「神撃のバハムート」の元ネタとなった神話・伝承まとめ

海流の神「オケアノス」

外洋の海流を神格化した神。
ウラノスとガイアの息子で、ティーターン一族の長兄。
妻テーテュースとの間に、何千もの子供をもうけた。

暁の女神「エーオース」

ヒュペリーオーンとテイアーの娘で、暁を司る女神。
兄弟に、太陽の神ヘーリオスと、月の神セレーネーがいる。

狩人オリオンと恋仲になるが、オリオンは偶然出会ったアルテミスと運命的な恋におち、出ていってしまった。

太陽の神「ヘーリオス」

雄鶏を象徴とする太陽を司る神。
ヒュペリーオーンとテイアーの息子で、エーオースの兄。
また、パエトーンの父にあたる。

盲目のオリオンを助けた。

太陽神の息子「パエトーン」

ヘーリオスとクリュメネーの息子で、オケアノスの孫。太陽神アポロンの息子とされることもある。

父の太陽の戦車を借りて空を駆けるも、御することができずに暴走し、災害をもたらした。そのため雷で打ち殺された。

最高神「ゼウス」

ギリシア神話に登場する全能の神であり、神々の王。
天空神として、全宇宙・気象を司る。
オリュンポス十二神の一柱。

クロノスとレアの息子で、デメテル、ハデス、ポセイドンの弟。正妻は姉のヘラ。愛人は山ほどいる。

智と戦の女神「アテナ」

オリュンポス十二神の一柱。
ゼウスとメティスの娘で、知恵、芸術、工芸、戦略を司る処女神。

最強の盾「イージスの盾」を所有している。
この盾には、ペルセウスが退治したメデューサの首がはめ込まれている。

伯父にあたるポセイドンと戦ったことがある。
また、機織り名手だったアラクネと勝負した際、激高し、アラクネを蜘蛛の姿に変えてしまった。

月と狩の女神「アルテミス」

オリュンポス十二神の一柱。
ゼウスとレトの娘で、狩猟・純潔・月の女神。
双子の兄にアポロンがいる。

ギリシア随一の狩人であるオリオンと恋仲になるが、処女神であるため恋が許されず、兄アポロンの策略によって、オリオンを射殺すこととなった。

闇月の女神「ヘカテー」

月と魔術、幽霊、子育て、豊穣、浄めと贖罪を司る女神で、アルテミスの従姉妹にあたる。
ハデス、ペルセポネに次ぐ、冥界の一柱でもある。

コルキスの守護神でもあり、王女メディアは信仰しているヘカテーを呼び出し、魔術を行った。

眷属に、ヘルハウンド、エンプーサなどがいる。
ヘカテーさんはprprカードの定番ですね。

魔女「メディア」

コルキスの王女。オケアノスの孫にあたり、ヘカテーの魔術を操る魔女でもある。英雄イアソンと恋仲になり、子供をもうける。

過激な性格で、弟を切り刻んで海にばらまいたり、イアソンの叔父王を切り刻んで煮るよう誘導した。

このことからイアソンはメディアを恐れるようになり破局したが、メディアは報復で、イアソンの結婚相手を殺害。また、自分とイアソンの間にできた子供も殺害して逃亡した。

旅の守護神「ヘルメス」

ゼウスとマイアの息子で、旅人、泥棒、商業、羊飼いの守護神とされる。

生まれてすぐアポロンの牛を盗み、その後もアフロディーテの黄金の靴を盗んだ。

アフロディーテには、関係を持つことを強要し、子をもうけている。その他、ペルセポネやヘカテーとも関係を持っている。

戦神「アレス」

ゼウスとヘラの息子で、狂乱と破壊の戦神。
オリュンポス十二神の一柱。

同じ戦争の神でも、理知的なアテナと違い、狂気・破壊・残忍な行為を好むため、神々に嫌われている。

美の女神アフロディーテを愛人として持つ。

不和と争いの女神「エリス」

不和と争いを司る女神であり、アレスの従者。
アレスの妹とされている。

結婚式に招待されなかった腹いせに、不和を起こし、トロイア戦争の一因を作った。

双子の英雄「ポルックス」

ふたご座の元となった、双子の英雄の弟の方。
剣術とボクシングの名手。

父はゼウスで、半神半人であるため不死身。しかし戦死した兄と一緒に天に昇ることを希望し、ふたご座となった。

双子の英雄「カストール」

ふたご座の元となった、双子の英雄の兄の方。
馬術の名手。

異父兄弟だが、重複妊娠で同時に生まれた。
人間であるため、戦争で矢があたり死亡。

死後、弟と一緒にふたご座になった。

海王神「ポセイドン」

クロノスとレアの息子で、ゼウスの兄。
海を司る神であり、最高神ゼウスに次ぐ強さを持つ。
オリュンポス十二神の一柱。

三叉の矛を武器としてもっており、海と大陸を支配している。

海の神「トリトン」

ポセイドンとその妃アムピトリーテーの息子で、海の王子。
三叉の矛と法螺貝を持っている。

狩りの名手「オリオン」

ポセイドンと人間の王女の間に生まれた天界一の狩人。

恋多きイケメンで、暁の女神エーオースや、月の女神アルテミスと恋仲となる。

アルテミスの兄アポロンの奸計にはまり、射殺される。
死後はオリオン座として、天に昇った。

天馬「ペガサス」

海王ポセイドンとその愛人メドゥーサの子で、英雄ペルセウスがメドゥーサの首を切り落とした際、切り口から生まれた。

その後ペガサスはポセイドンからベレロポーンに与えられ、様々な武勲を立てる。

トリトン、オリオンとは異母兄弟にあたる。

豊穣神「デメテル」

オリュンポス十二神の一柱。
豊穣神であり、穀物の栽培を人間に教えた神。
クロノスとレアの娘で、ゼウスの姉にあたる。

ゼウスとの間に冥界の王妃ペルセポネ、ポセイドンとの間にアレイオーンがいるが、いずれも無理やり妊娠させられたため、ゼウス、ポセイドンとは不仲である。

冥界の女王「ペルセフォネ」

ゼウスとデメテルの娘であり、冥界の王ハデスの妃。

地上でニンフたちと遊んでいたペルセフォネは、きれいな水仙に魅かれ、摘もうとした時にハデスに誘拐されてしまった。

拒んでいたペルセフォネだったが、冥界のザクロを食べてしまったことから、冥界に属さざるをえなくなり、一年のうち1/3を冥界で過ごすこととなった。