ユージュアル・サスペクツ（映画）のネタバレ解説・考察まとめ

吹き替え：堀之紀（ソフト版）

キートン達がロスで取引をした裏社会の宝石商。
キートン達にテキサス宝石強奪事件を依頼し、コバヤシとの仲介役となる。

その他の登場人物

イーディ・フィネラン（演：スージー・エイミス）

吹き替え：沢海陽子（ソフト版）／田中敦子（テレビ東京版）

優秀な弁護士で、キートンのビジネスパートナー。
犯罪者であるキートンを愛し、公私ともに支えている。
キートンの中で彼女の存在は大きく、犯罪に手を染めることに何度も戸惑いを見せる。
しかし、コバヤシに人質として利用され、最後は頭を撃ちぬかれて殺されてしまう。

アーコシュ・コバッシュ（演：モーガン・ハンター）

アルゼンチン麻薬密輸船爆破事件の生存者。
FBI捜査官ジャックに事件のことを問われると、カイザー・ソゼの名を口にし、命を狙われると怯えながら事件の供述をする。
そしてアーコシュの証言を元に、カイザー・ソゼの似顔絵が作成される。

アルトゥーロ・マルケス（演：カストゥラ・ゲーラ）

アルゼンチンの麻薬業者。
サンペドロ港に入港したアルゼンチンの麻薬密輸船は、今回は麻薬を運んでいたのではなくこの男を運んでいた。
カイザー・ソゼの顔を知っていたために、ソゼと敵対するハンガリーの麻薬組織に売られる予定だった。
船に隠れていた所をカイザー・ソゼに見つかり、銃で殺され海に捨てられてしまう。

『ユージュアル・サスペクツ』の用語

ユージュアル・サスペクツ

常連の容疑者という意味。
このフレーズは元々映画『カサブランカ』で使われていた。
『カサブランカ』は大ヒットした名画で、その映画の中の1シーンで、ある警官が殺人事件を目撃。
しかし殺人を犯した男性を逮捕する代わりに、この殺人犯を守りたかった警官は他の警官に「round up the usual suspects（いつもの容疑者をあたれ）」と命じるというシーンがある。
今作はこのセリフを引用したオマージュ作品とも言われている。
そしてキートン、ヴァーバル、マクナマス、フェンスター、トッドの5人のことをユージュアル・サスペクツ、つまり警察に何度も連行される容疑者と表現している。

カイザー・ソゼ

麻薬を商売とする裏社会の大物。
「ソゼは殺し屋」「イカれたサイコ野郎」などと様々な噂が飛び交っているが、正体不明の謎の人物。
鉄の意志を持つというソゼの恐ろしい噂がある。ハンガリー人組織が暗黒街を牛耳ろうと画策し、邪魔者だったソゼの家族を襲った時の話だ。妻と子どもは人質に取られてしまったが、ソゼは妻子もろとも容赦なくハンガリー人を殺した。そしてそのハンガリー人の妻子、両親、友達までも殺し、彼らの家や店を焼き払い、その後姿を消す。ギャングは子どもに「いい子にしろ、ソゼが来るぞ」と言う程、伝説の人となった。
残虐性がある一方で、キートンがソゼからの依頼を引き受けざるを得ないよう、イーディを事前に人質にしておくなど、用意周到な知能犯でもある。

ハンガリーの麻薬組織

暗黒街を牛耳るために、カイザー・ソゼを破滅させようと彼の妻子を人質にしたが、逆に反撃に合ってしまい、大量に組織の関係者が惨殺されてしまった。
そういった経緯からカイザー・ソゼとハンガリーの麻薬組織の間には大きなわだかまりがあった。
そしてアルゼンチンの麻薬組織から、カイザー・ソゼの顔を知るアルトゥーロという男を買い、ソゼの正体を暴こうとする。
アルゼンチン麻薬密輸船爆破事件ではこの組織のアーコシュという男が生き残り、事件の証言をジャック捜査官に伝え、カイザー・ソゼの似顔絵作成に協力する。

アルゼンチンの麻薬組織

カイザー・ソゼの麻薬商売の競争相手。
アルゼンチンの麻薬組織はカイザー・ソゼの顔をしっているアルトゥーロという男を船で運び、ハンガリー人の麻薬組織に売ろうとする。
しかしキートン達に急襲され、船に乗っていた組織のアルゼンチン人はすべて殺されてしまう。

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