「神撃のバハムート」の元ネタとなった神話・伝承まとめ

幽冥の神「エレボス」

夜の女神・ニュクスの兄であり、夫。
息子に天空神・アイテール、冥界の河の渡し守・カローンがいる。

夜の女神「ニュクス」

エレボスの妹であり妻。アイテール、カローンの母。
恐ろしい黒い翼を持つとされる。

天空神「アイテール」

エレボスとニュクスの息子。
エレボスとは表裏一体となっている。

冥界の河の渡し守「カローン」

エレボスとニュクスの息子で、冥界の河ステュクスの渡し守をしている。

英雄「ペルセウス」

天空神ゼウスとダナエの子。のちに妻にアンドロメダをむかえ、ペルシアの祖となる子供たちをもうける。

母ダナエに恋をした領主に邪魔者にされ、メドゥーサの首をとってくるよう命じられる。その後メドゥーサの退治、アンドロメダ救出を経て、ペロポネソス半島付近の支配者となった。

怪物「メドゥーサ」

ギリシア神話に出てくる怪物ゴルゴーン三姉妹の末っ子であり、ポセイドンの愛人。見たものを石に変える力を持っている。

女神アテナの髪より自分の髪の方が美しい、と自慢したため、アテナによって、全身を醜い姿に、髪はヘビに変えられてしまう。

最後はペルセウスによって退治された。

なお、こちらはペルセウスの最終進化カードだが、ペルセウスがメデューサを捕えたところが描かれている。

ペルセウスの妻「アンドロメダ」

エチオピア王ケーペウスと王妃カシオペアの間に生まれた王女。のちにペルセウスの妻となり、ペルシア王家の祖をもうける。

母カシオペアが、自分の美貌を神にも勝ると自慢したことで、神の怒り買い、海の怪物の生贄として、岩に鎖で縛りつけられた。

そこにメデューサ退治帰りのペルセウスが通りかかり、怪物を倒してアンドロメダを救った。

アンドロメダの母「カシオペア」

エチオピアの王妃で、王女アンドロメダの母。

美貌に大変な自信があり、海の女神ネーレーイス（ネレイド）たちよりも自分が美しいと自慢したため、ポセイドンの怒りを買い、娘のアンドロメダを生贄に差し出すこととなった。

英雄「ヘラクレス」

ギリシア神話に登場する最大の英雄。
ゼウスの息子であり、ペルセウスのひ孫にあたる。

ゼウスの正妻ヘラに憎まれたことがきっかけで、数々の試練の道を歩み、12の功業をあげる。

冥界の番犬「ケルベロス」

三つの頭を持つ怪物で、冥界の王ハデスの忠犬。
デュポーンとエキドナの息子。

寝るときは3つの頭が交代で寝るが、音楽を聴くと全ての頭が眠ってしまう。甘いものが大好き。

ヘラクレスに生け捕りにされた。

怪物「ハイドラ」

別名ヒュドラ。9つの頭を持つ怪物。
デュポーンとエキドナの息子で、ケルベロスの弟にあたる。

ヘラクレスによって退治された。

天を背負う者「アトラス」

ティーターン神族の一柱だが、ゼウスとの戦いに敗北し、天空を背負う役目を負わされている巨人。

ヘラクレスは、アトラスに頼んで黄金の林檎を取ってきてもらい、功績をあげた。

怪物の母「エキドナ」

半身は美女で下半身は蛇の怪物。
デュポーン、オルトロスの妻で、ギリシア神話に登場するさまざまな怪物の母。
子供にケルベロス、キマイラ、ハイドラなどがいる。

怪物「キマイラ」

ライオンの頭と山羊の胴体、毒蛇の尻尾を持つ怪物。
デュポーンとエキドナの子供で、ケルベロスの姉にあたる（え。）

怪物「スキュラ」

上半身は美女、下半身は魚、腹部からは犬の前半身が生えている怪物。

デュポーンとエキドナの娘で、ケルベロス、キマイラの兄妹にあたる。

怪物「デルピュネー」

上半身が女性、下半身は蛇の姿をした怪物。
デュポーンとエキドナの娘で、ケルベロスたちの兄妹にあたる。

英雄「ジークフリート」

ニーベルンゲンの歌の主人公。王ジークムントと王妃ジークリントの息子でネーデルラントの王子。妻にクリームヒルトがいる。

ファフニール退治の際、返り血をあびて不死身の体となる。しかし、背中の一か所だけ血を浴びなかったため、そこが弱点となり、のちに殺される。

ジークフリートの妻「クリームヒルト」

ブルグント王グンターの娘で、ジークフリートの妻。

ジークフリート亡きあとは、喪服を着続け、嘆き悲しんで暮らしたが、再婚を期にジークフリートの復讐をはじめる。