ショーシャンクの空に(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ショーシャンクの空に』とは、1992年にアメリカ合衆国で制作されたヒューマン・ドラマ映画である。1940年代のメイン州ポートランドを舞台に、妻とその愛人を殺したとして逮捕されたアンドリュー・デュフレーンと、刑務所で出会った囚人のエリス・ボイド・レディング。寡黙で真面目な銀行員だったアンドリューは、ショーシャンク刑務所へ収監された後も自らの力で希望を切り開き、エリス・ボイド・レディングも、アンドリューとの出会いで人生が大きく変わることとなる。ラストシーンでの大どんでん返しが話題を呼んだ人気作だ。
囚人
ヘイウッド(ウィリアム・サドラー)
吹き替え:江原正士(ソフト版)、喜多川拓郎(テレビ放送版)
レッド達といつもつるんでおり、おしゃべりでひょうきんな性格をしている。ブルックスの仮釈放が決まった際、不安がるブルックスに「おめでとう」と軽口をたたいたことがきっかけで、ブルックスから首元に刃物を突き付けられてしまう。
ブルックス・ヘイトレン(演:ジェームズ・ホイットモア)
吹き替え:宮田光(ソフト版)、小林恭治(テレビ放送版)
ショーシャンク刑務所に1905年に入所し、1912年からは図書係を一人でやっていた。アンディがショーシャンク刑務所にやってきた当初、カラスの雛をこっそり育てており、成鳥となってからは「ジェイク」と名前をつけて図書館内で飼っていた。穏やかな老人だが、仮釈放が決まった時に娑婆に出たくないとヘイウッドを殺そうとする。その後晴れて仮釈放となったが、長年刑務所内で暮らしてきたブルックスは社会に馴染めず自殺してしまう。
トミー・ウィリアムズ(演:ギル・ベローズ)
吹き替え:真地勇志(ソフト版)、檀臣幸(テレビ放送版)
窃盗などの軽罪でいくつもの刑務所へ入っており、1965年に強盗罪でショーシャンク刑務所へやってきた青年。ロックンロール好きで、人当たりがよく、レッドやアンディともすぐに打ち明けた。字の読み書きができなかったが、残された妻子のためにとアンディに勉強を教えてもらい、高校卒業認定の資格へ合格した。以前いた刑務所で、アンディの妻とその愛人を殺した真犯人かもしれない囚人に心当たりがあるとアンディの再審の証人になるはずだったが、ノートン所長へ夜遅く屋外へ呼び出され、脱獄の恐れがあったと射殺された。
ボグズ・ダイヤモンド(演:マーク・ロルストン)
吹き替え:金尾哲夫(ソフト版)、小杉十郎太(テレビ放送版)
ショーシャンク刑務所内で同性相手に性暴力を振るっていた。新しい囚人が入るたびに誰かに目をつけて仲間と襲っていたが、アンディが入ってからは数年間執拗に追い回していた。アンディがハドリーの相続問題を解決してからは、ハドリーによって半殺しにされ、一生車いすで流動食しか食べられない程怪我を負わされ、別の刑務所へと移って行った。
ファット・アス(演:フランク・メドラノ)
アンディと同じ日にショーシャンク刑務所へ収監された。その日の晩、誰が一番初めに泣くかの賭けをしていたヘイウッドらに煽られ、一番最初に泣き始めたファットはうるさいからとハドリーに殴り殺された。
刑務官
サミュエル・ノートン(演:ボブ・ガントン)
吹き替え:仁内建之(ソフト版)、佐々木勝彦(テレビ放送版)
ショーシャンク刑務所で所長を務める。規律と聖書を重んじているノートンだが、規律といっても自身で決めたルールを重んじており、再審を望むアンディに逃げられては困ると懲罰房に2か月入れるなど、エゴイズムな一面が見られた。アンディは脱獄後、ノートンの通帳から資金を全て引き出し、それまでの悪事を全て新聞社にリーク。それにより逮捕状を持った警察が刑務所へ押しかけてくる騒ぎとなったが、所長室に鍵をかけて立てこもったノートンは、逃げられないと悟ると自ら引き金を引いて自害した。
バイロン・ハドリー(演:クランシー・ブラウン)
吹き替え:田中正彦(ソフト版)、銀河万丈(テレビ放送版)、玄田哲章(機内上映版)
ショーシャンク刑務所の主任刑務官。アンディがハドリーの相続問題を解決しようとした時は声をかけただけで屋上から突き落として転落死に見せかけようとしたり、収監された初日の夜に泣き出した囚人がうるさいと暴力を振るうなど、囚人に対して冷酷であった。アンディの脱獄後、不正と殺人で逮捕された。
マート(演:ジュード・チコレッラ)
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目次 - Contents
- 『ショーシャンクの空に』の概要
- 『ショーシャンクの空に』のあらすじ・ストーリー
- 刑務所での出会い
- 地獄の刑務所生活
- アンディの新たな仕事
- 冤罪か免罪か
- 自由の身へ
- 友との再会
- 『ショーシャンクの空に』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- アンディ・デュフレーン(演:ティム・ロビンス)
- エリス・ボイド・レディング(演:モーガン・フリーマン)
- 囚人
- ヘイウッド(ウィリアム・サドラー)
- ブルックス・ヘイトレン(演:ジェームズ・ホイットモア)
- トミー・ウィリアムズ(演:ギル・ベローズ)
- ボグズ・ダイヤモンド(演:マーク・ロルストン)
- ファット・アス(演:フランク・メドラノ)
- 刑務官
- サミュエル・ノートン(演:ボブ・ガントン)
- バイロン・ハドリー(演:クランシー・ブラウン)
- マート(演:ジュード・チコレッラ)
- トラウト(演:ポール・マクレーン)
- その他
- 検察官(演:ジェフリー・デマン)
- アンディの妻(演:レニー・ブレイン)
- グレン・クエンティン(演:スコット・マン)
- エルモ・ブラッチ(演:ビル・ボレンダー)
- メイン・ナショナル銀行の支店長(演:ジェームズ・キシッキ)
- メイン・ナショナル銀行の窓口係(演:クレア・スレンマー)
- リタ・ヘイワース
- ランドール・スティーブンス
- 『ショーシャンクの空に』の用語
- 調達屋
- 懲罰房
- ジワタネホ
- 『ショーシャンクの空に』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 音楽と希望は誰にも奪えない
- ラストシーンへの伏線
- 脱獄に成功したアンディ
- 『ショーシャンクの空に』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 原作との相違点
- アンディの妻と愛人を殺した真犯人
- 撮影場所となった刑務所
- 『ショーシャンクの空に』の主題歌・挿入歌
- 挿入歌:The Ink spots 『If I Didn't Care』
- 挿入歌:モーツァルト『フィガロの結婚 二重奏~そよ風に寄せる~』
- 挿入歌:Johnny Otis 『Willie And The Hand Jive』
- 挿入歌: Hank Williams『Lovesick Blues』