リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』とは、アメコミ作品『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』を原作とした2003年公開のアクション・アドベンチャー映画。監督はスティーブン・ノリントン、主演はショーン・コネリー。20世紀を代表する名作文学の登場人物を集結させたクロスオーバー作品として話題となった。世界征服を企むファントムの陰謀にアラン・クォーターメインやネモ船長をはじめとする超人同盟が立ち向かう。

ヘンリー・ジキル博士(演:ジェイソン・フレミング)

吹き替え:内田直哉(ソフト版)/清水明彦(劇場公開版)/楠大典(機内上映版)

外科医を生業にする紳士。普段は気の弱い善良な男性だが内に秘める抑えがたい欲望に苦悩し、善と悪の人格を分離する薬を開発。もう一つの人格ハイド氏を生み出すが暴走し、イギリスを追われてしまう。自らの危険性からチームから距離を置き非協力的だったが、ノーチラス号沈没の危機にハイド氏と意思疎通を果たし、チームの危機を救う。仲間の存在がハイド氏との連携を可能にし、最終決戦ではチームの主戦力として活躍する。原作はロバート・ルイス・スティーヴンソン作『ジキル博士とハイド氏』。

エドワード・ハイド氏(演:ジェイソン・フレミング)

吹き替え:内田直哉(ソフト版)/清水明彦(劇場公開版)/楠大典(機内上映版)

ジキル博士が薬によって生み出したもう一つの人格。ジキル博士に眠る欲望を具現化したような荒々しく攻撃的な性格で、常人の数倍ある体格と怪力を併せ持つ。イギリスを追われパリで暗躍していたところをアランたちに捕らえられチームに加わる。当初は欲望のまま暴れまわろうとするも、気紛れか曲者揃いの仲間の存在によってジキル博士との意思疎通を果たし、チームの主戦力として活躍する。原作はロバート・ルイス・スティーヴンソン作『ジキル博士とハイド氏』。

ドリアン・グレイ(演: スチュアート・タウンゼント)

吹き替え:家中宏(ソフト版、劇場公開版)/咲野俊介(機内上映版)

東ロンドン埠頭の館に住む貴族。ミステリアスな美青年であり、その若く美しい容姿はかつて学生時代のアランがドリアンの講義に参加した頃と変わらないという。その正体は不老不死の存在であり、かつて醜く老いることを恐れたドリアンは肖像画に命そのものを捧げることで不死身の身体を得る。如何なる攻撃も通じない完全無欠の存在だが、唯一の弱点は全てを捧げた肖像画であり、これをMに奪われたことでアランたちを裏切る。最終決戦でミナと一騎打ちを繰り広げ、壁に拘束され肖像画を見せられたことで朽ち果ててしまう。原作はオスカー・ワイルド作『ドリアン・グレイの肖像』。

トム・ソーヤー(演:シェーン・ウェスト)

吹き替え:神奈延年(ソフト版、劇場公開版)/千葉進歩(機内上映版)

アメリカ政府の諜報部員。本来超人同盟の候補メンバーではないが、アランに見出されチームに参加。大胆不敵で類稀なる行動力の持ち主であり、ファントムによるベニス襲撃では未曾有の事態に真っ先に対応し、崩壊の阻止に貢献した。アランとは師弟のような関係にあり、後に彼の技術や生き様を引き継ぐこととなる。原作はマーク・トウェイン作『トム・ソーヤーの冒険』。

協力者たち

M/モリアーティ教授(演:リチャード・ロクスバーグ)

吹き替え:野島昭生(ソフト版、劇場公開版)/小山武宏(機内上映版)

超人同盟の招集を呼びかけた謎の人物。イギリス政府に属す以外は素性不明の人物であり、ファントムの野望を阻止するためアランたちに任務を命じる。
全てにおいての黒幕であり、その正体はかつて名探偵ホームズの宿敵で死亡したと噂されたモリアーティ教授である。真の目的はアランたちの特殊能力を盗み武器商人として巨万の富を得ることであり、ファントムに変装し世界大戦を誘発させ、Mとして超人同盟を招集させ周到に計画を重ね実行していく。

サンダーソン・リード(演:トム・グッドマン=ヒル)

吹き替え:清水明彦(ソフト版、劇場公開版)/樫井笙人(機内上映版)

イギリス政府に属するMの部下。超人同盟へのスカウトのためアランのいるアフリカに赴く。物腰の柔らかい紳士的人物だが、最終決戦で透明人間となってトム・ソーヤーを襲撃する。

イシュマエル(演:テリー・オニール)

吹き替え:巻島直樹(ソフト版、劇場公開版、機内上映版)

ノーチラス号の副艦長。ネモ船長の頼れる参謀でありチームからも信頼が厚かったが、裏切り者のドリアンの凶弾に撃たれ命を落とす。

ナイジェル(演:デヴィッド・ヘミングス)

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