越前南次郎(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ
越前南次郎(えちぜんなんじろう)とは、『テニスの王子様』に登場するキャラクターで、主人公越前リョーマ(えちぜんりょーま)の父親である。元プロテニスプレイヤーで、世界大会で37戦全勝したという偉業を持つ。現役時代は「サムライ南次郎」と呼ばれていた。リョーマは毎日のように南次郎に勝負を挑むが、一度も勝ったことがない。引退後もその実力は衰えておらず、また知名度も高い。今は臨時で寺の住職をしている。性格は陽気で子供っぽく、よくグラビア雑誌を読んでいる。リョーマが通っている青春学園中等部のOBでもある。
青学卒業後アメリカへ留学
南次郎は青春学園を卒業し、プロテニスプレイヤーになるため1人でアメリカへ留学した。当時は、「日本から来たクソガキ」と舐められていた。このような発言をしていたスミスコーチという世界ランク元86位の人物に水をかけるという暴挙に出る。
未来の嫁・竹内倫子との出会い
竹内倫子(たけうちりんこ)は若い頃弁護士を目指しアメリカへ留学していた。南次郎はとある飲み屋で「日本から来たガキがアメリカでプロになれるかよ」と噂されているのを聞いてしまう。頭にきた南次郎はその発言をした人物の頭に水をかけた。その人物は元世界ランク86位のスミスコーチ。逆らったらプロになれないとまで言われていた。一触即発の雰囲気になるが、近くにいた日本人女性がフォローしてくれた。それが竹内倫子である。南次郎を助け出した倫子だったが、南次郎は倫子の胸を鷲掴みに。日本人に興味ないと言い、「デッケー夢を果たすために来た」と言って去っていく。第一印象は最悪だったが、のちに結婚しリョーマを授かることとなる。
金髪美人と遊び呆ける南次郎
南次郎はテニスクラブで有名になりつつあった。だがマイケルという現地のプレイヤーは、南次郎が練習もせず毎日遊び回っていることが気に食わなかった。倫子も南次郎がもう夢を諦めたのかと腹を立てていた。だが毎日外出していた理由が、実はいろんなトーナメントに出場しタイトルを総なめしていたと後日明かされている。
スミスコーチをテニスでボコボコに
場面は倫子の通うテニスクラブ。スミスコーチはいつにも増して機嫌が悪く生徒に強くあたる。それは子供にも同じであった。憂さ晴らしのように眼鏡を探している子供に向かってボールを放つスミス。倫子はそれを庇った。だがスミスは「テニスは多少スパルタで教えた方がいい」と言い、倫子に向かってボールを打ち込んだ。そこを助けたのが南次郎だった。「俺にもテニス教えてくんない?」とスミスに言い、勝負を持ち込む。スミスのサーブから始まり、観客はそのスピードに「さすが元世界ランク86位」といったところだった。だが南次郎にとっては遅すぎるくらいだった。南次郎は目を閉じて打ち返してみせる。スミスはそれにまた腹を立て、南次郎の顔面を狙うも簡単に打ち返された。スミスはその打球で吹っ飛び、みっともない姿で嘆いた。
世界を圧倒し37戦全勝 突然の引退
怪我が原因でグランドスラムは逃した。だが南次郎はアメリカの大会で世界ランク1位のブンドルに決勝で勝利し、ノーシードで優勝まで勝ち登った。そして「サムライ南次郎」と名が轟き、その後の大会で37戦全勝という成績を残した。プロになり1年半が経ち、世界ランク1位目前というところで突然引退した。引退前に倫子と結婚し、リョーマを授かっていたと明かされている。
リョーマにテニスを教える南次郎
リョーマが生まれるが、次の大会で優勝すれば世界ランク1位というところまできた南次郎に「もったいない」と思う倫子。だが、リョーマに対し「こいつ、いい瞳してやがると思わねーか?」と言う南次郎。倫子は納得した。愛する息子に希望ある未来を託したいという思いが、引退理由だった。まだ幼いリョーマにテニスを教え、どんどん成長していった。
南次郎が突然連れてきたリョーガ
アメリカで生活していた越前一家だったが、ある日南次郎がリョーガという少年を家に連れてくる。リョーガに「こいつがお前の弟 リョーマだ」と紹介し、2人は兄弟として暮らすこととなった。初めはギクシャクしていたリョーマとリョーガだったが、南次郎の教えでテニスを通じ仲を深めた。リョーマが当時5歳、リョーガは7歳であった。絆を深めたのも束の間、突然リョーガが叔母さんのところに引き取られることになり、越前家から姿を消した。なぜリョーガが越前家に来たのか、なぜ叔母さんに引き取られることになったのかということは明かされていないが、リョーガが血縁者であることには変わりないようだ。南次郎はリョーガに対し「離れていてもお前はリョーマの兄貴だ」と言った。リョーガはリョーマに「テニスをつづけろ おたがい強くなりつづけたら いつか会える時がくる」とオレンジにメッセージを書き残し姿を消した。その後、原作で2人が再会するのは『新テニスの王子様』である。
日本に戻る越前家 南次郎は臨時で寺の住職に
日本に戻ってきた越前家。南次郎の姪である越前奈々子を自宅に住まわせながら、猫のカルピンと暮らしている。南次郎の生活はグラビア雑誌を読みながらダラダラし、臨時で寺の住職としての仕事をたまにするくらいだった。足に縄をくくりつけて寝転びながら鐘を突くというズボラっぷりである。だがリョーマのテニスの練習には付き合っていた。というより南次郎からリョーマに勝負を挑むことが多い。南次郎は自らハンデを設けるも、リョーマに負けたことがなかった。リョーマにとっては超えるべき壁であり目標だ。
スペインの監督に就任
『新テニスの王子様』にて、南次郎はU-17W杯決勝でスペイン代表の監督をしていたことがわかった。スペインの監督になったのは、リョーマがアメリカにいた頃。実は本編が始まる前から、スペイン代表の監督だったようだ。監督でありながらW杯が始まっても仕事をせず、スペイン代表の指揮は長らく監督代理に任せていたが、決勝戦にてようやく動き出した。南次郎がスペイン代表の監督だったという衝撃の事実は多くのファンを驚かせ、特にネットのなんJ民の困惑は大きかった。
病気で倒れる南次郎
決勝戦のシングルス2は、日本代表である越前リョーマとスペイン代表である越前リョーガの試合だった。南次郎は2人の試合を見ていたのだが、途中で倒れてしまい救急車で運ばれた。この出来事により、南次郎が脳動脈瘤という病気であることが明らかになる。リョーマとリョーガは病院に付き添ったため、試合は中断された。
越前南次郎の関連人物・キャラクター
越前リョーマ(えちぜんりょーま)
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目次 - Contents
- 越前南次郎の概要
- 越前南次郎のプロフィール・人物像
- 声優:松山鷹志
- テニミュ歴代俳優:上島雪夫/本山新之助/本山新之助/森山栄治/上島雪夫/富田昌則/森山栄治/中河内雅貴/松山鷹志
- 越前南次郎の能力
- 最強の元プロテニスプレイヤー
- 詳細な能力データ
- 越前南次郎の必殺技
- サムライゾーン(親父ゾーン)
- 無我の境地
- 天衣無縫の極み
- 越前南次郎の来歴・活躍
- 青学卒業後アメリカへ留学
- 未来の嫁・竹内倫子との出会い
- 金髪美人と遊び呆ける南次郎
- スミスコーチをテニスでボコボコに
- 世界を圧倒し37戦全勝 突然の引退
- リョーマにテニスを教える南次郎
- 南次郎が突然連れてきたリョーガ
- 日本に戻る越前家 南次郎は臨時で寺の住職に
- スペインの監督に就任
- 病気で倒れる南次郎
- 越前南次郎の関連人物・キャラクター
- 越前リョーマ(えちぜんりょーま)
- 越前リョーガ(えちぜんりょーが)
- 竜崎スミレ(りゅうざきすみれ)
- 越前南次郎の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「『天衣無縫の極』なんてもんは最初っから無ーよ」
- 「テニスに言葉はいらねえ」
- 越前南次郎の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 南次郎の「サムライゾーン」をモチーフにした技「手塚ゾーン」
- ラケットで小石を打ちイノシシを撃退