吉松シンジ（リコリス・リコイル）とは【徹底解説・考察まとめ】

アラン機関の理想がために

千束とたきなによって真島は倒され、2人に救出される。吉松が人工心臓を手に入れたという情報を手に入れていたたきなから、それを渡すよう迫られる。しかし吉松は、千束の“殺しの才能”を花開かせるべく、自分の心臓を新たに入手した人工心臓と入れ替えるという驚愕の手段に出ていた。
生き永らえるために自分を殺してみせろと千束に命じる吉松、そんなことできないと嘆く千束。ならば自分が代わりにとたきなは吉松に銃を向けるが、千束は「吉松の命を奪って生き延びても、それはもう私じゃない」と彼女を止める。千束の意志を変えられないと悟った吉松は、彼女たちの前から去る。

そこにミカが現れ、造作も無く護衛を排除した上で拳銃を手に吉松に迫る。ミカが足を悪くしていたのは周囲を騙すためだったと知ってその恐ろしさを改めて感じつつ、彼が千束のためならどんなことでもするだろうこと、自分たちに真の別れの時が来たことを悟る。そのままミカによって殺され、その胸に仕込んだ人工心臓を奪われる。
吉松は「千束が自分を殺して生き永らえる」ことを望んでおり、その未来を彼女が掴み取った時に備えて手紙を用意していた。「自分の死が君の新しい人生の始まりだ」というおぞましい内容が認められたこの手紙を見たミカは、何も言わずにこれを処分し、ただ「吉松の胸の手術跡はフェイクで、実際はケースの中に人工心臓を隠していた」と千束に伝えて、彼女に新しい人工心臓と未来を与えるのだった。

吉松シンジの関連人物・キャラクター

錦木千束（にしきぎ ちさと）

喫茶店リコリコに所属する、DAのエージェントであるリコリスの中でも“歴代最強”と評される少女。天真爛漫な性格で、任務の中で必要と判断すれば殺人も許可されているリコリスにあって非殺主義を貫く風変わりな人物。
かつて自分を支援してくれた恩人を探しているが、それが吉松であることは気付いていない。吉松は一見千束を暖かく見守っているように見えるが、その実期待しているのは「千束の“殺人の才能”が開花すること」であり、彼女が不殺主義の持ち主になっていることを知った時は絶句していた。

錦木千束（リコリス・リコイル）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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錦木千束（にしきぎ ちさと）とは、『リコリス・リコイル』（リコリコ）の登場人物で、「歴代最強のリコリス」としてその名を知られる天真爛漫な少女。
天才児の育成を旨とするアラン機関の支援を受けて育った「殺しの天才」。武力を用いた犯罪抑止を旨とするリコリスながら、自分や仲間たちはもちろん敵対する者の命も守ることを信条としている。リコリスとしてのあらゆる能力に長け、さらに銃弾の軌跡を見切って回避するすさまじい技術を持つ。喫茶店リコリコを主な活動の場としており、後輩の井ノ上たきなをかわいがっている。

クルミ／ウォールナット

インターネットの黎明期から活躍していた伝説的ハッカー。見た目は千束と同年代程度だが年齢不詳。
アラン機関と揉めた末に殺されそうになり、「自分の死を偽装する」形で追手を出し抜き喫茶店リコリコに匿われている。吉松は吉松でクルミを殺したと思い込んでおり、彼女が自分の生活圏で今も元気に活動していることはまったく気づいていない。

クルミ／ウォールナット（リコリス・リコイル）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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クルミ／ウォールナットとは、『リコリス・リコイル』（リコリコ）の登場人物で、ダークウェブでは伝説として語られるほどの凄腕ハッカー。
ネット上ではリスのアバターを使用している。見た目は少女だが、ネットの黎明期からハッカーとして活躍しており、若作りなのか代替わりしたのか不明。アラン機関に命を狙われ、喫茶店リコリコに依頼して自らの死を偽装。以降はリコリコに転がり込んで引き籠もり生活を続けており、代わりにハッカーとしての仕事を引き受けている。カードゲームからネット対戦ゲームまで、様々な趣味を持つ。

ミカ

元DAの訓練教官にして、喫茶店リコリコの店主にしてリーダー。千束にとっては父親同然の存在でもある。
吉松とはかつて深い仲にあり、彼にたびたび「千束に正体を明かしてやれ」と勧めている。その吉松と「千束の“殺人の才能”を立派に開花させる」という約束を交わしていたが、父親代わりとなって彼女を育てる内に「誰かを助けられる人になりたい」との千束の想いを曲げることがどうしてもできなくなり、結果として前者を反故にしている。

ミカ（リコリス・リコイル）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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ミカとは、『リコリス・リコイル』（リコリコ）の登場人物で、武力を用いた犯罪抑止を活動目的とする秘密組織Direct Attack（DA）の元訓練教官にして、現在はその下部組織である喫茶店リコリコの店主兼リーダーを務める男性。
和服をいなせに着こなす長身の黒人。足に障害を抱えており、普段は杖を使用している。第一線を退いたとはいえその能力は高く、今でも現場に駆り出されては狙撃手や運転手などを務めることもしばしば。“歴代最強”ともいわれるリコリスの錦木千束とは、親子のような絆を築いている。

真島（まじま）

吉松が海外から招いたテロリスト。個人としての主義や思想は無く、金をもらえばどのような仕事も遂行する危険な人物。
大きなテロを起こすためにはリコリスが邪魔だと考え、これを先に潰すことを画策する。

真島（リコリス・リコイル）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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真島（まじま）とは、『リコリス・リコイル』（リコリコ）の登場人物で、アラン機関の吉松シンジが海外から呼び寄せた雇われテロリストである。
吉松の進める大規模なテロの実行役として暗躍し、地下鉄への襲撃など様々な事件を起こす。その中で日本の治安維持を目的に活動する秘密組織DAの妨害を受け、まずこれを排除することを考える。DAのエージェントであるリコリスを次々と始末するも、“歴代最強”と呼ばれるリコリスの錦木千束と出会って敗北し、その圧倒的な実力に興味を惹かれて強い執着を抱いていく。

ロボ太

新進気鋭のハッカー。自身が日本のトップハッカーになることを望み、しかしハッカーとしての実力ではクルミに勝てなかったため、彼女を殺して物理的に排除することを目論む。
アラン機関に雇われて仕事をした際、クルミ抹殺の作戦を主導し、傭兵部隊を用いてついにこれを達成。念願叶って日本最高のハッカーを堂々と自称するが、実際にはクルミがまだ生きていることにはまったく気づいていない。

ロボ太（リコリス・リコイル）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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ロボ太とは、『リコリス・リコイル』（リコリコ）の登場人物で、日本のトップハッカーになることを夢見る若者。
明るく子供っぽい性格で、目的のためなら他人の命を奪うことになんら罪悪感を抱かない凶悪な青年。長年日本最高のハッカーとして君臨してきたウォールナットを物理的に排除することを目論み、アラン機関と協力して傭兵を送り込む。首尾よくこの作戦を成功させた後はアラン機関の子飼いとなり、様々な計画に加担していく。実は死を偽装しただけでウォールナットが生きていることにはまったく気づいていない。