それでも世界は美しい(それセカ)のネタバレ解説・考察まとめ
『それでも世界は美しい』は、椎名橙が花とゆめコミックスで連載していた少女漫画およびそれを原作としたアニメ作品。ファンタジーで晴れや氷、雨や砂など自然からとられた国名が出てくる。雨の公国の末娘ニケと晴れの大国を統治するリヴィウスとの歳の差ラブストーリー。リヴィウスの好奇心から物語が始まるがニケの優しい性格が荒んでいたリヴィウスや他の人々の心も溶かしていくことになる。リヴィウスはニケに心を惹かれていくが自分の過去を受け入れてくれるのか不安に思う。またニケ自身の能力の秘密についても明らかにされる。
ローザ
ウルスラの従姉妹。王都を脱出しようとした時、ウルスラたちと逸れてしまう。逸れた彼女を捜そうとしたウルスラが家族と離れた事で、ウルスラは助かることができた。
カルロ
元近衛隊副長だった人物で、旧王家の生き残りであるウルスラを守ってきた。リヴィウスに氷の王国の総督に任じられ、階級の壁を取り除きたいと告げた際、支え手伝いたいと願う。
過去の人物
アントニア
大王レオニダス三世の正王妃で、溺愛されているシーラとリヴィウスを憎んでいる。
ロムレスとオルビアという2人の子どもがいる。アルターリアによってオルビアは死ぬ。
幼かったアルターリアを拾い、周囲にバレないように隠しながら育てていた。
ロムレス
アントニアの子ども、オルビアの兄で第一王子。大王亡き後に即位するが、王妃のためにドレスや宝飾品を買い与え、戦時中にも関わらず国王として政務に無関心であり親しい者で周囲を固めて他人の苦言を聞かず求心力が低下するばかりだった。アルターリアに唆されたアントニアがシーラを殺すものの、リヴィウスとバルドの復讐に巻き込まれ、母アントニアや妻の王妃と共に殺された。
オルビア
正王妃アントニアの第二王子。野山を駆け回り散策するのが好きだった。アントニアはオルビアにあまりリヴィウスと馴れ合うな、と言っていたが、オルビアはリヴィウスの才能を認め、また友達になりたいと思っていた。
しかし、アルターリアに殺されその死はリヴィウスとシーラを陥れることに利用された。
ソバロ
アルターリアの母親で、晴れの大国の大王がいつか自分たちを迎えにきてくれると信じて生きてきた。
アルターリアの顔に傷がつかないよう、周りにアルターリアの顔を見られないよういつも気を遣っている。
アルターリアが大王にそっくりであるため、晴れの大国からの使者に殺されそうになる。母親は自分が殺されるのを防ぐためアルターリアを自分の子供ではない、と偽り証拠のためアルターリアの顔に傷をつけアルターリアを置いていく。
そのほかの人物
ロミオ
自由自治州の没落貴族でカラオス会の急進派の頭。顔が整っている人間が苦手なため、ネロが苦手。バルドはなお苦手としている。表向きはアルターリアの養父だが、数々の陰謀に加担しており、アルターリアと行動を共にすることが多い。ニケを取り戻そうとするリヴィウスに協力する。
タルティーブ
氷の王国の王都から脱出しようとして真冬の湖に落ちたリヴィウス達を助けた老女。実はカラオス会総主で、亡き夫が創設した組織を受け継いだが、ウルスラの属するカラオス会の急進派は別系統であるため、彼女たちを止めることが出来なかった。
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目次 - Contents
- 『それでも世界は美しい』の概要
- 『それでも世界は美しい』のあらすじ・ストーリー
- 雨の公国の末娘ニケ・ルメルシエと晴れの大国リヴィウス王
- 婚約式
- 雨の公国
- リヴィウスの過去
- ニケを救う
- 『それでも世界は美しい』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ニケ
- リヴィウス
- ニール
- バルドウィン・シシル・イフリキア
- シーラ
- ウルスラ・レイ・ルイチャーニエ
- アルターリア
- ガルタ・バイロイト
- カラ
- 雨の公国
- 婆
- キトラ
- テテル
- イラハ
- ミラ、ニア
- アキ
- 湖の王国
- アマルナ・ルイラサエル
- メンフィス・ライル・ルイラサエル
- フォルティス公
- テーベ
- リウ
- ミラバ公
- ガラリヤ
- 湖の王国の大使
- アクニ
- イリアン
- 砂の皇国
- イラーダ・キ・アーク
- アマルディナ
- ファラハ
- ウルマ
- 皇弟
- 皇后
- 空の大公国
- カタラ
- ネフェロ
- マキシーン
- 巫女長
- 惑いの森
- カッサンドラ
- ジシン
- ヨル
- 赤眼
- ツバイ
- アイン
- セーラ
- 黄昏の国
- 代王
- 闇の帝国
- ティルス(守護者)
- シドン・テテオラルク(帝王)
- 悪霊を封印した術者
- 晴れの大国
- レオニダス三世
- 元老院 ラトクリフ、ヴォーダン、ケイツビー
- ラニ・アリステス
- ランダ
- ラニ・レアータ
- 大神官
- ラニ・ランドレス
- リーダス卿
- ラニ・スピラーリ
- ローサ
- バルドの姉
- レオニダス二世
- ランラ、スーニャ、ミキア
- ジャイナ
- ムウ爺
- カール
- フェラーラ公
- ビニシウス
- ノッテン
- エイミア
- ヴィオレタ・ルートイック
- ミーナ
- リーザ
- ボコータ、デコンス
- ミランダ
- 氷の王国
- ネロ
- アーウラ
- リュカール
- タンバ・エンロット
- マリア
- ラサ
- ランデル
- 国王
- ローザ
- カルロ
- 過去の人物
- アントニア
- ロムレス
- オルビア
- ソバロ
- そのほかの人物
- ロミオ
- タルティーブ
- ベラ卿ジャック
- 『それでも世界は美しい』の 用語
- 国
- 雨の公国
- 晴れの大国
- 湖の王国
- 砂の皇国
- 空の大公国
- 氷の王国
- 闇の帝国
- アメフラシ
- 遺跡
- 『それでも世界は美しい』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- リヴィウス「私の帰りを待っている者がいる。私にその者の命がかかってる。だったら、私も命を賭して試練に打ち勝たねばいけない。」
- ガルタ「ニケ様、どうか心の我が剣をお受け取りください。本日これよりガルタ・バイロイト、アメフラシの姫ニケ姫の騎士としていかなる時もお傍に仕えお守り申しあげます。あなたに救って頂いた命あなたのために使わせて下さい。」
- ニケ「立場を考えろって言われても立場じゃ何も見えてこなかった。だから私は自分の感じた事に従う事にしたんだ。お前達は私を無理矢理ここに連れてきた。それはやっぱり嫌な事だ。なかった事にはできない。塩田は確かに脅威だ。それに私がこうして手を貸している事はリビに対する背信なのかもしれない。お前達のやっている事はいずれ世を乱す。正しい事とは思えない。でも間違ってるとも言い切りたくない。」
- ニール「アインに死んでほしくなかったんだ。それしか考えられなかったんだ。でも理由ならちゃんとあるよ。だってアインは俺に世界を見せてくれた人だから。」
- ウルスラ「いろんな感情が渦を巻いて胸が壊れそう。冷酷にも悪者にもなれない、死にかけてる敵すら殺せない。半端で揺らぎやすい、ただの弱い人間、それが私だ。父さま、母さま、リーリヤ、オリーヴァ、アーウラごめんなさい。でも私は人間でいたい。」
- ニケ「力を貸してくれ。そのかわり必ず証明する。お前がいてもいい世界だって、何度でも。約束だ。」
- リヴィウス「俺はお前が憎い。でも俺の中の絶望を行使しない。あいつとの時間を無意味にしない。お前を許せない自分を手放すことでニケと出会えた意味に替える。そうやって俺はお前を超える。」
- 『それでも世界は美しい』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作者椎名橙さんにインタビュー
- 『それセカ』 リヴィウス役(島崎信長)とニケ役(前田玲奈)へのインタビュー
- 本編その後が描かれた書き下ろし漫画
- 『それでも世界は美しい』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):小池ジョアンナ「BEAUTIFUL WORLD」
- ED(エンディング):前田玲奈「PROMISE」
- 挿入歌:ニケ・ルメルシエ(前田玲奈)「アメフラシの歌〜Beautiful Rain〜」(第2話 - 第11話)
- 挿入歌:ニケ・ルメルシエ(前田玲奈) 「アメフラシの歌〜Beautiful Rain〜(orchestra version)」(第6話、第12話)
- 挿入歌:トハラ・ルメルシエ(横山智佐)「雨おくりの歌」(第12話)