クラウ・D・クローバー（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

クラウ・D・クローバー（クローバー博士）の概要

クローバー博士とは、海賊を題材とした尾田栄一郎の漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。麦わらの一味の考古学者ニコ・ロビンの故郷である西の海（ウエストブルー）のオハラの考古学者。三つ葉のクローバーを思わせる髪型が特徴。家族のいない孤独なロビンに考古学を教え、明るく育んできた。ロビンにとって師匠であると同時に、祖父のような人物だ。

『ONE PIECE』の歴史900年前から800年前、”空白の100年”と言われる歴史の研究に執着していた。海軍に逮捕・投獄された経験は10回にのぼるという。そうして考古学の分野では世界的権威を持つようになった。ロビンの母オルビアや仲間たちと共に、世界政府に禁じられている「歴史の本文（ポーネグリフ）」の解読・研究を秘密裏に行っていた。幼いロビンを巻き込まないため、ロビンが歴史の本文に関わることを固く禁じていたが、ロビンは悪魔の実「ハナハナの実」の能力を使って博士たちの研究を盗み見、歴史の本文の読み方を学んでいた。

歴史の本文の研究を行っていたことが政府に露見してしまい、オハラにバスターコールがかけられ、オハラは海軍の総攻撃を受ける。そんな中、クローバー博士は仲間達と共に島に残り、歴史に関する書物を全て湖に投げ込むことで炎から守る。その代償として命を落とした。詳細は描かれていないが、革命軍の総司令官モンキー・D・ドラゴンや、世界一の頭脳を持つDr.ベガパンクと面識があることが明らかになっている。

後に本名がクラウ・D・クローバーと明かされ、彼もまた「Dの一族」であることが判明した。同じく「Dの一族」である兄がいたが、その兄は昔、名乗っただけで殺されたと語っている。

クラウ・D・クローバー（クローバー博士）のプロフィール・人物像

本名：クラウ・D・クローバー
肩書き：オハラ図書館館長
異名：考古学の権威
出身地：西の海 オハラ
年齢：享年85歳
誕生日：4月8日
身長：172cm
星座：おひつじ座
血液型：X型
好物：はちみつ、ビターチョコレート

CV：北村弘一 → 稲葉実

三つ葉のクローバーのような髪型が特徴の老人。西の海（ウエストブルー）にあった”考古学の聖地”オハラの考古学者たちのリーダーだった。考古学の分野では世界的権威だが、孤独だったロビンには底抜けに明るく振舞う師匠だった。
仲間の考古学者と共に世界政府に禁じられている「歴史の本文（ポーネグリフ）」の解読・研究に挑んだ。若干8歳で考古学者の資格を得たロビンだったが、クローバーはロビンを自分たちの研究に関わらせないため、歴史の本文について学ぶことは固く禁じていた。
島にバスターコールがかけられ、島中が火の海と化す中、ひとつでも多くの知識を守ろうと仲間と共に本を湖に投げ入れ続けた。

後に本名がクラウ・D・クローバーだったことが判明。彼もまた「Dの一族」だったことが明らかになった。

クラウ・D・クローバー（クローバー博士）の来歴・活躍

過去

兄との死別

初登場時、クローバーのフルネームは明かされていなかったが、後にクラウ・D・クローバーという名前だったことが明かされた。クローバー博士もまた「Dの一族」だったのだ。
クローバーには兄がおり、その兄もまた「Dの一族」だったが、名乗っただけで殺されてしまったという。その時クローバーは自分は彼の友人であると嘘をついて生きながらえた。その時から名乗っただけで殺されなければならない人間がいるということに納得がいかず、歴史の研究を始める。歴史の研究のために世界を股にかけて、その頃から既に海軍に目をつけられていた。実際に海軍に逮捕されたことがあり、脱獄を繰り返しているという。

クローバーは世界一の天才科学者Dr.ベガパンクに研究の協力を求めにいったことがある。しかしその時既にベガパンクは世界政府の雇われ科学者だった。クローバーはベガパンクから命が惜しければ研究をやめるように忠告された。海軍が今クローバーを殺さないのは、”空白の100年”に関する研究をしている他のものをあぶり出すため。クローバーは世界政府に泳がされている。ベガパンクにそう忠告されたクローバーは、それも全てわかった上で歴史の研究を続けるのだった。

オハラへのバスターオール（22年前）

クローバー博士は「考古学の聖地」と呼ばれていたオハラの考古学者であり、世界的な権威でもあった。仲間の学者たちと共に、世界政府に禁じられていた「歴史の本文（ポーネグリフ）」の研究を密かに進め、歴史の真実を追い求めていた。
彼の仲間のひとりだったニコ・オルビアの娘、ロビンに考古学の知識を授け、若干8歳の考古学者が誕生した。親戚の家に預けられ、「ハナハナの実」の能力のために町中で煙たがられるロビンを考古学の師匠として指導し、仲間と共に誕生日を祝ったりするなど明るく育てていた。
ロビンが考古学者の資格を取った直後、世界政府の諜報機関CP9に捕らえられたオルビアを乗せた軍艦がオハラにやってきた。クローバー博士をはじめとするオハラの考古学者は世界政府の禁忌を破った罪に問われることになる。クローバー博士は政府の中枢である五老星に長年の研究、調査の結果を話し、歴史の本文と「空白の100年」に関する仮説を報告する。しかしその内容が政府の隠していた事実の核心に迫っていたため、当時のCP9長官だったスパンダインに撃たれてしまい、仮設の真偽を確かめることはできなかった。クローバー博士たちが辿り着いた、空白の100年に関係する「ある王国」は、その名前だけでも世界政府のタブーに触れるものだったのだ。
オハラには海軍による総攻撃を意味する「バスターコール」が発令され、島は火の海と化した。オルビアが知り合った海兵サウロの手でロビンはひとり逃がされ、クローバー博士を始めとする考古学者たちはオハラの知識をひとつでも多くこの世に残すため、島の図書館に保管されていた無数の本を湖へと投げ入れ続けた。バスターコールが終わるころにはクローバー博士やオルビア、島のすべての考古学者、一般の住民に至るまで皆殺しにされ、焼け野原になった島の中心の湖と、その底に沈んだ無数の本だけが残された。

クラウ・D・クローバー（クローバー博士）の関連人物・キャラクター

ニコ・ロビン

麦わら海賊団の考古学者。オハラが滅びた後、世界政府の追っ手から逃げながら裏世界で生き延び、歴史の「空白の100年」を記した「真の歴史の本文（リオ・ポーネグリフ）」を求め続けていた。
物心つく頃に母と生き別れ、親戚の家で孤独に育ったロビンにとって、クローバー博士は考古学の師匠でありながら優しい祖父のような人物だった。

ニコ・ロビン／ミス・オールサンデー（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ニコ・ロビン（ミス・オールサンデー）とは、『ONE PIECE』に登場する海賊である。
主人公・ルフィ率いる『麦わらの一味』の考古学者。ハナハナの実の能力者で、自由に身体の一部を咲かせる事ができる。
考古学の聖地『オハラ』の唯一の生き残り。8歳にして考古学者になり、ポーネグリフの解読を可能にした天才。現状、ポーネグリフを解読できる唯一の存在であり、物語の中で重要な役割を担っている。

ニコ・オリビア

ロビンの母であり、歴史の真実を追い求めるクローバー博士の仲間。ロビンが2歳のときに調査のためにオハラを離れ、海軍に捕らわれるまで戻ることはなかった。
バスターコールによってオハラが滅ぼされ、クローバー博士や仲間たちと共にオハラの知識が記された無数の本を守って死亡した。

ニコ・オルビア（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ニコ・オルビアとは、海賊を題材とした尾田栄一郎の漫画『ONE PIECE（ワンピース）』に登場するニコ・ロビンの母だ。オハラの考古学者のひとりで、ロビンが2歳のときに調査のために島を離れ、ロビンが8歳になるまで戻ることはなかった。海軍によって仲間を失い、捕らえられるがハグワール・D・サウロ中将によって逃がされ、オハラへ戻ってくる。ロビンと再会を果たすことができたが、オハラの研究が世界政府に知られたことで発動されたバスターコールによって死亡した。

Dr.ベガパンク

CV：安原義人

世界一の頭脳を持った天才科学者。500年先の未来を見ていると言われるほどの頭脳を持っている。人々のために研究をする人格者だが、自身の構想を実現するためには莫大な研究費用がかかるため、世界政府で雇われ科学者をしている。詳細は描かれていないが、クローバー博士とは面識があり、バスターコールでオハラが滅んで数カ月後、ベガパンクはわざわざオハラに趣き、花を手向けている。

Dr.ベガパンク（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

Dr.ベガパンクとは、海賊を題材とした尾田栄一郎の漫画『ONE PIECE（ワンピース）』に登場する天才科学者で、海軍特殊科学班「SSG」に所属している。500年先を行くと言われる天才的な頭脳と、悪魔の実「ノミノミの実」の能力で無限大に知識（データ）を記憶できる脳ミソを持っている。作中に登場する革新的な技術や兵器は、ほぼベガパンクの開発したもの。その発想は、、麦わら海賊団の船大工、フランキーにも多大な影響を与えている。人々の幸せを願う人格者であるが、その技術などは悪用されることも多い。