一ヶ月そのまま耐え抜いたら釈放してやると約束をする。しかしそんなことは嘘であり、ヘルメッポは期日が来る前にゾロを処刑するつもりだった。それに怒りを覚えたルフィはヘルメッポをぶっ飛ばし、第153支部で大暴れ。モーガンを倒し、ゾロを仲間に引き入れた。
それをきっかけにモーガンは逮捕され、ヘルメッポも権力を失った。
扉絵連載「コビメッポ奮闘日記」
モーガンが逮捕された後、ヘルメッポはコビーと共に、海軍第153支部に雑用として入隊。その様子が描かれた扉絵連載「コビメッポ海軍奮闘記」では、掃除の間にタバコを吸ってサボったり、モーガンを倒したルフィに恨みを抱いている場面も見られた。
ある時逮捕されたモーガンが海軍本部に護送されることになる。ヘルメッポはコビーと共にモーガンを乗せた護送船に乗船。やってきた海軍本部中将のモンキー・D・ガープにモーガンを引き渡すのに立ち会った。この時ガープは犬の被り物をしており、名前もまだ登場しておらず、ルフィの祖父であることは明かされていない。
モーガンは一瞬の隙をついてガープに攻撃、ヘルメッポを人質に乗り小舟で逃走を図った。海軍は小舟を大砲で討とうとするがコビーはそれを阻止。ヘルメッポも乗っていることを訴えた。一方モーガンに連れて行かれたヘルメッポはモーガンと決別。何やら決意を述べ自力で護送船まで戻った。そしてヘルメッポとコビーはモーガンを逃してしまったことを悔し涙を浮かべて謝罪する。ガープはそんな二人を引き取り海軍本部で鍛えることにした。そしてヘルメッポはコビーと共に成長していくのだった。
この一連のストーリーは、TVアニメ第68話「頑張れコビー！コビメッポ海軍奮闘記」で描かれている。扉絵ではヘルメッポがモーガンに何と言って決別したか不明だったが、TVアニメでは、「アンタの言いなりになかなるもんか！俺は…俺の生き方は自分で決める！！」や「モーガン、俺はいつかアンタを超えてやる！いつかアンタを捕まえてみせる！待ってろよォ！！」などと言っている。
偉大なる航路（グランドライン）編
ウォーターセブンにて再登場
ウォーターセブンで再登場したヘルメッポ（左）とコビー（右）。
ルフィ達の船ゴーイング・メリー号は度重なるハードな旅のせいで激しく損傷。メリー号を修理し、船大工を仲間にしようとルフィ達はウォーターセブンという島を訪れた。そこで麦わらの一味ニコ・ロビンが世界政府諜報機関CP-9（シーピーナイン）に連れて行かれてしまい、ルフィ達はロビンを助けるために司法の島エニエス・ロビーを襲撃。ロビンを無事に奪還し、ウォーターセブンに戻って傷を癒やしていた。
そこへ現れたのがルフィの祖父であるガープだった。ガープの顔や名前が登場したのはここが初めてである。そしてヘルメッポとコビーも一緒に再登場した。
ガープは成長したヘルメッポとコビーをルフィに当てた。しかしコビーはルフィに、ヘルメッポはゾロにあっけなくやられてしまう。ルフィとゾロはコビーが名乗るとすぐにその存在を思い出したが、ヘルメッポが名乗っても二人はなかなかヘルメッポのことを思い出さない。ヘルメッポが悔しがりながら「あの時の！！七光りのバカ息子だ～～～！！」と叫ぶとようやくルフィとゾロはヘルメッポのことを思い出してくれた。ヘルメッポはコビーとルフィと一緒にしばし歓談し、その後ガープと一緒に帰っていく。その際に「覚悟してやがれ！！お前らァ！！！今にドギモ抜いてやるぞ ひえっ ひえっ ひぇ！！！」と宣言し、新たな成長を誓った。
マリンフォード頂上戦争に参戦
ルフィの義兄であり、四皇”白ひげ”エドワード・ニューゲート率いる白ひげ海賊団の2番隊隊長のポートガス・D・エースが海軍に捕まり、当時海軍本部があったマリンフォードで公開処刑されることが決まった。エースを助けようとルフィや白ひげ海賊団はマリンフォードに侵攻。海賊と海軍の総力をあげての戦争が勃発した。これをマリンフォード頂上戦争という。
ヘルメッポもコビーと一緒に戦争に参加。しかし初めて参加する大規模な戦争を前に尻込みをしてしまう。ヘルメッポは戦いの中で「見聞色の覇気」に目覚め苦しむコビーの側に寄り添い支えた。戦争終了後はヘルメッポの才能の開花を羨み、自身も必ず力をつけると意気込むのだった。
新世界編
世界会議で護衛として活躍
『ONE PIECE』の世界では4年に一度、聖地マリージョアにて大規模な会議がある。世界会議（レヴェリー）と呼ばれるその会議には世界政府に加盟する170の国の王が参加するのだ。マリージョアに向かう王族を乗せた船は海賊などに狙われるために海兵が護衛として派遣される。ヘルメッポはコビーと共にルルシア王国のコマネ王女を誘拐した海賊を討ち取る活躍を見せた。この時ヘルメッポは少佐に、コビーは大佐に昇進している。
ボア・ハンコック拿捕
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