射場鉄左衛門(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ
射場鉄左衛門(いば てつざえもん)とは、『BLEACH』の登場人物で、死神たちの実働部隊である護廷十三隊の七番隊副隊長。
広島弁を操り、剃り込みの入った角刈りにサングラスといういかにもヤクザといった風貌の持ち主。自分にも他人にも厳しく、義理と人情に厚い硬骨漢で、「男はのし上がってなんぼ」をモットーとしている。その根底には「母に楽をさせたい」との想いがある優しい人物。
副隊長の中でもその実力を評価されることが多いが、“出番が少ない”ことを公式非公式からよくネタにされている。
射場鉄左衛門のプロフィール・人物像
誕生日/7月18日
身長/182cm
体重/68kg
趣味/サングラス集め
好きな食べ物/広島風お好み焼き
嫌いな食べ物/大阪風お好み焼き
休日の過ごし方/眼鏡の銀蜻蛉で新作チェック
CV:西凜太朗
射場鉄左衛門(いば てつざえもん)とは、『BLEACH』の登場人物で、死神たちの実働部隊である護廷十三隊の七番隊副隊長。
腹に晒しを巻いた筋肉質の偉丈夫で、剃り込みの入った角刈りにサングラスという、いかにも“ヤクザ”といった風貌の持ち主。さらには広島弁を操るため、その言動から受ける印象は完全にその手の筋者である。
自分にも他人にも厳しく、「男はのし上がってなんぼ」をモットーとしている。かつては闘争をこそ至上とする十一番隊に所属していたが、そこに留まる限りは出世は見込めないと見て七番隊に移籍した。上昇志向が強いようでいて義理と人情に厚く、その根底には「母に楽をさせたい」との想いがある優しい人物。
かつては剣術や格闘術など戦闘力に直結する分野に秀でていたが、七番隊に移籍してからは鬼道など今まで重視してこなかった技術も徹底して鍛え、いずれの技能も高いレベルにある。副隊長の中でもその実力を評価されることが多いが、それを披露する機会にはなかなか恵まれず、“出番が少ない”ことを公式・非公式問わずよくネタにされている。
射場鉄左衛門の能力
斬魄刀(ざんぱくとう)
作中に登場する死神たちの武器。死神自身の霊力の塊であるため、個々の死神ごとに外見も能力も大きく異なる。本来はさまよう霊を浄化するために使うものである。
最初の状態では「浅打(あさうち)」と呼ばれ、一般的な刀剣としての機能しか持たないが、使い手の魂を写し取って徐々に成長。「始解(しかい)」という状態を経て、最終的には「卍解(ばんかい)」という形態に至る。
始解と卍解を使う際には、刀の名前と解号という特殊な言葉を口にする必要がある。卍解した斬魄刀はその威力も演出も強烈で、作品の大きな目玉の1つともなっている。
射場の斬魄刀は始解に至るまで成長しているが、「本格的な戦闘が始まる前に場面が別に移る」、「奇襲を仕掛けるも反撃されて一瞬で戦線から退く」といった形ばかりで、実際に使っているシーンがほとんど描かれていない。そのため、どのような能力を持っているのかは不明である。
鬼道(きどう)
自身の霊力を操って様々な効果を発生させる、死神独自の技術。攻撃用の「破道(はどう)」と防御・拘束用の「縛道(ばくどう)」の2種があり、それぞれ99の技法が存在している。数字が大きいほど難易度が高い。
射場は高レベルの鬼道を修めているといった紹介こそあるものの、実際にそれを行使している場面は描かれていない。
射場鉄左衛門の来歴・活躍
出世を求めて七番隊へ
母想いの死神で、親孝行のためにも自身が出世することを望んでいた。護廷十三隊の十一番隊に所属していたが、血の気の多い死神ばかりが集まり、強敵との闘争を至上の価値とするここでは今以上の立場にはなれないと判断。七番隊へと移籍する。
七番隊の隊長狛村左陣(こまむら さじん)は人狼という死神の中でも特殊な出自の持ち主で、寡黙かつ周囲との間に壁を作りがちな性格だったが、実直な射場との相性は悪くなかった。出世して母に楽をさせるという想いがため、十一番隊にいた頃はあまりやってこなかった鬼道などの修練にも励み、次第に狛村や七番隊の死神たちから認められ、副隊長に任命されるに至る。
副隊長として活躍
その後は狛村の下で、七番隊の副隊長として活躍。時に戦場の最前線で、時に狛村の代理で仲間たちを指揮し、その力を発揮する。
護廷十三隊五番隊隊長の藍染惣右介(あいぜん そうすけ)の反乱や、死神に匹敵する力を持つ悪霊「破面(アランカル)」の軍勢との戦いなど、要所要所で的確な働きを見せるも作中では特に描かれないままに終わった。
死神とは異なる方法で悪霊を祓ってきた滅却師たちの「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」との決戦では、一族の秘術を用いて強敵を打ち破るものの代償で完全な獣と化していく狛村を回収し、恩人の仇を討ちたい一心で復讐に猛った己に絶望する狛村に「隊長は間違っていない」と言葉をかけた。
狛村の跡を継ぐ
見えざる帝国との決戦後、完全に獣となってしまった狛村は七番隊の隊長を引退。射場がその後を継いで新たな隊長に就任する。
純粋に実力を評価されたわけではなく、欠員を埋める形の人事であると本人は感じており、毎日修練に励んでから隊長としての仕事に取り掛かっている。同僚の隊長たちは、この行動に理解を示しつつも「真面目すぎる」とやや呆れており、良くも悪くも今後の成長に期待されている。
その後を描いた「獄頤鳴鳴篇」では、輪堂与ウ(りんどう あたう)という死神を副隊長に任命している。どこか掴みどころのない輪堂に辟易としつつ、隊長としての活動を続けている。
射場鉄左衛門の関連人物・キャラクター
狛村左陣(こまむら さじん)
七番隊の隊長。純粋な死神ではなく、全身が毛で覆われ頭部が狼の形状をしている人狼という一族の出身。普段は編み笠や籠手で素顔を隠している。
隊長として十二分な実力を持ち、人柄も七番隊を率いるのに相応の高潔なものだが、その出自から隊員たちとの間に距離を設けがちなところがある。副隊長の射場に対してもそれは変わらなかったが、そんな狛村の姿勢も含めて射場は実直かつ誠実に付き合い、護廷十三隊として動く際には見事な連携を見せた。
後に恩人の仇を討つため人狼に伝わる秘術を使い、その反動で完全な獣と化す。復讐に身を焦がすあまり報いを受けたのだと己を卑下するも、射場はもはや言葉を交わすこともできない彼に向かって「隊長は間違っていない」と語り掛けた。
その後は射場の口から「戦死した」と護廷十三隊に報告され、自身は近くの山の中で暮らす。かつての力と姿を失い言葉も話せなくなったが知性はそのままであり、自分の跡を継いで七番隊の隊長となった射場を心の中で応援している。
班目一角(まだらめ いっかく)
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