それでも世界は美しい(それセカ)のネタバレ解説・考察まとめ
『それでも世界は美しい』は、椎名橙が花とゆめコミックスで連載していた少女漫画およびそれを原作としたアニメ作品。ファンタジーで晴れや氷、雨や砂など自然からとられた国名が出てくる。雨の公国の末娘ニケと晴れの大国を統治するリヴィウスとの歳の差ラブストーリー。リヴィウスの好奇心から物語が始まるがニケの優しい性格が荒んでいたリヴィウスや他の人々の心も溶かしていくことになる。リヴィウスはニケに心を惹かれていくが自分の過去を受け入れてくれるのか不安に思う。またニケ自身の能力の秘密についても明らかにされる。
ラニ・ランドレス
神官庁を牛耳る保守派の筆頭で、ラニの中でも最も有力で大神官に一番近い人物。大神官が臥せっているのをいいことに神官庁を牛耳っている。神官庁の権力を振りかざすことしか頭になく、元第2王子スピラーリ曰く「人々から信仰が失われる元凶」と化している。
リーダス卿
惑いの森のあるトリスタット領の領主で、昔から惑いの森関連で周辺住民と揉めており、神官庁幹部も兼任している。
ラニ・スピラーリ
先々王レオニダスII世と第2王妃との間に生を受けた第2王子で、第1王子であるリヴィウスの父レオニダスIII世に次いで誕生し、第3王妃を母とする末弟バルドの20歳も年齢の離れた腹違いの兄。10代のころ、早々と王子の地位を捨てて神官になった。王位争いを嫌ってのことではあるが、バルドには腰抜けと蔑まれている。元王族という位を貰っているだけで発言権は皆無であり、自身で空気と言うほど無視されている。バルド曰く「幽霊幹部」。そのバルドに嫌われていることを知っていたため、あえて距離を取っている。近所の子供に無償で教育の手ほどきをし、街に出れば施しを忘れない人物。政治で10人の内の9人は救えても1人は救えず、その1人を救うのが信仰で自身の役目だと考えている。
ローサ
CV:井口裕香
小ラニ・テウスの法衣にワインをこぼしてしまい殴られそうになったところを、ニケに救われた下働きの少女。ニケを孤児院に案内し、リヴィウスの支えになってほしいと伝えた。
バルドの姉
先々王レオニダスII世と第3王妃との間に生を受けた、同父母の姉。口にするのは家と世間体、遊ぶこともなく喜びも追わなくて何が楽しくて生きているのかは不明である。一旦は嫁したものの出戻った。アントニアと同じタイプで、シシルの名を汚すと弟バルドの女遊びを蔑む。
レオニダス二世
先々代の国王。複数の王妃を持ち第2王妃との間に先代の国王レオニダスIII世とスピラーリを、第3王妃との間にバルドとその姉を設けた。
ランラ、スーニャ、ミキア
ランラ CV:青木瑠璃子
スーニャ CV:大塚みずえ
ミキア CV:佐竹宇綺
晴れの大国でのニケの身の回りの世話係をしていて、ニケのドレスアップが何よりの楽しみ。
ジャイナ
CV:乃村健二
王宮付き料理人。がっしりした体躯の持ち主でリヴィウスやニケの食生活を支えている。
ムウ爺
湖の王国の出身で、今は晴れの大国で王宮の庭園の世話をしている。
カール
CV:大西健晴
大国一の衣装デザイナー。黒髪、サングラスに杖を突いた男性でニケの装いを美しく見せるため、姿勢や振る舞いを厳しく正す。
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目次 - Contents
- 『それでも世界は美しい』の概要
- 『それでも世界は美しい』のあらすじ・ストーリー
- 雨の公国の末娘ニケ・ルメルシエと晴れの大国リヴィウス王
- 婚約式
- 雨の公国
- リヴィウスの過去
- ニケを救う
- 『それでも世界は美しい』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ニケ
- リヴィウス
- ニール
- バルドウィン・シシル・イフリキア
- シーラ
- ウルスラ・レイ・ルイチャーニエ
- アルターリア
- ガルタ・バイロイト
- カラ
- 雨の公国
- 婆
- キトラ
- テテル
- イラハ
- ミラ、ニア
- アキ
- 湖の王国
- アマルナ・ルイラサエル
- メンフィス・ライル・ルイラサエル
- フォルティス公
- テーベ
- リウ
- ミラバ公
- ガラリヤ
- 湖の王国の大使
- アクニ
- イリアン
- 砂の皇国
- イラーダ・キ・アーク
- アマルディナ
- ファラハ
- ウルマ
- 皇弟
- 皇后
- 空の大公国
- カタラ
- ネフェロ
- マキシーン
- 巫女長
- 惑いの森
- カッサンドラ
- ジシン
- ヨル
- 赤眼
- ツバイ
- アイン
- セーラ
- 黄昏の国
- 代王
- 闇の帝国
- ティルス(守護者)
- シドン・テテオラルク(帝王)
- 悪霊を封印した術者
- 晴れの大国
- レオニダス三世
- 元老院 ラトクリフ、ヴォーダン、ケイツビー
- ラニ・アリステス
- ランダ
- ラニ・レアータ
- 大神官
- ラニ・ランドレス
- リーダス卿
- ラニ・スピラーリ
- ローサ
- バルドの姉
- レオニダス二世
- ランラ、スーニャ、ミキア
- ジャイナ
- ムウ爺
- カール
- フェラーラ公
- ビニシウス
- ノッテン
- エイミア
- ヴィオレタ・ルートイック
- ミーナ
- リーザ
- ボコータ、デコンス
- ミランダ
- 氷の王国
- ネロ
- アーウラ
- リュカール
- タンバ・エンロット
- マリア
- ラサ
- ランデル
- 国王
- ローザ
- カルロ
- 過去の人物
- アントニア
- ロムレス
- オルビア
- ソバロ
- そのほかの人物
- ロミオ
- タルティーブ
- ベラ卿ジャック
- 『それでも世界は美しい』の 用語
- 国
- 雨の公国
- 晴れの大国
- 湖の王国
- 砂の皇国
- 空の大公国
- 氷の王国
- 闇の帝国
- アメフラシ
- 遺跡
- 『それでも世界は美しい』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- リヴィウス「私の帰りを待っている者がいる。私にその者の命がかかってる。だったら、私も命を賭して試練に打ち勝たねばいけない。」
- ガルタ「ニケ様、どうか心の我が剣をお受け取りください。本日これよりガルタ・バイロイト、アメフラシの姫ニケ姫の騎士としていかなる時もお傍に仕えお守り申しあげます。あなたに救って頂いた命あなたのために使わせて下さい。」
- ニケ「立場を考えろって言われても立場じゃ何も見えてこなかった。だから私は自分の感じた事に従う事にしたんだ。お前達は私を無理矢理ここに連れてきた。それはやっぱり嫌な事だ。なかった事にはできない。塩田は確かに脅威だ。それに私がこうして手を貸している事はリビに対する背信なのかもしれない。お前達のやっている事はいずれ世を乱す。正しい事とは思えない。でも間違ってるとも言い切りたくない。」
- ニール「アインに死んでほしくなかったんだ。それしか考えられなかったんだ。でも理由ならちゃんとあるよ。だってアインは俺に世界を見せてくれた人だから。」
- ウルスラ「いろんな感情が渦を巻いて胸が壊れそう。冷酷にも悪者にもなれない、死にかけてる敵すら殺せない。半端で揺らぎやすい、ただの弱い人間、それが私だ。父さま、母さま、リーリヤ、オリーヴァ、アーウラごめんなさい。でも私は人間でいたい。」
- ニケ「力を貸してくれ。そのかわり必ず証明する。お前がいてもいい世界だって、何度でも。約束だ。」
- リヴィウス「俺はお前が憎い。でも俺の中の絶望を行使しない。あいつとの時間を無意味にしない。お前を許せない自分を手放すことでニケと出会えた意味に替える。そうやって俺はお前を超える。」
- 『それでも世界は美しい』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作者椎名橙さんにインタビュー
- 『それセカ』 リヴィウス役(島崎信長)とニケ役(前田玲奈)へのインタビュー
- 本編その後が描かれた書き下ろし漫画
- 『それでも世界は美しい』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):小池ジョアンナ「BEAUTIFUL WORLD」
- ED(エンディング):前田玲奈「PROMISE」
- 挿入歌:ニケ・ルメルシエ(前田玲奈)「アメフラシの歌〜Beautiful Rain〜」(第2話 - 第11話)
- 挿入歌:ニケ・ルメルシエ(前田玲奈) 「アメフラシの歌〜Beautiful Rain〜(orchestra version)」(第6話、第12話)
- 挿入歌:トハラ・ルメルシエ(横山智佐)「雨おくりの歌」(第12話)