瓜江久生(東京喰種トーキョーグール:re)の徹底解説・考察まとめ

瓜江久生(うりえくき)とは、石田スイの人気漫画『東京喰種トーキョーグール:re』の登場人物。分析能力・戦闘能力も高く、勤勉で優秀な捜査官。しかし己の力を過信しており、身近で年の近い優秀な人物に敵対心を向け、他人を見下す嫌な人物であった。しかし、強敵との戦いや仲間の死を乗り越えて成長していく。第2部の裏主人公的な人物であり、彼がどのように変化していくのかに注目である。

第2部から登場した男性捜査官。
9月6日生まれのおとめ座。血液型B型。黒磐巌の息子であり、ウリエの同期。若いながらもSSレート喰種の攻撃に対応する技量を持ち、倉元からは「特等の遺伝子」「ブジン」などと呼ばれている。佐々木に憧れており、任務とはいえ刃を向けたことを悔いて謝罪を望んだり、手ほどきを受けたいと素直に告げるなど、無骨実直な性格は父親譲り。特等の息子だけであって、SSレートのハイセに一撃を加えるなど既に能力は一線級である。クインケは尾赫の「ツナギ〈hard〉」。

家族

瓜江幹人(うりえみきと)

CV:沖野晃司

第2部に登場する瓜江久生(うりえくき)の父親であり、故人。黒磐の所属していたS3班の班長を務めていたが、部下たちに撤退を指示し、単独で隻眼の梟と対峙して殉職した。

喰種

ドナート・ポルポラ/神父(しんぷ)/クラウン

CV:井上和彦
レート:SS

23区の喰種収容所「コクリア」に収容されているロシア系喰種。SSレートの喰種で、CCGでの呼称は「神父」。亜門の育ての親でもあり、収容所に入れられる以前は孤児院を営んでいた。孤児院の小児を好んで食っていたが、亜門だけは食わずにいた。過去には捜査官殺害、複数の捕食殺害に関与。コクリアに収監されていても、CCGからは喰種のプロファイラーとして生かされていた。

その正体はピエロのメンバーであり、コードは「クラウン」。マスクもコード名を表わすようなデザインのものを着用している。
捜査官・瓜江久喜(うりえくき)を指先より発現させた自身のコピーで圧倒するなど、レートに違わぬ実力を見せた。
ピエロ掃討戦の際に瓜江の父・瓜江幹夫(うりえみきお)と黒岩巌(くろいわいわお)に敗れ、コクリアへと収監された。

冴木空男(さえきからお)/トルソー

CV:手塚ヒロミチ
レート:A

『東京喰種トーキョーグール:re』より登場。普段はタクシー運転手として人間社会に溶け込む。狙うのは傷跡のある女性ばかりで殺害後は胴体の身を収集している。このことからCCGから「トルソー」と呼ばれている。

ビッグマダム

CV:斉藤貴美子
レート:SS

喰種捜査官の鈴屋什造(すずやじゅうぞう)の回想で初登場。彼を飼いビトとし、スクラップショーを行わせていた。体中に針を通して吊るしたり、ハンマーで睾丸をつぶしたりと、残虐性は強い。

「オークション編」の瓜江戦で赫子が出現。フレーム開放した瓜江を巨大な赫子で一蹴するなど、レートにそぐわない実力を見せた。その後、鈴屋班と交戦し、駆逐された。

瓜江久生の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「お前の功績だ不知!」

ノロとの戦いで、命を落とした不知。段々と生気を失くしていく不知を繋ぎとめようと、必死に言葉をかけ続ける。そして「お前の功績だ不知」と言った。それまで自分が第一優先だった瓜江が、初めて手柄を他人に譲ろうとした印象深いひと言。戦友不知の死を経験し、瓜江は人間として捜査官として、一回り成長していく。

「……なんで...こんなにがんばってるのに...」

功績を求める余り、何度も問題行動を起こした瓜江。「オークション掃討作戦」では、手柄欲しさのあまり、六月と2人でビッグマダムと戦う。しかし相手は高レートの喰種で、2人では歯が立たない。倒れた瓜江はビッグマダムに捕食されかけたが、そこからなんとか逃げ出し、力を暴走させて再度戦いを挑む。しかしそれでもビッグマダムには敵わず、壁に叩きつけられて
我に返った。その時、「……なんで...こんなにがんばってるのに...」と顔を覆って呟いたのだ。

班員随一の努力家であるが、努力した結果が報われないというパターンが多い瓜江。このセリフには彼の想いが込められている。普段クールな彼が、体を丸めて頑張っても結果に繋がらないと嘆く姿が切ない。

瓜江久生の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

執念から自分の腕を食べた瓜江久生

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