福田吉兆(SLAM DUNK)とは【徹底解説・考察まとめ】

福田吉兆(ふくだ きっちょう)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、神奈川県屈指の強豪として知られる陵南高校バスケットボール部に所属する2年生。
バスケセンスはそこまでではないが、猛烈に負けん気が強く、チームの誰もが「別格」として特別視した仙道彰に張り合おうとした。一方で内面は意外なほどナイーブで、監督の田岡茂一のスパルタ式の指導に耐えられず、練習試合中に手を上げる事件を起こしてしまう。この結果無期限の部活停止処分を受けるも、インターハイ決勝リーグで復帰する。

福田吉兆の概要

福田吉兆(ふくだ きっちょう)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、神奈川県屈指の強豪として知られる陵南高校バスケットボール部に所属する2年生。
猛烈な負けず嫌いで、チームの誰もが「別格の存在」と特別視したエースの仙道彰(せんどう あきら)に唯一張り合おうとした。これを見た監督の田岡茂一からは、「あれだけ気が強いのはそれ自体が才能だ、今は無名だがきっと優秀な選手になる」と期待される。しかし期待するからこそ厳しく鍛えようとした田岡の指導方針が仇となり、鬱憤を溜めた末に練習試合中に田岡に手を上げてしまう。

これにより学校から無期限の部活停止処分を受けるも、自分の指導が間違っていたと反省した田岡が取り成してくれたこともあり、インターハイの決勝リーグでチームに復帰。謎の点取り屋として八面六臂の活躍を見せつける。

福田吉兆のプロフィール・人物像

所属高校:私立陵南高校
学年:2年生
部活動:バスケ部
身長:188cm
体重:80kg
背番号:13
ポジション:パワーフォワード(PF)

CV:石川英郎

無口で無愛想、一見すると非常に威圧的な雰囲気の少年。非常に負けん気が強い一方、内面は意外なほどナイーブで、田岡のスパルタ式の指導に猛烈なストレスを感じ、ついには思わずチョップを繰り出すこととなった。
田岡はこの一件について「悪いことをした」と反省しているらしく、彼の部活停止処分を解除するようあちこちに掛け合っている。無事に部に復帰させることができた時は、「決勝リーグという重要な試合によく間に合ってくれた」と安堵していた。

決勝リーグで戦うこととなった湘北高校の桜木花道(さくらぎ はなみち)とは、学校の外で会ったことがあり、その際の交流もあって「フクちゃん」、「フク助」と呼ばれている。福田は花道のことを「馴れ馴れしいヤツ」としてできる限り無視しようとしているが、ポジションや実力から試合ではマッチアップすることが多く、持ち前の負けん気を発揮して立ち向かっていった。

福田吉兆の能力・プレイスタイル

陵南高校の点取り屋

猛烈な負けん気の持ち主で、それを昇華した並外れた攻撃センスを振るう。陵南高校が誇る点取り屋であり、仙道のサポートを受けた時の爆発力はすさまじいものがある。
一方、長いこと部活停止処分を受けていたこともあり、対人練習が重要なディフェンスはまだまだ未熟。素人に毛が生えた程度の花道にすら突破を許していた。

福田吉兆の来歴・活躍

負けん気と繊細さと

スパルタ式の指導に耐え兼ね、福田は監督の田岡(チョップされている人物)に手を上げてしまう。

中学の頃からバスケをしていたが、当時はまだ芽が出ず無名の選手だった。陵南高校のバスケ部に入部すると、そこで監督の田岡茂一(たおか もいち)が自らスカウトした同学年の名選手仙道彰(せんどう あきら)と出会い、対抗心を露わにする。
チームの誰もがその実力を認め、ある種「別格の存在」として特別視した仙道に対して、ここまで負けん気を発揮したのは福田だけだった。これを見た田岡は、「気が強いのも才能だ、福田はきっと強くなる」と確信し、まだ無名の福田に失うものはないだろうとスパルタ式に育成することを決める。

しかし実際には福田は意外とナイーブな性格で、田岡の指導に少しずつストレスと鬱憤を溜めていった。ついには練習試合中にブチキレて、田岡に何度もチョップを叩き込むという事件を起こし、無期限の部活停止処分を受けてしまう。
バスケ部を去ることとなった福田は、しかしバスケへの未練を捨てられず、近くの公園のバスケコートで練習を続けていく。自分のせいで福田を追い詰めてしまったと反省した田岡は、彼の無期限部活停止処分を解くよう方々に掛け合っていった。

初めてのインターハイ

花道(1コマ目)とマッチアップする福田。

2年の夏、インターハイ神奈川予選が終盤まで進んだところで、ついに福田の無期限部活処分が解除される。バスケ部に復帰した福田は、県内最強の名をほしいままにする海南高校との試合という重要な局面でスターティングメンバーに選ばれ、点取り屋としての実力を発揮。これまで試合に出てこなかった強力な選手の登場に、海南高校側を驚かせる。
しかし、この試合はファウルによって主力選手を欠くこととなった陵南高校が敗北。全国大会行きのもう1枚の切符をかけて、陵南高校は湘北高校と雌雄を決することとなる。

福田は部活停止期間中に湘北高校の桜木花道(さくらぎ はなみち)という選手と交流したことがあり、試合でも彼とマッチアップする。花道は素人に毛が生えた程度の技術と未だ眠ったままの桁外れの才能を持つ選手で、福田は最初彼を軽んじていたが、自身のディフェンスの拙さもあって一進一退の勝負を強いられる。
強敵を前にした花道は試合中にも急激な成長を見せ、彼の活躍もあって陵南高校は敗退。せっかく部に復帰できたのに少ししか活躍できなかった福田は、人目もはばからずに号泣しながら悔しがる。その後陵南高校は3年の選手が引退し、福田は仙道と共にチームの中核選手として定着。冬の大会に向けて再始動していった。

福田吉兆の関連人物・キャラクター

仙道彰(せんどう あきら)

陵南高校バスケ部所属の2年生。飄々とした性格の少年で、誰もが認めるチームのエース。
福田は入部した頃から彼に対して「お前がどんなにすごいか知らないが、俺だって負けるものか」と対抗心を剥き出しにしていた。仙道はこれを軽く受け流していたが、仲間としては信頼していたらしく、田岡に手を上げた時は「そんなことをしたら部にいられなくなるぞ」とばかりかなり慌てていた。

renote.net

田岡茂一(たおか もいち)

陵南高校バスケ部の監督。バスケへの情熱溢れる熱血漢で、指導方針は基本的にスパルタ式。一方で個々の選手の内面に寄り添い、それをフォローしながらやる気を出させる細やかな気配りもできる人物。
福田のことは負けん気も含めて才能を認め、期待するからこそ厳しく育てたが、それが裏目に出て自分に対する暴力事件を起こされてしまう。福田のやったことは自分の判断ミスが原因だと反省し、部活に復帰できるよう尽力し、それが成った時は嬉しそうな顔で全力でプレイする彼を見守っていた。

renote.net

桜木花道(さくらぎ はなみち)

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安西光義/安西先生(あんざい みつよし/あんざいせんせい)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、湘北高校バスケットボール部の監督。 でっぷりとした初老の紳士で、性格は至って温厚。かつては大学バスケ界で鬼コーチとして名を馳せていたが、現在は生徒の自主性に任せた指導を行う。今もなおその監督としての手腕と名声は衰えておらず、多くの選手から慕われ、他校の監督など多くのバスケ関係者からの尊敬を集めている。主人公桜木花道の才能を見抜き、期待し、その日々の成長に注目していく。

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彩子(SLAM DUNK)とは【徹底解説・考察まとめ】

彩子(SLAM DUNK)とは【徹底解説・考察まとめ】

彩子(あやこ)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)の登場人物で、湘北高校バスケットボール部のマネージャーを務める2年生。名字は不明。 サバサバとした気風の良い少女で、自分より遥かに背の高いバスケ部の部員たちを相手にしても臆することなく指示を出す。素人同然の桜木花道に対しては、別メニューでの基礎的な練習に付き合い、その成長をもっとも近くで見届けた1人となる。バスケ部2年の宮城リョータに惚れられており、本人も彼の想いを知らないわけでもないように振る舞うが、作中でそれに応えることはなかった。

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