Cö shu Nie（コシュニエ）の徹底解説まとめ
Cö shu Nie（コシュニエ）とは、中村未来（Vo,Gt,Key,Manipulator）と松本駿介（Ba）による2人組ロックバンドである。2011年に大阪で結成され、2018年にソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズよりメジャーデビューした。代表曲「asphyxia」は、アニメ『東京喰種 トーキョーグール：re』の主題歌として注目を集め、iTunesチャートではTOP5を獲得するなど、アニメファンや音楽ファンから高い評価を受けた。ダークな世界観と、ボーカルの力強く美しい歌声が魅力。
松本駿介「ベース・ヒーロー的な役割を担っていると思っています。」
ベース松本駿介が、webサイト『BASS MAGAZINE』のインタビューの際に、「歪みサウンドの醍醐味」について聞かれたときの回答より。バンドにおけるベースといえば、ドラムと合わせて「リズム隊」と呼ばれることもあるように、リズムを刻みメロディーを支えるのが主な役割で、目立たない印象を持っている人も多い。しかし、コシュニエのベースは、曲中でギターやボーカルよりも目立つ部分が多々ある。「ギター・ヒーロー」というのはよく聞く言葉だが、歪んだサウンドで曲の世界観を作り出す松本駿介のベースは、まさに「ベース・ヒーロー」と呼ぶにふさわしいものである。
━━最後に、歪みサウンドの醍醐味とは？
やっぱりベースが主人公になれるっていうところがかなり大きいかなと思います。バンド・サウンドなら特に、自分が引っ張っていくっていう使命感も感じられるし、責任感も出る。カッコいい音になるからこそ自信を持って弾けるんです。バンド・サウンドのタイプにもよりますが、Cö shu Nieの場合は、ベース・ヒーロー的な役割を担っていると思っています。
出典： bassmagazine.jp
Cö shu Nie（コシュニエ）の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
ギャップを感じられる関西弁のMC
出典： twitter.com
中村未来（右）と松本駿介（左）
Cö shu Nieは、楽曲の雰囲気やメンバーのビジュアルから神秘的、人間離れしている、といったイメージがつきがちである。しかし、ボーカルの中村未来、ベースの松本駿介はともに関西出身であり、ラジオやライブMCでは関西弁の喋りを聞くことができる。イメージとは裏腹に、2人が話す関西弁には可愛らしさもあり、親近感を持ったり、ギャップにハマったりするファンも多い。
恋愛がテーマの花言葉シリーズ、「iB」と「fujI」
1stアルバム収録の「iB」、2ndアルバム収録の「fujI」は、どちらも花が曲名になっている。
「iB」の読み方は「アイビー」で、「蔦」を意味し、花言葉である「永遠の愛」、「結婚」をイメージして作られた楽曲であるという。「あなたの寂しさはわたしだけのものなの どうしたって孤独からは逃げられないわ」、「潤って融け合ってわたしたちは愚かでいよう」など、深い愛ゆえの狂気すら感じるような歌詞が印象的な1曲である。
「fujI」の方は、「藤の花」がテーマで、「優しさ」「恋に酔う」の花言葉に沿って、「君にならなんだってしてあげたい」、「君しかいらない」といった歌詞で盲目的な恋を表現している。
Cö shu Nieの楽曲は、純粋に恋心を表現するものは少ないが、花を曲名におくシリーズは恋愛がメインテーマになっているという。今後、どのような花をモチーフにどのような恋模様の楽曲が生まれていくのか注目である。
ライブとともに歌詞が変化、成長する楽曲「迷路」
「迷路～本編～」のMV
「迷路〜序章〜」「迷路〜本編〜」は、ライブの最後に行われる定番曲である。2曲合わせて「迷路」と呼ばれることもある。2011年の会場限定ファーストシングル『迷路』に収録されており、2022年発売のアルバム『Flos Ex Machina』に再録されるまでは、ライブでしか聞けない幻の曲となっていた。
2022年に音源化した理由として、中村未来は、「ライブも減っていて、ようやく4月からこのアルバムを出してツアーを周るということで、音源化して、リスナーにとって自分の曲としてみんなの心に浸透してほしいなと思ったのでこのタイミングで収録しようと思ったんです。」と述べている。
最初のシングルの時とは歌詞が変わっている部分がいくつかあり、「迷路～本編～」の「もう要らない」は「一緒に連れていくよ 決めたの もうわたしは迷わない」になっている。他にも、歌詞やアレンジはライブ毎に変化しており、曲の最後でもう一度冒頭のメロディーに戻る、「無限ループバージョン」などもあったという。「迷路」は、その時々のCö shu Nieを象徴する楽曲として、大切にされ続けているのである。
www.lisani.jp
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目次 - Contents
- Cö shu Nie（コシュニエ）の概要
- Cö shu Nie（コシュニエ）の活動経歴
- ソロプロジェクトとして活動開始
- 『東京喰種』主題歌への大抜擢とメジャーデビュー
- 初のフルアルバム『PURE』リリース
- 藤田亮介（Dr）の脱退とその後
- Cö shu Nie（コシュニエ）のメンバー
- 中村未来
- 松本駿介
- Cö shu Nie（コシュニエ）のディスコグラフィー
- シングル
- 『迷路』
- 『ペリカン号でどこまでも』
- 『supercell』
- 『butterfly addiction』
- 『DIAMOND』
- 『OVERLAP』
- 『asphyxia』
- 『絶体絶命／Lamp』
- 『bullet』
- 『give it back』
- 『SAKURA BURST』
- ミニアルバム
- 『イドラ』
- 『オルグ』
- 『パズル』
- 『OVERKILL』
- 『Aurora』
- 『LITMUS』
- フルアルバム
- 『PURE』
- 『Flos Ex Machina』
- 配信限定シングル
- 『サイコプール≒レゴプール』
- 『red strand』
- 『FLARE』
- 『undress me』
- Cö shu Nie（コシュニエ）の代表曲とミュージックビデオ（MV/PV）
- 『asphyxia』
- 『character』
- 『defection』
- 『絶体絶命』
- 『Lamp』
- 『bullet』
- 『red strand』
- 『FLARE』
- 『ずっとそばに』
- 『give it back』
- 『undress me』
- 『SAKURA BURST』
- 『迷路～本編～』
- Cö shu Nie（コシュニエ）の名言・発言
- 中村未来「絶対的に美しい夜にします」
- 松本駿介「ベース・ヒーロー的な役割を担っていると思っています。」
- Cö shu Nie（コシュニエ）の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- ギャップを感じられる関西弁のMC
- 恋愛がテーマの花言葉シリーズ、「iB」と「fujI」
- ライブとともに歌詞が変化、成長する楽曲「迷路」