うみのイルカ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ
うみのイルカとは、『NARUTO』に登場するキャラクターで、本作の主人公・うずまきナルトの恩師であり、家族のいないナルトの父親もしくは兄のような存在でもある。体内に化け物を有するために周りから疎外されていたナルトのことを気にかけ、唯一ナルトを「一人の人間」として認めていた。忍者養成所である忍者アカデミーの教師を務め、優しい性格から生徒に慕われている。
うみのイルカのプロフィール・人物像
年齢:23歳
誕生日:5月26日
身長:178cm
体重:66.2kg
血液型:O型
星座:ふたご座
性格:おおらか、お人好し、前向き
うみのイルカとは、『NARUTO』に登場するキャラクターである。本作の主人公・うずまきナルトの恩師であり、家族のいないナルトの父親もしくは兄のような存在でもある。体内に化け物を有するために周りから疎外されていたナルトのことを気にかけ、唯一ナルトを「一人の人間」として認めていた。
髪を後ろで結んでポニーテールのようにしており、鼻の上にある真一文字の傷がトレードマークとなっている。優しい性格でつらいことを押し殺し笑える強さを持つと評されている人格者である。
主人公・うずまきナルトたちと同じ火の国の木の葉隠れの里で暮らしている。忍者を養成する学校である忍者アカデミーの講師を務める中忍(忍者の階級。下から下忍、中忍、上忍などがある)である。ナルトやその同期たちの恩師であり、イルカ先生と慕われている。アカデミーの生徒から下忍へなるための試験では一度ナルトを落としているが、その後下忍として認め、忍の証拠である額当てを与えた。ナルトにとって兄や父のような存在であり、よく一楽というラーメン屋でナルトにラーメンを奢っていた。
うみのイルカの来歴・活躍
両親の死
木の葉隠れの里の上忍のうみのイッカクとうみのコハリの間に生まれる。夫婦ともに優秀な忍であり、イルカは両親を誇りに思っていた。しかし、イルカが10歳の時に木の葉隠れの里に突然九尾が現れ、両親は忍として里を守るために戦ったが死んでしまった。九尾は『NARUTO』の世界に存在する9体の尾獣の1体で、1体で一国の軍事力に匹敵する力を有する化け物である。忍術を使用するために必要なチャクラを大量に有し、それぞれ一尾から九尾と呼ばれその数に対応する尾が生えている。
九尾襲来により両親を失ったイルカは孤児となり、その寂しさから誰かに認められたいと思い、アカデミーでは明るく振舞ったりわざと失敗して人の気を引いていた。三代目火影(火影とは火の国の長)である猿飛ヒルゼンはイルカの孤独に気付き、両親の墓の前で泣いていたイルカに「火の意志」について語った。「火の意志」とは木の葉隠れの里で脈々と受け継がれている平和への考えのようなものである。これを機に、イルカは教師となって火の意志を持つ子供を育てたいと考えるようになる。
教員試験に合格
イルカは中忍となり、後にナルトたちの引率となるはたけカカシを部隊長とした任務中にけがを負った。その際に、三代目火影・猿飛ヒルゼンにイルカの持つ優しさが仲間を危険に巻き込む可能性が指摘され、イルカは忍ではなく本格的にアカデミーの講師を目指すことを宣言した。ヒルゼンはアカデミーの補助教員をやってもらうと告げたが、イルカは同期のミズキという人物とともにアカデミーの教員採用試験を受験して見事合格した。
ナルトの卒業試験
アカデミーの講師となったイルカはうずまきナルトの担任になることを命じられた。ナルトは本作の主人公で、その体内には九尾が封印されていた。九尾が襲来した際、当時の火影でありナルトの父親である波風ミナトは里を守るため、生まれたばかりのナルトに九尾を封印していたのだ。そのため、里の皆からは疎外されていたナルトは人々から気を引くためにいたずらばかりしていた。イルカはナルトに罪はないが、体内に宿す九尾が親の敵であることから複雑な思いを抱き担任を辞すことも考えていた。しかし、カカシからナルトの担任を務めるのは三代目火影がイルカに課した試練だと言われ、イルカはナルトに心を開くようになる。以来、ナルトの大好きな一楽というお店のラーメンを一緒に食べたりするようになる。
ナルトが忍者になるためのアカデミーの卒業試験はイルカが担当することになり、その内容は自分の分身をつくり出す分身の術だった。しかし、ナルトは分身の術が大の苦手で失格と言い渡され、イルカを逆恨みするようになる。その晩、ミズキから初代火影の封印の書に記されている術を習得すれば合格できるとそそのかされ、ナルトは火影が仕事をする火影室に忍び込んでその書を盗み出した。ミズキは、イルカと同じアカデミーの講師である。このことはすぐに里中に伝わり、イルカはナルトを捜索する。ナルトを見つけ出して話を聞くと、黒幕はミズキと気付きその直後にミズキから襲われる。ミズキはその封印の書が狙いであり、ナルトに向かって手裏剣を放った。そこへイルカが身を挺してかばい、その際に自分も昔同じように人の気を引くように行動していたことを告白した。
その後、イルカはナルトに変化してミズキを誘導し一対一に持ち込む。ミズキはナルトのことを九尾の化け物だと言い放ったが、イルカはそれを「今はもうバケ狐じゃない、あいつは木の葉隠れの里の…うずまきナルトだ」と否定した。このやり取りを聞いていたナルトはイルカから認められ、一人の人間として扱われていたことに涙を流しイルカの助けに入る。封印の書に記されていた、多くの実体を持つ分身を作り出す多重影分身の術を会得していたナルトはミズキを倒し、その後イルカは額当てをナルトに与え、「卒業…おめでとう」と告げた。
ナルトたちの中忍選抜試験
忍者アカデミーを卒業したナルトは、同期の春野サクラとうちはサスケとともにはたけカカシ率いる第七班に所属することになった。下忍になったばかりのナルトたちは、迷子になった猫の捜索などの簡単な任務ばかりこなしており、それに対して文句を言うナルトにイルカは度々一喝していた。そんな中、下忍が中忍に昇格するための中忍選抜試験が木の葉隠れの里で行われることとなる。この試験には、他の国(『NARUTO』の世界には火の国他に水の国、風の国、土の国、雷の国の五大国がある)の下忍が多く参加する。そのため、レベルが高く下忍一年目の新人は一年目の中忍試験は参加しないことが通例となっていた。しかし、カカシはナルトたちを推薦した。それに対しイルカは受験はまだ早すぎると否定的な意見を述べたが、カカシは「アイツらはもうアナタの生徒じゃない…今は…私の部下です」とイルカの意見をはねのけた。
中忍試験は第一の試験から第三の試験まで用意されており、ナルトたち第七班は第一の試験を突破した。第二の試験は死の森と呼ばれる森でのサバイバル演習だった。二種類の巻物があり、そのうちどちらか一方が開始時に渡され、もう片方の巻物を他の班から奪って二種類そろえて森の中心にある塔へ到達することが合格条件だった。さらに巻物の中身は試験中に見てはならないという制約が課されており、もしも巻物を開いてしまうとその者は眠りについてしまう仕掛けが施されていた。イルカは眠ってしまった受験者を最後まで気絶させておく役割を自分で買って出ていたが、見事に塔へ到達したナルトたちに合格を言い渡す役も担うこととなった。その際にイルカは中忍としての心得を説き、無茶はしてほしくないという素振りを見せたが、ナルトは「今は忍者だ」と反論された。その後、試験を突破した姿を見てナルトたちの成長を肌で感じたイルカは、「この子たちの力を本当に分かっているのは…カカシさん…アナタの方かもしれませんね…」と呟いた。
木の葉崩し
中忍試験の第三の試験の最中、観戦に来ていた風影(風の国の長)に変化していた大蛇丸によって木の葉崩しが行われる。大蛇丸は火影と匹敵する力を持つと言われる伝説の三忍のうちの一人で、三代目火影の弟子である。大蛇丸は永遠の命を手に入れ、この世のすべての術を手に入れたいという野望を持ち、木の葉隠れの里を抜けていた。木の葉隠れの里を抜けてからは、里を潰す木の葉崩しを画策していた。
木の葉崩しにより三代目火影は命を落とすことになり、葬儀が行われた。その最中、イルカは三代目火影との対話を思い出していた。イルカは少年時代のころは親の墓の前で涙を流していたのだが、三代目火影はそんなイルカに対して「この里にいる者は全て家族そのものだ」と慰められ、そのことがきっかけで先生を志したのだ。さらに、ナルトから「なんで人は…人のために命をかけたりするのかなぁ…」と問われた際には三代目火影から教えてもらった火の意志の考えを説いた。その話を聞いてナルトは「何となくわかるってばよ」と答え、その姿に火の意志が受け継がれていることをイルカは実感した。
ペイン襲来
この世の九匹の尾獣を全て手中に収め、世界を支配するという野望を持つ組織・暁のリーダーであるペインによってナルトの師である自来也が殺害された。ペインはペイン六道という正式名称で、6人の忍で構成されている。この訃報を知ったイルカは、ナルトを行きつけのラーメン店・一楽へ誘うがナルトはそれを断った。その夜、イルカはナルトのもとへ向かった。ナルトは自来也と一緒に食べた思い出のアイスを手に持ったまま泣いており、そこへイルカは寄り添って「自来也様はお前をいつも褒めていたよ」と声をかけた。さらに、「今まで通り褒めてもらえるお前でいろ」「お前はあの三忍 自来也様が認めた優秀な弟子なんだから」と励ました。その言葉に、泣いていたナルトは笑顔を見せた。
その後、ナルトは自来也の敵を討つため里を離れて修行を積む。そんな中、ペインはナルトを捕らえるために木の葉隠れの里を襲撃した。ペインは里内の人物たちにしらみつぶしにナルトの居場所を聞き、知らないと言った人を容赦なく殺していった。イルカもペインからナルトの居場所を尋ねられたが、教え子であるナルトを守るため「お前のような奴に何も話すつもりはない」と言い放った。その直後、イルカは殺されそうになるがカカシに助けられる。ペインの相手はカカシにしてもらい、イルカは人命救助を行うことにした。ペインは情報収集を行っていく中でナルトが木の葉隠れの里に居ないことを知り、里を壊滅させた。そのことを聞きつけたナルトは、急いで里に帰還しペインと戦うことになる。激闘の末、ついにペインを倒したナルトは里の皆から英雄として称えられ、胴上げされていた。そんなナルトを、イルカは涙を流して見ていた。
第四次忍界大戦
暁の黒幕である面をした男が手に入れていない八尾と九尾を狙って、ついに戦争を仕掛けてきた。五大国の長(火影など)が話し合い、ナルトと八尾の人柱力であるキラー・ビーをある孤島に隠すことにした。ナルトたちには戦争のことは伝えず、秘密任務としてその孤島に向かってもらうことにした。イルカは、ナルトたちに戦争のことは気取られないよう見張りをする役目を与えられた。しかし、ナルトはペインと戦う際に身に付けた仙人モードにより、孤島の外では戦争が起こっていることに気付く。そのため、ナルトはみんなのために自分も戦うと言い、戦場に向かおうとする。イルカはそれを止めるため、ナルトを結界に閉じ込める術を発動する。ナルトは九尾をもコントロールする力を持っていたため、その術をいとも簡単に破ってしまう。イルカは自分がナルトを止められないことを悟っており、ナルトの額当てに手紙を仕込んでいた。そこには、「絶対に生きて帰って来い!!!」と記されてあった。
ナルトが戦場に向かったことで苦しかった戦況は一変し、暁を窮地に追い込む。激闘の末、ナルトたちは世界の危機を救い、忍界に平和が訪れた。
ナルトの結婚式(アニメオリジナル)
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九喇嘛(くらま)とは、『NARUTO』のキャラクターで、主人公・うずまきナルトの体内に封印されている「九尾」の本名である。また、九匹存在している尾獣のうちの一匹である。膨大な量のチャクラを有しており、その力は一国の兵器に匹敵すると言われている。かつて人間からひどい扱いを受けていたため、人に対し憎しみの気持ちを持っていた。そのためナルトとも犬猿の仲であったが、対話を通し、次第にナルトに心を許していく。
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サイ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ
サイとは『NARUTO』の主人公であるうずまきナルトの同じ任務を行う第七班のチームメイトである。 第七班のチームメイトの欠員により補充された。 「サイ」という名前はダンゾウという元サイの上司である男からつけられた名前で、本名は不明である。 第七班に来る前は暗部養成機関「根」に所属していた。 動物の絵を実体化して操る忍術「超獣偽画」を使う。
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テマリ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ
テマリとは、『NARUTO』に登場する砂隠れの里のくノ一であり、三代目風影の娘で、四代目風影の姉である。 巨大な扇子を使って風を操る風遁使いである。 『NARUTO』の主人公であるナルトがいる木ノ葉隠れの里とは敵対していたが、第四次忍界大戦で連合を組み、大戦後はナルトの同級生である奈良シカマルと結婚し、木ノ葉隠れの里で暮らし、一人息子をもうける。
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目次 - Contents
- うみのイルカのプロフィール・人物像
- うみのイルカの来歴・活躍
- 両親の死
- 教員試験に合格
- ナルトの卒業試験
- ナルトたちの中忍選抜試験
- 木の葉崩し
- ペイン襲来
- 第四次忍界大戦
- ナルトの結婚式(アニメオリジナル)
- うみのイルカの能力・術
- 変化(へんげ)の術
- 封縛法陣(ふうばくほうじん)
- 一糸灯陣(いっしとうじん)
- 空雷弾(くうらいだん)
- うみのイルカの関連人物・キャラクター
- うみのイッカク
- うみのコハリ
- うずまきナルト
- ミズキ
- 三代目火影・猿飛ヒルゼン
- はたけカカシ
- うみのイルカの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「そうだよなぁ…ナルト…さみしかったんだよなぁ…苦しかったんだよなぁ…」
- 「あいつは木の葉隠れの里の…うずまきナルトだ」
- 「お前はあの三忍 自来也(じらいや)様が認めた優秀な弟子なんだからな」
- 「今 目の前に 英雄がいます!」
- 「弟のようにも思ってる⋯」
- 「絶対に生きて帰って来い!!!」
- うみのイルカの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 両親の名前の由来は海獣とイルカの種類
- 異なっていた初期設定
- ナルトとヒナタの距離を縮めるきっかけ作り