志波岩鷲(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ
志波岩鷲(しば がんじゅ)とは、『BLEACH』の登場人物で、死神たちの住まう流魂街で暮らす侠客である。
「西流魂街の深紅の弾丸」、「西流魂街一の死神嫌い」、「“西流魂街のアニキと呼びたい人”14年連続ナンバーワン」など数々の異名を自称している。腕っ節が強く、護廷十三隊の死神相手に勝利を収めたこともある喧嘩自慢。朽木ルキアの救出のためにやってきた黒崎一護を当初は訝しんでいたが、彼の気骨と実力を知って協力するようになる。ルキアのかつての上司である志波海燕、女花火師の志波空鶴の弟である。
力及ばずとも仲間のために
ルキアの処刑命令に端を発する騒動はさらなる余波を呼び、一護たちは次々に現れる強敵との戦いを強いられる。その中には護廷十三隊の隊長格の死神とも互角かそれ以上の猛者も少なくなく、一護もまた大苦戦しながらかろうじて勝ちを拾うような相手ばかりだった。
街の喧嘩屋でしかない岩鷲は、当然ながら急激に力をつけていく一護や元から強い隊長格の死神とは実力において大きな開きがあり、瀞霊廷に殴り込んだ場面の後では戦闘面で活躍することはほとんどなかった。しかし自身でも到底敵わぬ相手であることを知りながら、一護が戦うと聞けばたびたび駆けつけて彼の力になろうと奮戦。その無謀で無鉄砲な姿は一護から呆れられ、心配されると同時、死地に向かわんとする彼の心に少なからず勇気を与えた。
歴戦の死神すら命を落とす危険な戦場を何度も潜り抜け、作中で描かれた最後の戦いでは「一護の退路を作る」ために彼の仲間たちと共に奮戦。その後の様子は描かれていないが、一護と彼の仲間たちは敵の首魁を討ち果たした後に無事に戦場から撤退しているため、岩鷲もまた生還したと思われる。
志波岩鷲の関連人物・キャラクター
志波海燕(しば かいえん)
岩鷲の兄。見た目はあまり似ていないが、叔父や従兄弟にあたる人物も存在しているため、「流魂街に流れ着いた魂が寄り集まって疑似家族を成した」のではなく「流魂街に流れ着いた魂同士が結ばれて一族を成した」結果としての血縁だと思われる。
流魂街の出身者としては滅多にいないほどの傑物で、その能力を評価されて護廷十三隊に入隊。天稟に驕らず努力を重ね、十三番隊の副隊長にまで昇格する。しかし妻を殺した虚に敗れて肉体を乗っ取られ、最後は当時の部下だった朽木ルキアにトドメを刺された。
岩鷲からしても誇りに思える立派な兄であり、それだけに簡単にはその死を受け入れられず、彼が「死神嫌い」になる大きな原因となった。
志波海燕(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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志波海燕(しばかいえん)とは、久保帯人によって『週刊少年ジャンプ』で連載されたバトル漫画作品『BLEACH』の登場人物で、死神であり元十三番隊副隊長。没落した名門貴族志波家の長男で、死神の学校である真央霊術院(しんおうれいじゅついん)をたった2年で卒業した天才。護廷十三隊に入隊してからもわずか6年で十三番隊副隊長の地位に就いた実力者である。自身の妻を殺した虚(ホロウ)との戦闘で霊体ごと体を乗っ取られ、当時の部下であった朽木ルキアに刺されて死亡する。
志波空鶴(しば くうかく)
岩鷲の姉。見た目はあまり似ていないが、叔父や従兄弟にあたる人物も存在しているため、「流魂街に流れ着いた魂が寄り集まって疑似家族を成した」のではなく「流魂街に流れ着いた魂同士が結ばれて一族を成した」結果としての血縁だと思われる。
流魂街にその名を轟かす花火師で、気風の良い姉御肌の人物。気性はさっぱりしているが岩鷲以上に喧嘩っ早く、言い聞かせて従わなければ弟だろうと客人だろうと容赦なく鉄拳を見舞う。岩鷲からすると姉である以上に育ての親にも等しい相手であり、頭が上がらない。
志波空鶴(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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志波空鶴(しば くうかく)とは、久保帯人の漫画『BLEACH』に登場するキャラクターで、尸魂界(ソウルソサエティ)の流魂街に暮らす花火師だ。志波海燕(しば かいえん)の妹で、志波岩鷲(しば がんじゅ)の姉。男勝りかつ乱暴な性格で、荒っぽい岩鷲でも空鶴には頭が上がらない。片腕がなく、アニメ版では義手をつけている。志波家独自の「花鶴射法(かかくしゃほう)」という、花火や砲弾を打ち上げる霊術と攻撃系の鬼道を得意としている。
黒崎一護(くろさき いちご)
死神の朽木ルキアから“死神としての力”を借り受けた高校生の少年。友のため、仲間のために虚と戦い続け、その内なる力を覚醒させて幾多の強敵を打ち倒していった。
自分の家族を救うために傷つき、罪に問われることを承知で死神代行の役目を任せてくれたルキアには多大な恩を感じており、処刑命令を下された彼女が連行されていった際は仲間たちと共にこれを救出するために尸魂界へと乗り込む。岩鷲とはこの時に出会い、意地の張り合いで喧嘩になるなど物々しいファーストコンタクトとなった。
“恩人のため”というだけの理由で命をも懸けようとするその真っ直ぐな性根は、死神嫌いを貫いていた岩鷲の心にも多大な影響を与え、「お前は他の死神とは何か違う気がする」として全面的な協力を引き出すまでに至る。一護の側も気性が似ている岩鷲とは付き合いやすいらしく、時に阿吽の呼吸を見せてピンチを切り抜けていった。
実は岩鷲と一護は従兄弟の関係にあり、作中で幾度か「海燕と一護は似ている」と言及されているのはそれが理由。一護の方は後に自分の父親が死神であることを知ることとなるが、岩鷲の方は最後まで知らなかったようである。
黒崎一護(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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黒崎一護(くろさきいちご)とは『週刊少年ジャンプ』で連載していた『BLEACH』の主人公で、死神代行。ある時、家族を虚(ホロウ)から守るため、死神の朽木ルキア(くちきるきあ)から死神の力を譲り受け危機を打破。それ以降は死神代行として活動する。「尸魂界篇」「破面篇」では自らに虚の力が宿っていることを知り、破面篇での戦いで死神の力を失うことになるが「死神代行消失篇」で完現術(フルブリング)を会得し、戦う力を得る。「千年血戦篇」では虚の力だけではなく滅却師であった母の力も受け継いでいたことが判明した。
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