ハリー・ポッターシリーズの7つの分霊箱まとめ
『ハリー・ポッター』は、J・K・ローリングが生み出した小説作品。壮大な魔法の世界は映画化をきっかけに爆発的なヒットを記録し、世界中のファンを魅了した。そんな『ハリー・ポッター』の世界には様々な魔法道具が登場するが、その中でも特に物語の中で重要となるアイテムが「分霊箱」である。
ヘルガ・ハッフルパフの子孫を自称するヘプジバ・スミスが所有していたが、ヴォルデモートが殺害し強奪。彼女の殺害を利用して、ハッフルパフのカップを分霊箱にした。グリンゴッツ銀行のベラトリックスの金庫に保管されていたが、ハリー達が盗み出す。最後はロンが秘密の部屋に再び訪れ、バジリスクの死骸から牙を拾ってきて破壊した。
ロウェナ・レイブンクローの髪飾り
ロウェナ・レイブンクローのティアラは、ロウェナの娘であるヘレナが盗み、アルバニアの森に隠していた。ヴォルデモートはヘレナからティアラの隠し場所を聞き出し、ティアラを発見。アルバニアの森にいた農民のマグルを殺害し、ティアラを分霊箱にした。「必要の部屋」に隠されていたのを、ハリーたちが発見。ドラコ・マルフォイの子分であるクラッブが放った闇の魔法「悪霊の火」が暴走した結果、炎に巻き込まれて破壊された。
ハリー・ポッター
出典: cinema.ne.jp
ハリー・ポッターは、ヴォルデモートが意図せず作ってしまった7つ目の分霊箱である。ヴォルデモートは赤ん坊のハリーを殺そうとしたが失敗。その際に魂の一部がハリーに宿ってしまい、ハリーは分霊箱になった。ハリーはヴォルデモートと同じように蛇語を話せるのは、ヴォルデモートの魂の一部がハリーの中に宿っていたためである。『ハリー・ポッターと死の秘宝』にて、ロンは3つ目の分霊箱を破壊した際に「あと3つ」という言葉を口にしている。分霊箱は7つあるのに、なぜ3つ目の段階であと3つと言ったのか。それは、この時点でハリーが分霊箱であることを知らなかったためである。ヴォルデモートですら予定に入れていなかった分霊箱だ。ハリーたちがその事実を知るはずがなかった。最後に自身が分霊箱であると気づいたハリーは、あえてヴォルデモートから死の呪文を受けることで、自分の中にあるヴォルデモートの分霊箱だけを破壊させることに成功。最後は、ハリーがヴォルデモートを倒し、物語は幕を閉じた。
ナギニ
ヴォルデモートのペットであり、同時に誰よりも信頼する側近でもある巨大な雌蛇に姿を変えた人間(マレディクタス)。かつてアルカノス・サーカスに居た頃は思いのままに変身できた。母から受け継ぐという避けられない血の呪いの運命をうけいれ 彼女はヘビでいることを選択し、時を経てやがてヴォルデモート卿の分霊箱となる。愛を理解しないヴォルデモートが唯一心を許し、信頼する存在。『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』にて、リドルの館に身を隠していたヴォルデモートは、魔法省の職員であるバーサ・ジョーキンズを殺害し、ナギニを分霊箱にした。最後は、グリフィンドールの剣を手にしたネビルによって倒された。
分霊箱の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
ハリー・ポッターが死ななかった理由:分霊箱の破壊とニワトコの杖の誤作動
最終決戦にて、ハリーはヴォルデモートから「アバダ・ケダブラ」という死の呪文を受けた。最強の死の呪文を受けてなぜハリーが死ななかったのか、疑問に思う人は多い。この呪文を受けると普通は死亡するのだが、ハリーの場合は自身の中にあったヴォルデモートの分霊箱がこの呪文を受けたため、命を落とさずに済んだ。ハリーが死ななかった理由はもう1つある。このとき、ヴォルデモートが使っていた杖は「ニワトコの杖」だった。ニワトコの杖は、真の所有者のみ正しく扱うことができる。さらに、死を受け入れることができる者にのみ制御が可能という特徴がある。ヴォルデモートは、分霊箱を作ってまで死に抗おうとした人物だ。そのため、ニワトコの杖を制御下に置いておらず、結果ハリーへの死の呪文が正しく発動しなかったと考えられている。
分霊箱の破壊方法:魔法特性を持った道具の使用
分霊箱は魔法であるため、通常攻撃で破壊することはできない。そのため、強い魔法特性を持った道具が必要となる。魔法生物であるバジリスクの牙や、強力な魔法が付与されているグリフィンドールの剣などを用いることで、ようやく破壊できる。
分割した魂を元に戻す方法:良心の呵責と後悔
1度分割した魂を元に戻すには良心の呵責、後悔が必要。ヴォルデモートには良心の呵責も後悔もなかったため、意図せずハリー・ポッターという分霊箱を作ってしまったあと、それを戻すことができなかった。
分霊箱作成の難易度:3つ以上はほぼ不可能
魂の分割は非常に難しく、どんなに優れた魔法使いでも2つが限界だとされている。魂を7つに分けることができたヴォルデモートが、どれだけ規格外なのかがわかる。3つ以上に魂を引き裂くことをした人物は、魔法界の歴史においてヴォルデモート以外に存在しない。
8個目の分霊箱:クィリナス・クィレル
『ハリー・ポッターと賢者の石』にて、ヴォルデモートの協力者として登場したクィレル。彼は休暇中に訪れたアルバニアの森で肉体を失ったヴォルデモートと出会い、一時的にヴォルデモートを自身の体に宿すこととなった。これについてJ・K・ローリングは「クィレルは一時的にヴォルデモートの分霊箱だった」と語っている。
7つの分霊箱の意味:魔法界最強の数字「7」
ヴォルデモートは元々、6つの分霊箱を作る予定だった。自身の肉体にある魂と、6つの分霊箱。つまり、魂を7つに分けるつもりだったのだ。なぜ7つにしようと考えたのかというと、「7」は最も強い魔法数字であるため。ヴォルデモートは自身が魔法使いであることに誇りを持っており、魔法に対して強い執着を持っている。そのため「7」という数字にこだわったのではないかとされている。
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『ハリー・ポッター』シリーズとは、J・K・ローリングによる小説およびそれを原作とした映画、舞台、ゲームなどのメディアミックス作品である。普通の少年ハリー・ポッターはある日自分が魔法使いである事を知らされる。魔法学校で魔法を学び、仲間と友情を育むハリー。そんな中、両親を殺した宿敵ヴォルデモートとの戦いが始まる。舞台はイギリスの魔法界。作中にはイギリス魔法界ならではの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物が登場する。人間界には無い少し変わったものも登場し、作品に楽しさ・面白さといった彩りを添えている。
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『ハリー・ポッターと謎のプリンス』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。活発に動き始めた死喰い人。ハリーとダンブルドアはヴォルデモートを倒すため、秘密裏に対策を取り始める。そんな中ハリーは半純血のプリンスと署名された魔法薬学の教科書を発見。疑いながら、所有者に感情移入していく。しかし、死喰い人がホグワーツに現れたことで状況が一変。ダンブルドアが倒され、ホグワーツは最大の危機に陥る。J・K・ローリングの小説が原作のシリーズ第六弾。
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ハリー・ポッターと賢者の石(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ハリー・ポッターと賢者の石』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。魔法学校を通じて、ハリーと友人たちの絆や成長を描いていく。 1997年に刊行されたJ・K・ローリング原作小説を映画化したもので、2001年に公開された。ハリーポッターシリーズ第一弾。
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目次 - Contents
- 『ハリー・ポッター』の概要
- 分霊箱(ぶんれいばこ)とは
- 分霊箱の作り方
- ヴォルデモートの7つの分霊箱
- トム・リドルの日記
- マールヴォロ・ゴーントの指輪
- サラザール・スリザリンのロケット
- ヘルガ・ハッフルパフの金のカップ
- ロウェナ・レイブンクローの髪飾り
- ハリー・ポッター
- ナギニ
- 分霊箱の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ハリー・ポッターが死ななかった理由:分霊箱の破壊とニワトコの杖の誤作動
- 分霊箱の破壊方法:魔法特性を持った道具の使用
- 分割した魂を元に戻す方法:良心の呵責と後悔
- 分霊箱作成の難易度:3つ以上はほぼ不可能
- 8個目の分霊箱:クィリナス・クィレル
- 7つの分霊箱の意味:魔法界最強の数字「7」
- 分霊箱の元ネタ:ネクロマンサー・リッチ