それでも世界は美しい(それセカ)のネタバレ解説・考察まとめ
『それでも世界は美しい』は、椎名橙が花とゆめコミックスで連載していた少女漫画およびそれを原作としたアニメ作品。ファンタジーで晴れや氷、雨や砂など自然からとられた国名が出てくる。雨の公国の末娘ニケと晴れの大国を統治するリヴィウスとの歳の差ラブストーリー。リヴィウスの好奇心から物語が始まるがニケの優しい性格が荒んでいたリヴィウスや他の人々の心も溶かしていくことになる。リヴィウスはニケに心を惹かれていくが自分の過去を受け入れてくれるのか不安に思う。またニケ自身の能力の秘密についても明らかにされる。
ファラハ
砂の皇国イラーダの付き人。男っぽい喋り方をする少女で、国と皇太子を尊敬している。
元は浮浪児でイラーダに拾われ今に至る。イラーダの幸せを願っていて、ニケが彼のそばにいてほしいと思っていた。しかし晴れの大国に偽りの手紙を送ってニケをとどまらせるというウルマのやり方は違うと思い、ニケを国に帰す手助けをする。
初めはニケが大国の王妃という立場から嫌っていたが、ニケが気取ったりしていないのを見てニケに心を開いていった。
ウルマ
皇太子の従者の1人。ニケは砂の皇国にこそ必要な存在だと考えており、皇太子にニケを砂の皇国に留まらせるよう唆した張本人。ニケを死んだことにすれば罰せられても、少し経てばリヴィウスはニケを忘れるだろうと思っていた。
皇弟
皇太子の叔父。保守的で、よそ者を嫌っており、ニケやファラハにとっては迫力の持ち主でおっかない人。しかし、イラーダによると多少融通が効かない所があるが、悪い人ではない。皇太子たちがニケを大国へ帰さないように策略していることを知り、ニケの逃亡の手伝いをする。
皇后
イラーダとアマルディナの実母。民が水不足で苦しんでいるにも関わらず、王家の血を持つ自分たちがなぜ民のためにそこまでしなければならないのか、と言い民を見捨てようとした。イラーダや臣下たちに見限られ、それからイラーダが皇太子になった。
空の大公国
カタラ
空の大公国第一王子、ネフェロの兄カタラ。おっとりとした性格で動植物を好む。
小さい頃からネフェロとは仲が良く、いつもネフェロの味方だった。
弟のネフェロとは数年前に仲違いしていたが、悪事に手を染めていくネフェロを助けるためリヴィウスに協力を仰ぐ。
両目、両足を失ったネフェロに変わり、カタラが国を統治していく事になる。
ネフェロ
空の大公国統治者ネフェロ。国民に慕われていて、国のことを第一に考えている。
ニケの力欲しさにニケを攫うのだが、ニケ自身に心を開いていくようになり婚姻関係を結ぶことを勝手に公にしてしまった。過去に大国に対しての恨みがあり、反大国派の人間との接点を持ったり塩田の利益を反大国派に流したりしてしまう。
本当はこの国も民も信仰としている龍人も大好きだったが、辛い状況や困難が訪れる事で悪事に手を染めても国を守りたいと思うようになった。
ニケが黒霧に襲われた時に彼女を助け出したが、瓦礫がネフェロに直撃し両目と両足を失ってしまった。
マキシーン
ネフェロやカタラとは幼馴染の女性。ニケの能力を手に入れるため、ネフェロのニケ誘拐に協力した。カラオス会がどうして空の大公国に来たのか疑問を抱いており、国内の「龍の祠」に入りたがる彼らを不審に思っていた。
巫女長
大公国内で一番古い「龍の祠」を守っている。アルターリアの部下アインに斬られそうになるが、ニケに助けられた。
惑いの森
カッサンドラ
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目次 - Contents
- 『それでも世界は美しい』の概要
- 『それでも世界は美しい』のあらすじ・ストーリー
- 雨の公国の末娘ニケ・ルメルシエと晴れの大国リヴィウス王
- 婚約式
- 雨の公国
- リヴィウスの過去
- ニケを救う
- 『それでも世界は美しい』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ニケ
- リヴィウス
- ニール
- バルドウィン・シシル・イフリキア
- シーラ
- ウルスラ・レイ・ルイチャーニエ
- アルターリア
- ガルタ・バイロイト
- カラ
- 雨の公国
- 婆
- キトラ
- テテル
- イラハ
- ミラ、ニア
- アキ
- 湖の王国
- アマルナ・ルイラサエル
- メンフィス・ライル・ルイラサエル
- フォルティス公
- テーベ
- リウ
- ミラバ公
- ガラリヤ
- 湖の王国の大使
- アクニ
- イリアン
- 砂の皇国
- イラーダ・キ・アーク
- アマルディナ
- ファラハ
- ウルマ
- 皇弟
- 皇后
- 空の大公国
- カタラ
- ネフェロ
- マキシーン
- 巫女長
- 惑いの森
- カッサンドラ
- ジシン
- ヨル
- 赤眼
- ツバイ
- アイン
- セーラ
- 黄昏の国
- 代王
- 闇の帝国
- ティルス(守護者)
- シドン・テテオラルク(帝王)
- 悪霊を封印した術者
- 晴れの大国
- レオニダス三世
- 元老院 ラトクリフ、ヴォーダン、ケイツビー
- ラニ・アリステス
- ランダ
- ラニ・レアータ
- 大神官
- ラニ・ランドレス
- リーダス卿
- ラニ・スピラーリ
- ローサ
- バルドの姉
- レオニダス二世
- ランラ、スーニャ、ミキア
- ジャイナ
- ムウ爺
- カール
- フェラーラ公
- ビニシウス
- ノッテン
- エイミア
- ヴィオレタ・ルートイック
- ミーナ
- リーザ
- ボコータ、デコンス
- ミランダ
- 氷の王国
- ネロ
- アーウラ
- リュカール
- タンバ・エンロット
- マリア
- ラサ
- ランデル
- 国王
- ローザ
- カルロ
- 過去の人物
- アントニア
- ロムレス
- オルビア
- ソバロ
- そのほかの人物
- ロミオ
- タルティーブ
- ベラ卿ジャック
- 『それでも世界は美しい』の 用語
- 国
- 雨の公国
- 晴れの大国
- 湖の王国
- 砂の皇国
- 空の大公国
- 氷の王国
- 闇の帝国
- アメフラシ
- 遺跡
- 『それでも世界は美しい』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- リヴィウス「私の帰りを待っている者がいる。私にその者の命がかかってる。だったら、私も命を賭して試練に打ち勝たねばいけない。」
- ガルタ「ニケ様、どうか心の我が剣をお受け取りください。本日これよりガルタ・バイロイト、アメフラシの姫ニケ姫の騎士としていかなる時もお傍に仕えお守り申しあげます。あなたに救って頂いた命あなたのために使わせて下さい。」
- ニケ「立場を考えろって言われても立場じゃ何も見えてこなかった。だから私は自分の感じた事に従う事にしたんだ。お前達は私を無理矢理ここに連れてきた。それはやっぱり嫌な事だ。なかった事にはできない。塩田は確かに脅威だ。それに私がこうして手を貸している事はリビに対する背信なのかもしれない。お前達のやっている事はいずれ世を乱す。正しい事とは思えない。でも間違ってるとも言い切りたくない。」
- ニール「アインに死んでほしくなかったんだ。それしか考えられなかったんだ。でも理由ならちゃんとあるよ。だってアインは俺に世界を見せてくれた人だから。」
- ウルスラ「いろんな感情が渦を巻いて胸が壊れそう。冷酷にも悪者にもなれない、死にかけてる敵すら殺せない。半端で揺らぎやすい、ただの弱い人間、それが私だ。父さま、母さま、リーリヤ、オリーヴァ、アーウラごめんなさい。でも私は人間でいたい。」
- ニケ「力を貸してくれ。そのかわり必ず証明する。お前がいてもいい世界だって、何度でも。約束だ。」
- リヴィウス「俺はお前が憎い。でも俺の中の絶望を行使しない。あいつとの時間を無意味にしない。お前を許せない自分を手放すことでニケと出会えた意味に替える。そうやって俺はお前を超える。」
- 『それでも世界は美しい』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作者椎名橙さんにインタビュー
- 『それセカ』 リヴィウス役(島崎信長)とニケ役(前田玲奈)へのインタビュー
- 本編その後が描かれた書き下ろし漫画
- 『それでも世界は美しい』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):小池ジョアンナ「BEAUTIFUL WORLD」
- ED(エンディング):前田玲奈「PROMISE」
- 挿入歌:ニケ・ルメルシエ(前田玲奈)「アメフラシの歌〜Beautiful Rain〜」(第2話 - 第11話)
- 挿入歌:ニケ・ルメルシエ(前田玲奈) 「アメフラシの歌〜Beautiful Rain〜(orchestra version)」(第6話、第12話)
- 挿入歌:トハラ・ルメルシエ(横山智佐)「雨おくりの歌」(第12話)