それでも世界は美しい(それセカ)のネタバレ解説・考察まとめ
『それでも世界は美しい』は、椎名橙が花とゆめコミックスで連載していた少女漫画およびそれを原作としたアニメ作品。ファンタジーで晴れや氷、雨や砂など自然からとられた国名が出てくる。雨の公国の末娘ニケと晴れの大国を統治するリヴィウスとの歳の差ラブストーリー。リヴィウスの好奇心から物語が始まるがニケの優しい性格が荒んでいたリヴィウスや他の人々の心も溶かしていくことになる。リヴィウスはニケに心を惹かれていくが自分の過去を受け入れてくれるのか不安に思う。またニケ自身の能力の秘密についても明らかにされる。
CV:近藤孝行
ニケの従兄弟。ニケと同じくアメフラシを行えない体質で生まれてきてしまった。キトラは諦めてしまうが、ニケは努力で能力を身につける。そのためキトラはニケを尊敬すると同時に惹かれてもいた。
テテル
CV:櫻井敏治
雨の公国元公王であり、ニケたちの父でもある。
ニケを晴れの大国にやった張本人。後に勝手な事をしたとして婆に怒られる。
イラハ
CV:富沢美智恵
婆の娘で公王妃、ニケの母親。身体が弱く、普段は病床に臥せっている。ニケを出産した際にひどく体を壊し、それ以来雨もほとんど呼べなくなったという。20歳の時に、母親であるトハラの反対を押し切りテテルと結婚した。
ミラ、ニア
ミラ CV:伊勢菜莉也
ニア CV:茅野愛衣
ニケの姉たちで、にぎやかな姉妹で未婚。
ミラは茶髪のロングヘアーに、大きなイヤリングをしている。ニアとはよく喧嘩している。トハラの計略に反発しながらも傍観したことを恥じ、事件後、ニアとともにリヴィウスに謝罪する。
ニアは緑がかった長い髪をポニーテールにしている。ミラとは仲が悪い。トハラの計略に卑怯さを感じつつも、逆らうことができずに傍観していた。
アキ
CV:井上倫宏
雨の公国の王族の1人で、トハラの甥。トハラの命令でリヴィウスを監視する。リヴィウスに暗示をかけようとしたが、逆に見抜かれ失敗した。カラによれば暗示等の精神的な方面の力に関しては公国一。
湖の王国
アマルナ・ルイラサエル
CV:松岡由貴
湖の王国第一王女で、愛称はルナ。気が強いが優しい一面もある。
リヴィウスの幼なじみで、婚約者だと言いニケの前に現れる。テーブルマナーやダンスなどができないニケをいびり、国に帰そうとする。
ルナは、幼少期リヴィウスと一緒にいて彼に惹かれていたのだが、世界を制し変わってしまったリヴィウスを恐れて距離を置いていた。しかしリヴィウスがニケと結婚すると聞いて、リヴィウスのもとに駆けつけた。
ニケがリヴィウスを想う気持ちに自分の負けを認めてからは、ニケのことを蔑むことはなくなり、良き友人関係となる。
メンフィス・ライル・ルイラサエル
湖の王国第一王子、メンフィス。趣味は考古学で小雨化についての謎を追う。
100年前と比べ、小雨化が進んでいるのにも関わらず自分たちが普通に生きていけている事に疑問を抱き、何かが自分たちを生かし続けているのではと仮定し、付き人のイリアンと共に遺跡を点々としている。
調査の末に雨の公国が関係しているのでは、と考えたメンフィスは雨の公国の第四公女であるニケに会うため晴れの大国へ向かい、カラと出会う事になる。
フォルティス公
フォルティスは相当な実力者で「海の道」という海の流通ルートを擁しているだけではなく、外海にも乗り出し独自のルートを築いている。
「男でも女でも美しければいい」という変な噂が流れていたが、これは売買されていた少年達を助けるために彼らをお金で買ったことに変な尾ひれがついたものだった。本来は優しく知識もある。
自身の領地を含めて蔓延する麻薬の根源をつきとめるため、ルナと婚約する事になる。
テーベ
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目次 - Contents
- 『それでも世界は美しい』の概要
- 『それでも世界は美しい』のあらすじ・ストーリー
- 雨の公国の末娘ニケ・ルメルシエと晴れの大国リヴィウス王
- 婚約式
- 雨の公国
- リヴィウスの過去
- ニケを救う
- 『それでも世界は美しい』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ニケ
- リヴィウス
- ニール
- バルドウィン・シシル・イフリキア
- シーラ
- ウルスラ・レイ・ルイチャーニエ
- アルターリア
- ガルタ・バイロイト
- カラ
- 雨の公国
- 婆
- キトラ
- テテル
- イラハ
- ミラ、ニア
- アキ
- 湖の王国
- アマルナ・ルイラサエル
- メンフィス・ライル・ルイラサエル
- フォルティス公
- テーベ
- リウ
- ミラバ公
- ガラリヤ
- 湖の王国の大使
- アクニ
- イリアン
- 砂の皇国
- イラーダ・キ・アーク
- アマルディナ
- ファラハ
- ウルマ
- 皇弟
- 皇后
- 空の大公国
- カタラ
- ネフェロ
- マキシーン
- 巫女長
- 惑いの森
- カッサンドラ
- ジシン
- ヨル
- 赤眼
- ツバイ
- アイン
- セーラ
- 黄昏の国
- 代王
- 闇の帝国
- ティルス(守護者)
- シドン・テテオラルク(帝王)
- 悪霊を封印した術者
- 晴れの大国
- レオニダス三世
- 元老院 ラトクリフ、ヴォーダン、ケイツビー
- ラニ・アリステス
- ランダ
- ラニ・レアータ
- 大神官
- ラニ・ランドレス
- リーダス卿
- ラニ・スピラーリ
- ローサ
- バルドの姉
- レオニダス二世
- ランラ、スーニャ、ミキア
- ジャイナ
- ムウ爺
- カール
- フェラーラ公
- ビニシウス
- ノッテン
- エイミア
- ヴィオレタ・ルートイック
- ミーナ
- リーザ
- ボコータ、デコンス
- ミランダ
- 氷の王国
- ネロ
- アーウラ
- リュカール
- タンバ・エンロット
- マリア
- ラサ
- ランデル
- 国王
- ローザ
- カルロ
- 過去の人物
- アントニア
- ロムレス
- オルビア
- ソバロ
- そのほかの人物
- ロミオ
- タルティーブ
- ベラ卿ジャック
- 『それでも世界は美しい』の 用語
- 国
- 雨の公国
- 晴れの大国
- 湖の王国
- 砂の皇国
- 空の大公国
- 氷の王国
- 闇の帝国
- アメフラシ
- 遺跡
- 『それでも世界は美しい』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- リヴィウス「私の帰りを待っている者がいる。私にその者の命がかかってる。だったら、私も命を賭して試練に打ち勝たねばいけない。」
- ガルタ「ニケ様、どうか心の我が剣をお受け取りください。本日これよりガルタ・バイロイト、アメフラシの姫ニケ姫の騎士としていかなる時もお傍に仕えお守り申しあげます。あなたに救って頂いた命あなたのために使わせて下さい。」
- ニケ「立場を考えろって言われても立場じゃ何も見えてこなかった。だから私は自分の感じた事に従う事にしたんだ。お前達は私を無理矢理ここに連れてきた。それはやっぱり嫌な事だ。なかった事にはできない。塩田は確かに脅威だ。それに私がこうして手を貸している事はリビに対する背信なのかもしれない。お前達のやっている事はいずれ世を乱す。正しい事とは思えない。でも間違ってるとも言い切りたくない。」
- ニール「アインに死んでほしくなかったんだ。それしか考えられなかったんだ。でも理由ならちゃんとあるよ。だってアインは俺に世界を見せてくれた人だから。」
- ウルスラ「いろんな感情が渦を巻いて胸が壊れそう。冷酷にも悪者にもなれない、死にかけてる敵すら殺せない。半端で揺らぎやすい、ただの弱い人間、それが私だ。父さま、母さま、リーリヤ、オリーヴァ、アーウラごめんなさい。でも私は人間でいたい。」
- ニケ「力を貸してくれ。そのかわり必ず証明する。お前がいてもいい世界だって、何度でも。約束だ。」
- リヴィウス「俺はお前が憎い。でも俺の中の絶望を行使しない。あいつとの時間を無意味にしない。お前を許せない自分を手放すことでニケと出会えた意味に替える。そうやって俺はお前を超える。」
- 『それでも世界は美しい』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作者椎名橙さんにインタビュー
- 『それセカ』 リヴィウス役(島崎信長)とニケ役(前田玲奈)へのインタビュー
- 本編その後が描かれた書き下ろし漫画
- 『それでも世界は美しい』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):小池ジョアンナ「BEAUTIFUL WORLD」
- ED(エンディング):前田玲奈「PROMISE」
- 挿入歌:ニケ・ルメルシエ(前田玲奈)「アメフラシの歌〜Beautiful Rain〜」(第2話 - 第11話)
- 挿入歌:ニケ・ルメルシエ(前田玲奈) 「アメフラシの歌〜Beautiful Rain〜(orchestra version)」(第6話、第12話)
- 挿入歌:トハラ・ルメルシエ(横山智佐)「雨おくりの歌」(第12話)