ゲルニカ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

ゲルニカ（ONE PIECE）の概要

ゲルニカとは、『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。「CP（サイファーポール）」と呼ばれる世界政府の諜報機関の中の最上級機関「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」に所属している。

白いハットやスーツに身を包んだ諜報員。真っ白な右目と真っ黒な左目をあしらった仮面を着けており、素顔どころか年齢など、詳細なプロフィールが一切不明のキャラクターである。アゴヒゲを携えているように見えるが、口の周辺も真っ白であり、ヒゲも仮面のデザインの一部だと思われる。常に他の諜報員と行動を共にしており、チームで動く際は他のメンバーに指示を出すなど、リーダー的役割を担っている様子。しかし新世界編に入ってから「CP-0」に所属するようになった元「CP9（シーピーナイン）」のロブ・ルッチとの会話を見るに、ゲルニカのほうがルッチよりも権力は弱そうである。

人体を極限まで鍛え上げて、自らの体を武器に匹敵させる究極の体術「六式（ろくしき）」を体得済み。世界政府の最高意思決定機関である五老星（ごろうせい）からは、”特級エージェント”と評されるほどの実力者だ。

初登場はドレスローザ編。元ドレスローザの国王ドンキホーテ・ドフラミンゴの王下七武脱退のニュースが誤報だったことをドレスローザ国民に伝えるために登場した。その後はワノ国編で再登場。当時四皇の一人だった百獣のカイドウや将軍・黒炭オロチとの交渉役として、同じ「CP-0」のヨセフとマハと共にワノ国にいた。カイドウは同じ四皇のビッグ・マム／シャーロット・リンリンと同盟を結ぶことを決めており、カイドウの居城・鬼ヶ島での主人公モンキー・D・ルフィ達との戦いは、カイドウとビッグ・マム陣が優勢に見えた。しかし五老星から確実にルフィを始末するようにとの命令が下る。そのためにはカイドウの怒りを買うことは必至だったが、ゲルニカはそれを受け入れ任務を遂行。怒れるカイドウを前に、無抵抗のままカイドウの攻撃を受け、死亡したとされている。

ゲルニカ（ONE PIECE）のプロフィール・人物像

呼称：ゲルニカ
所属：CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ

CV：鈴木勝美（ドレスローザ編）、宮崎寛務（ワノ国編）

白いハットやスーツに身を包んでおり、真っ白いな右目と真っ黒な左目をあしらった仮面を着けている。素顔どころか年齢など、詳細なプロフィールは一切不明。「ゲルニカ」というのが、本名なのかコードネームなのかもわかっていない。アゴヒゲを携えているように見えるが、口の周辺も真っ白であり、ヒゲも仮面のデザインの一部だと思われる。

常に他の諜報員と行動を共にしており、チームで動く際は他のメンバーに指示を出すなど、リーダー的役割を担っている様子。しかし新世界編に入ってから「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」に所属するようになった元「CP9（シーピーナイン）」のロブ・ルッチとの会話を見るに、ゲルニカのほうがルッチよりも権力は弱そうである。人体を極限まで鍛え上げて、自らの体を武器に匹敵させる究極の体術「六式（ろくしき）」を体得。世界政府の最高意思決定機関である五老星（ごろうせい）からは、”特級エージェント”と評されるほどの実力者である。

性格は「CP-0」らしく、冷静で職務に忠実。しかし意外にも人間臭さがあって、一部の読者から指示されている。ワノ国にあるカイドウの居城・鬼ヶ島で、最悪の世代の一人で実は海軍本部機密特殊部隊「SWORD（ソード）」の隊長であるX・ドレーク（ディエス・ドレーク）「自身の正義」のために動けることについて「羨ましい」と零していた。また諜報員らしく、上層部からの理不尽な命令を命を投げ出して遂行する姿には、読者から同情が寄せられている。

ゲルニカ（ONE PIECE）の能力

六式（ろくしき）

人体を極限まで鍛え上げて、自らの体を武器に匹敵させる究極の体術。「指銃（しがん）」、「鉄塊（てっかい）」、「紙絵（かみえ）」、「剃（そる）」、「月歩（げっぽう）」、「嵐脚（らんきゃく）」という6つの技の総称で、これら6つの技を使いこなす人間を「六式使い」と呼ぶ。「CP（サイファーポール）」の中で唯一”殺し”が認められている機関「CP9（シーピーナイン）」のメンバーはほぼ「六式使い」であり、上位の存在である「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」のメンバーも概ね「六式使い」である。

ゲルニカは本編で、人差し指に力を集中させ、相手を弾丸のように撃ち抜く「指銃」や、地面を一瞬で何十回も蹴ることで可能となる高速移動「月歩」などを使用していた。また自身の体を硬化させることによって絶大な防御力を誇る「鉄塊」も使用。ゲルニカの「鉄塊」の練度は高く、主人公モンキー・D・ルフィの「ゴムゴムの覇猿王銃（ゴムゴムのオーバーコングガン）」を押さえつけることができるほどの硬度があった。

ゲルニカ（ONE PIECE）の来歴・活躍

ドレスローザ編

偉大なる航路（グランドライン）にあるドレスローザという国は、当時王下七武海のドンキホーテ・ドフラミンゴによって支配されていた。海賊であるドフラミンゴは、ドレスローザ国民に受け入れられ、支持されていたが、それはドフラミンゴが前王リク・ドルド三世をハメて失脚させたからに他ならない。ドフラミンゴの行う悪行を表沙汰にして世間からの信頼を失墜させるため、ハートの海賊団の船長で最悪の世代の一人トラファルガー・ローは、主人公モンキー・D・ルフィ率いる麦わら海賊団と同盟を結ぶ。

ルフィやローは、ドフラミンゴファミリーの重要人物であるマッドサイエンティストのシーザー・クラウンの誘拐に成功。シーザーを解放してほしくば、王下七武海をやめるようにロー達はドフラミンゴに要求した。ドフラミンゴは要求を飲み、交渉翌日の朝刊にはドフラミンゴが王下七武海を脱退した旨が大きく報道される。しかしそれは全てドフラミンゴの計略であり、偽の情報だった。ドフラミンゴは王下七武海を辞めていなかったのだ。

この真実をドレスローザの国民に伝えるために登場したのが、ゲルニカ達「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」である。本編での「CP-0」の登場はこれが初めて。ゲルニカは国民を前にドフラミンゴの王下七武海の脱退は誤報であることを伝え、このことを他言せずに何事もなかったように過ごすように通達するとドレスローザを去っていった。

ワノ国編

「CP-0」は、海賊と戦うための武器を、闇のブローカー「ジョーカー」として名を馳せていた海賊ドンキホーテ・ドフラミンゴを通して買っていた。しかしドフラミンゴが倒されたことにより、武器が手に入らなくなったため、「CP-0」はワノ国から直接武器を買うことになってしまう。ゲルニカは同じ「CP-0」のヨセフ、マハと共にワノ国を訪れ、将軍である黒炭オロチ（くろずみ オロチ）と交渉をする。しかしオロチは、四皇の一人・百獣のカイドウと手を組んでおり、カイドウを恐れて世界政府も強く出れないと踏んで強気の態度を見せた。そしてさらにオロチは、世界一の天才科学者Dr.ベガパンクを差し出せと要求をゲルニカ達にした。オロチからの無理難題な要求にゲルニカも異論を唱えるが、オロチは態度を崩さず、交渉は難航する。

ワノ国で年に一度行われる火祭りの日。その日の夜は、カイドウ率いる百獣海賊団とオロチが率いる侍一派が一堂に会する宴が催される。ゲルニカ達「CP-0」も招待され、カイドウの居城・鬼ヶ島へと足を運んだ。その日は、ルフィ達麦わら海賊団やワノ国の正当な将軍家の跡取り・光月モモの助（こうづき もものすけ）を筆頭とする侍軍団が、打倒オロチ・カイドウを掲げて戦いを決行する日でもあった。ルフィ達が鬼ヶ島に攻め込んだことで、鬼ヶ島は戦場と化す。ゲルニカ達は海賊同士で潰し合ってくれるならば結構と、その戦争をしばし静観していた。しかし聖地マリージョアにいる「CP-0」のロブ・ルッチから麦わら海賊団の考古学者ニコ・ロビン拿捕の命令がゲルニカ達現場にいる「CP-0」に下る。ゲルニカは、マハと共にロビンを捕まえるべく動き出した。

ロビンを見つけたゲルニカとマハは、ロビンを追いかけるも途中、戦争に参加していた獣の色が濃く出ている獣人族・ミンク族の妨害に遭う。さらにオロチの忠実な部下である黒炭カン十郎（くろずみ かんじゅうろう）の火前坊（かぜんぼう）という術によって引き起こされた火事に巻き込まれて、ゲルニカ達はロビンを見失った。そこへ最悪の世代のスクラッチメン・アプーとX・ドレーク（ディエス・ドレーク）が現れる。政府の諜報員である「CP-0」が海賊であるカイドウの城にいるのを見て、アプーはゲルニカ達の写真を撮り、世界経済新聞社社長の情報屋モルガンズに情報を売ってやろうと仄めかす。ゲルニカ達にとってアプーがしようとした行動は不都合でしかないため、ゲルニカはアプーを「六式（ろくしき）」の「指銃（しがん）」で攻撃。実は海軍本部機密特殊部隊「SWORD（ソード）」の隊長であるというドレークも消すことにした。結果、ドレークを倒すことに成功したが、アプーには逃げられてしまうのである。

ゲルニカは別行動をしていたヨセフに、ロビン拿捕が難航しているを伝え、鬼ヶ島から脱出することを勧める。その後、ゲルニカとマハは、麦わら海賊団に味方する元白ひげ海賊団の16番隊隊長であるイゾウに遭遇。ゲルニカは麦わら海賊団に用があるため、イゾウに今回は会わなかったことにしようと提案し、イゾウを素通りしようとした。しかしイゾウのほうは「CP-0」を麦わら海賊団の元へ行かせるわけにはいかない。ゲルニカとマハはイゾウと戦うことになった。結果、マハとイゾウが刺し違え、ゲルニカも深手を追う。そこへ世界政府の最高意思決定機関である五老星（ごろうせい）から、カイドウと戦闘中のルフィを始末するようにと勅命が下った。カイドウとルフィはとてもではないが、邪魔することができる状況ではなく、邪魔をすればルフィとの戦いを楽しんでいるカイドウの怒りを買うことは必至だった。ゲルニカはそれでも命令を遂行するためにカイドウ達が戦う鬼ヶ島の屋上へと向かう。その時意識を取り戻したドレークに不意を突かれてしまい、瀕死の状態になってしまった。

ゲルニカは屋上にたどり着き、カイドウとルフィの戦いに乱入。ルフィは突然の乱入者に気を取られ、その隙にゲルニカは「鉄塊（てっかい）」を使ってルフィの動きを封じた。カイドウは振り下ろした攻撃を止めることができず、ルフィはカイドウの攻撃をモロに食らって倒れてしまう。ルフィとの戦いを楽しんでいたカイドウにとって、この決着の着き方はあまりにも不本意なものだった。怒り狂うカイドウを前に、ゲルニカは逃げることも抵抗することもせず、カイドウの攻撃を受け入れるのだった。

ゲルニカ（ONE PIECE）の関連人物・キャラクター

ロブ・ルッチ

CV：関智一

「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」の諜報部員。ゲルニカの同僚に当たる。元は「CP9（シーピーナイン）」のメンバー。幼少期から世界政府の英才教育を受け、13歳の頃には「CP9」に在籍していた。地位や権力に興味はないが、血を見ることを何より好む。「CP9」にも「殺しが正当化される」という理由で在籍していた快楽殺人鬼である。常に冷静沈着で、冷酷無情。”弱い”ことを”罪”だと考えている。悪魔の実「ネコネコの実 モデル"豹（レオパルド）"」の能力者で、当然「六式使い」である。「六式」の練度はエージェントの中でも群を抜いており、六式の最終奥義「六王銃」も使うことが可能。

古代兵器「プルトン」の設計図を入手するために、他の諜報員と共に水の都ウォーターセブンにて潜入任務に当たっていた。ウォーターセブンの造船会社ガレーラカンパニーに所属している時は自分では一切喋らず、相棒の鳩のハットリに腹話術で喋ってもらっていた。ニコ・ロビンを巡る戦いで主人公モンキー・D・ルフィに敗れた後、当時「CP9」の司令官だったスパンダムに任務失敗の罪をなすりつけられるが、これも仲間と乗り越え見事に「CP-0」の諜報部員として返り咲く。

ゲルニカがいつ頃から「CP-0」に所属しているかは不明だが、電伝虫を通した会話を見る限りでが、ルッチのほうがゲルニカよりも立場が上のように思われる。

ロブ・ルッチ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ロブ・ルッチとは、『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。「CP（サイファーポール）」と呼ばれる世界政府の諜報機関に所属している。初登場はウォーターセブン編。造船会社ガレーラカンパニーの職人として登場し、その後「CP9」の諜報部員だったことが判明した。新世界編では、「CP」の中でも最上級機関「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」に所属している。幼い頃から英才教育を受け、13歳の頃には「CP9」に所属していたというエリート。「必要悪」という正義を掲げ、暗殺対象を確実に抹殺する。