水戸洋平(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ

水戸洋平(みと ようへい)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、主人公桜木花道を中心とする桜木グループの一員。
上級生の不良たちからも一目置かれるケンカ上手で、中学の頃は桜木軍団の仲間たちとケンカに明け暮れていた。しかし自身は不良というわけではなく、穏やかで理知的な人柄でクラスメイトたちからも頼られている。好きな女の子と近づきたい一心でバスケを始め、次第に選手として成長すると共にその魅力にのめり込んでいく花道を見守り、応援する。

水戸洋平の概要

水戸洋平(みと ようへい)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、主人公桜木花道(さくらぎ はなみち)を中心とする桜木グループの一員。
中学の頃は桜木軍団の仲間たちとケンカに明け暮れていた。しかし自身は不良というわけではなく、当初は見た目のせいで怖がっていたクラスメイトたちも、人柄が知れ渡るにつれて頼りにするようになっていった。

高校入学後、一目惚れした赤木晴子(あかぎ はるこ)に近づきたい一心で花道がバスケットボール(以下バスケ)を始めた時は、当初は「いつまで続くか」と心配半分からかい半分で眺めていた。しかし次第に花道は選手として成長していくと共にバスケの魅力にのめり込んでいき、「どうやらアイツは本気らしい」と考えを改める。
その後は「冷やかしに来てやった」だのと理由をつけながら花道を応援し続け、バスケ部に不良たちが乗り込んできた際は大急ぎで駆けつけてこれを撃退。最後まで友人として花道を支え、その活躍と成長を見届けた。

水戸洋平のプロフィール・人物像

所属高校:神奈川県立湘北高校
学籍:1年7組
身長:167cm
体重:59kg

CV:森川智之(1993年アニメ版)、小林親弘(THE FIRST SLAM DUNK)

花道を中心に、高宮望(たかみや のぞみ)、大楠雄二(おおくす ゆうじ)、野間忠一郎(のま ちゅういちろう)らと共に「桜木軍団」を自称している。強面な上に「売られたケンカはきっちり買う」というスタンスのため誤解されやすいが不良というわけではなく、気さくで明るく弱い者イジメを嫌う正義感の強い少年。
学校の成績はパッとしないが地頭は良く、桜木軍団の中では参謀のような立場。常に冷静で判断力もあり、相手に正当性がある場合は仲間を抑えて謝罪を促すこともあった。

仲間内の中心人物だった花道が、バスケという「夢中になって打ち込めるもの」を見つけたことを素直に喜んでおり、彼が部員と揉めて「もう辞める」と言い出した時はそれとなく戻るよう促している。
見た目で怖がっていたクラスメイトたちも、人柄が分かるとクラスの仲間として受け入れるようになり、他校の不良が集まってきた際は真っ先に頼られていた。

水戸洋平の来歴・活躍

桜木軍団の参謀

50人もの女の子にフラレ続けた花道(中央)を囃し立てる洋平と桜木軍団の仲間たち。

中学の頃は、物語の主人公でもある桜木花道(さくらぎ はなみち)を中心に同級生の高宮望(たかみや のぞみ)、大楠雄二(おおくす ゆうじ)、野間忠一郎(のま ちゅういちろう)らと共にケンカに明け暮れていた。5人とも同学年には敵がいないほどのケンカ上手で、「桜木軍団」の異名で恐れられる。ただし好きでケンカをしていたわけではなく、「売られたケンカを買う」というスタイルを貫いた結果こうなっただけである。
中心人物である花道からして「ケンカなんかするより女の子にモテたい」と考えており、これはと思った少女に告白することを続けていたが、威圧感のある体格とケンカばかりしていた悪評のせいか連戦連敗。高校入学までの間に50人からフラれるという記録を作り、洋平たちはこれを散々にからかっていた。

花道とバスケの出会い

高校生になった花道(2コマ目)は、一目惚れした晴子(1コマ目)にカッコいいところを見せたい一心で、バスケ部への入部を決める。

中学卒業後、桜木軍団の全員が湘北高校に入学。ここで花道が赤木晴子(あかぎ はるこ)という同学年の少女に一目惚れし、彼女がバスケ好きだったことからバスケ部に入部することを決める。
洋平たちは「あの暴れん坊がスポーツなんていつまで続くか」と冷やかし半分に眺めていたが、意外にも花道はバスケに夢中になっていき、選手としてもめきめきと実力をつけていく。どうやら今回は本気らしいと悟った洋平たちは、表には出さずにこれを喜び、「花道が失敗するところを見物しよう」などと理由をつけながら彼を応援するようになる。

乱闘騒ぎとその顛末

花道のために、バスケ部に乗り込んできた三井(1コマ目左)ら不良たちと戦う洋平。

ある時、3年の不良生徒三井寿(みつい ひさし)が、堀田徳男(ほった のりお)ら不良仲間たちを引き連れてバスケ部を襲撃。花道が本気になれば返り討ちにすることもできるが、そうなれば彼は良くて謹慎処分、バスケ部のインターハイ出場も取り消されてしまう。そう考えた洋平は、桜木軍団の仲間たちと共に不良たちが暴れているバスケ部に乗り込み、自分たちの手で彼らを撃退する。
三井は実は将来を期待されていた元バスケ選手で、怪我を悪化させてバスケ部からの長期離脱を余儀なくされ、いたたまれなくなって部を去ったという過去の持ち主だった。当時を知る3年の部員たちから「いつまでそんなことをやっているんだ」と痛罵され、不良仲間たちからも「本当はバスケ部に戻りたいのでは」と案じられた三井は、ついに「バスケがやりたい」という本心を打ち明ける。

ここで騒ぎを聞きつけた教師が駆け付け、事情を説明するよう居合わせた者たちに要求。洋平たちと一緒に大暴れしてしまった花道が大いに焦る中、洋平は桜木軍団の面々と共に「不良仲間の三井が“バスケ部に戻りたい”と言い出してのでムカついて暴れた」と咄嗟にそれらしい嘘を言い、堀田にも同調するよう促す。三井のために堀田もこの話に乗っかり、彼らが泥を被ってくれたお陰で、花道を含むバスケ部は無罪放免となる。
この後洋平たちは3日間の謹慎処分を言い渡され、同様の罰を受けた堀田からも「三井のために罪を被ってくれた」と一目置かれるようになる。その三井は方々に頭を下げてバスケ部に復帰し、堀田との友情も維持しつつ、花道らと共に試合で活躍するようになっていった。

バスケットマン桜木

シュート練習に取り組む花道と、それに付き合う桜木軍団。

インターハイが始まると、新戦力を得た湘北高校バスケ部は快進撃を続ける。バスケ素人の花道は、そのありあまる運動能力をどう活かせばいいのか分からず、ファウルを重ねて退場もしくは交代させられることを繰り返す。しかし次第に練習してきたことを試合の中で発揮できるようになり、湘北高校バスケ部が初の全国大会出場を果たした頃には、重要な戦力の1人へと成長。晴子も交えてシュート練習に付き合うなど、桜木軍団は友人として花道に協力していく。
しかし全国大会で、花道は相手の露骨なラフプレイで倒された上に挑発されるという屈辱的な行為を受ける。彼の気性を良く知る桜木軍団は、「もうダメだ、花道が見境なく暴れ出す」と焦り、それを止めるべく観客席を飛び出そうとするが、意外にも花道は怒りを堪えて試合に戻っていく。唖然としてこれを見送った後、洋平は「花道はケンカばかりしていた頃の彼ではなく、バスケットマンになったんだ」と語り、友人の成長を喜んだ。

その後も花道は成長を続け、優勝候補筆頭とされる山王工業のバスケ部を敗退に追い込む原動力ともなるも、この試合で負傷。彼を欠いた湘北高校は次戦であっさりと敗退する。
花道の初めてのインターハイを見届けた洋平は、桜木軍団の仲間と共に神奈川へと戻り、リハビリに励む花道を見舞う。一方、彼が「本気で打ち込めるもの」を見つけたことを内心では羨んでいたらしく、高宮の「お前らも何か見つかるといいな」という言葉に「お前もな」と返している。

水戸洋平の関連人物・キャラクター

桜木花道(さくらぎ はなみち)

桜木軍団の中心人物にして、湘北高校バスケ部に所属する1年生。中学の頃は洋平たちと共にケンカに明け暮れ、一方で50人もの女の子に告白しては断られるという切ない偉業を達成した。
高校に入って一目惚れした赤木晴子がバスケ好きだったため、彼女にカッコいいところを見せたい一心でバスケ部に入部し、選手として急成長すると共にその魅力にのめり込んでいく。

常に自信満々で猛烈な負けず嫌いだが、洋平のことは友人として信頼し、彼の前では時に弱音めいたことも口にする。洋平はそんな花道の気質を知り尽くしており、彼がバスケという「本気で打ち込めるもの」を見つけたことを喜び、程好い距離感でそれを応援し続けた。

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高宮望(たかみや のぞみ)

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安西光義/安西先生(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ

安西光義/安西先生(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ

安西光義/安西先生(あんざい みつよし/あんざいせんせい)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、湘北高校バスケットボール部の監督。 でっぷりとした初老の紳士で、性格は至って温厚。かつては大学バスケ界で鬼コーチとして名を馳せていたが、現在は生徒の自主性に任せた指導を行う。今もなおその監督としての手腕と名声は衰えておらず、多くの選手から慕われ、他校の監督など多くのバスケ関係者からの尊敬を集めている。主人公桜木花道の才能を見抜き、期待し、その日々の成長に注目していく。

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牧紳一(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ

牧紳一(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ

牧紳一(まき しんいち)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、「神奈川の王者」の異名で知られる海南大学附属高校バスケットボール部の主将。 貪欲に勝利を求め、「怪物」とも称される神奈川最強のプレイヤー。コートの中ではそのカリスマとリーダーシップを発揮して王者のごとく振る舞うが、試合を離れれば意外と面倒見の良いところを発揮する。趣味はサーフィンで、肌が浅黒いのはそれが理由。老け顔であることを気にしており、作中でそれを指摘された時はムキになって反論していた。

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宮城カオル(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ

宮城カオル(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ

宮城カオル(みやぎ カオル)とは、『THE FIRST SLAM DUNK』(ザ・ファーストスラムダンク)の登場人物で、同作の主人公である宮城リョータの母親。 沖縄で家族と共に暮らしていたが、夫に先立たれ、その心痛から完全に立ち直れない中で海難事故により長男も失う。相次ぐ家族の死を受け止められず、逃げるように神奈川へと引っ越した。兄のことを決して忘れまいとするリョータを疎ましく感じるも、母としての愛情も持ち続け、バスケに熱中する彼を距離を置きながらも見守り続けた。

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彩子(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ

彩子(SLAM DUNK)の徹底解説・考察まとめ

彩子(あやこ)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、湘北高校バスケットボール部のマネージャーを務める2年生。名字は不明。 サバサバとした気風の良い少女で、自分より遥かに背の高いバスケ部の部員たちを相手にしても臆することなく指示を出す。素人同然の桜木花道に対しては、別メニューでの基礎的な練習に付き合い、その成長をもっとも近くで見届けた1人となる。バスケ部2年の宮城リョータに惚れられており、本人も彼の想いを知らないわけでもないように振る舞うが、作中でそれに応えることはなかった。

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