リリーのすべて(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『リリーのすべて』とは、世界で初めて性別適合手術を受けた、リリー・エルベの実話を元に描いたヒューマン・ドラマ。2015年にアメリカ、イギリス、ドイツで製作された合作映画である。風景画家である主人公はある日、肖像画家の妻に頼まれ女性モデルの代役を引き受ける。そのことがきっかけで、自分の中に女性の存在があることに気付き始める。悩み苦しむ夫の変化に困惑しながらも、妻のゲルダは夫の本質を尊重し、理解を深めて行く。概念を超えた夫婦の絆と美しき愛の物語。
日本語吹替:鈴木正和
舞踏会で女装したアイナーと出会う。実は同性愛者であり、リリーではなくアイナーに好意を寄せていた。
1回目の手術後デンマークに戻ったリリーと再会し、良き相談相手として友人関係を築いていた。
ウラ(演:アンバー・ハード)
日本語吹替:白川万紗子
ゲルダの友人で踊り子。ゲルダに頼まれていたモデル役をドタキャンし、アイナーが代わりに務めることになる。
ヴァルネクロス(演:セバスチャン・コッホ)
アイナーに性転換手術を勧めた医師。これまでの医者はアイナーを同性愛者や精神分裂症などと診断していたが、初めてアイナーに対し「あなたは間違っていない」と言った人物。
デンマークでアイナーの性転換手術を行った。
エルサ(演:エメラルド・フェネル)
アイナーとゲルダの友人。
ラスムッセン(演:エイドリアン・シラー)
画商。リリーを描いたゲルダの絵を高く評価し、パリで個展を開くよう勧める。
『リリーのすべて』の用語
性適合手術
トランスジェンダーの女性として、世界で初めて性別適合手術を受ける。
当時、性的マイノリティは精神分裂症などと診断され、性自認と身体的性が一致しないことへの理解が深くなかったという。
スカーフ
手術を受けにドレスデンへ向かうアイナーにゲルダはスカーフを渡す。それはこれからリリーになるアイナーに向けての贈り物だったのだ。
リリーの死後、アイナーの生まれ故郷を訪れたゲルダとハンス。リリーへ渡したスカーフが風で飛ばされてしまい掴まえようとしたハンスを止めて、「飛ばせてあげて」とゲルダは言った。
『リリーのすべて』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
リリーの存在に気付いたシーン
新しい作品に取り掛かっていたゲルダは、モデルを頼んでいた友人のウラにドタキャンされてしまう。ゲルダは急遽、アイナーにモデルの代役を頼んだ。
ストッキングを履きドレスをあてがわれたアイナーは、言いようのない幸福感に包まれるのだった。
アイナー「リリーが傷ついた」
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目次 - Contents
- 『リリーのすべて』の概要
- 『リリーのすべて』のあらすじ・ストーリー
- リリーの存在
- ゲルダの想い
- リリーとの別れ
- 『リリーのすべて』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- アイナー・ヴェイナー/リリー・エルベ(演:エディ・レッドメイン)
- 主要人物
- ゲルダ・ヴェイナー(演:アリシア・ヴィキャンデル)
- ハンス・アクスギル(演:マティアス・スーナールツ)
- その他の登場人物
- ヘンリク・サンダール(演:ベン・ウィショー)
- ウラ(演:アンバー・ハード)
- ヴァルネクロス(演:セバスチャン・コッホ)
- エルサ(演:エメラルド・フェネル)
- ラスムッセン(演:エイドリアン・シラー)
- 『リリーのすべて』の用語
- 性適合手術
- スカーフ
- 『リリーのすべて』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- リリーの存在に気付いたシーン
- アイナー「リリーが傷ついた」
- ハンス「友人はごくわずかだが、君はその”2人”だ」
- 2回目の手術後
- 『リリーのすべて』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ゲルダの作品
- エディ・レッドメインの役作り
- 『リリーのすべて』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:Alexandre Desplat『The Danish Girl』
- ED(エンディング):Alexandre Desplat『Lili's Dream』
- 挿入歌:Alexandre Desplat『Einar Returns Home』
- 挿入歌:Alexandre Desplat『To Dresden』
- 挿入歌:Alexandre Desplat『Lili's Death』