それでも世界は美しい(それセカ)のネタバレ解説・考察まとめ
『それでも世界は美しい』は、椎名橙が花とゆめコミックスで連載していた少女漫画およびそれを原作としたアニメ作品。ファンタジーで晴れや氷、雨や砂など自然からとられた国名が出てくる。雨の公国の末娘ニケと晴れの大国を統治するリヴィウスとの歳の差ラブストーリー。リヴィウスの好奇心から物語が始まるがニケの優しい性格が荒んでいたリヴィウスや他の人々の心も溶かしていくことになる。リヴィウスはニケに心を惹かれていくが自分の過去を受け入れてくれるのか不安に思う。またニケ自身の能力の秘密についても明らかにされる。
ニケにそっくりの容姿を持つ。守護者ティルス。シドンと同じ時代に生き、当時の高位術者。平和主義者でおっとりしている。
シドンが遺跡の力を用いて世界を統治していくのを知ったティルスは、シドンの元に訪れ気象で人々を操らないように言う。
シドンに「ティルスが遺跡を差配しろ」と言われ、統治のためではなく平和のためにどんどん力を駆使した。
シドンは「力を持てば人は変わる」と思っていたのだが、ティルスが変わることはなかった。シドンはだんだんティルスに心を開いていく事になる。
しかし、守護者に選ばれてしまったためそれきり離れ離れになってしまう。
シドン・テテオラルク(帝王)
かつて世界を支配していた闇帝。ある日、悪霊という存在になり封じられる。
少女のような姿で独特な言葉遣い。色恋沙汰に興味のある年相応な一面もある。
自分を封じた雨の公国人を忘れず、長い年月この世界を呪うため生き続けてきた。やがて、自分がどうしてこうなったのか分からず苦しんでいるところを、小雨化について調べていたカラ達に会い、悪霊の正体を見つけ出すという条件でカラ達についていく事になる。
守護者ティルスに会いたいと願う。
悪霊を封印した術者
長い髪を三つ編みにして左肩から前に垂らしている人物。秘術を発動せざるを得ず空の大公国の精霊(龍神様)や高位精神体などと共に悪霊(シドン)を倒すが、多大な犠牲を強いられた。悪霊をバラバラにして世界中の石碑に封印し、本体である悪霊を黄昏の国の果ての塔に封印して守人様と呼ぶ守護者、ティルスに託した。
晴れの大国
レオニダス三世
「大王」とも呼ばれる、リヴィウスの父親。シーラ以外にも多くの側室がいた。
シーラを一方的に見初めて強引に側室にしたことによりリヴィウスに毛嫌いされている。
元老院 ラトクリフ、ヴォーダン、ケイツビー
ラクトリフ CV:富田耕生
ヴォーダン CV:池田秀一
ケイツビー CV:二又一成
晴れの大国で先代のころより仕えている重臣。リヴィウスの助言役であり、彼ら4人が決定したことは「四神の声」と畏怖され、何人たりとも逆らうことは許されない。
ラトクリフはスキンヘッドで、あごひげを生やした老人。この世のすべての人脈に通じており、善悪問わずあらゆる組織から一目置かれている。
ヴォーダンは長い白髪で、白い鼻ひげとあごひげを生やした老人。「戦略の神」と謳われており、戦死者0人だったゼウス島攻略で有名。
ケイツビーは黒髪に、黒い鼻ひげを生やした老人。「兵器の神」と謳われており、他国に先んじて爆裂火薬の調合を成功に導いた。
ラニ・アリステス
CV:浪川大輔
神官ラニ・アリステス。リヴィウスに敵意を抱いていたが、リヴィウスの性格が丸くなってからは特に敵対する様子も無くなっていく。
ランダ
CV:大西健清
太陽宮神殿の地下「闇帰りの儀」を行った際、刺客となりニケを殺そうとした。
ラニ・レアータ
CV:竹口安芸子
女性神官で病中の神官に代わり、リヴィウスとニケの日輪交換の儀を務めた。
大神官
神官庁のトップで高齢で長く臥せっているため、生死不明で都市伝説と言われている。
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目次 - Contents
- 『それでも世界は美しい』の概要
- 『それでも世界は美しい』のあらすじ・ストーリー
- 雨の公国の末娘ニケ・ルメルシエと晴れの大国リヴィウス王
- 婚約式
- 雨の公国
- リヴィウスの過去
- ニケを救う
- 『それでも世界は美しい』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ニケ
- リヴィウス
- ニール
- バルドウィン・シシル・イフリキア
- シーラ
- ウルスラ・レイ・ルイチャーニエ
- アルターリア
- ガルタ・バイロイト
- カラ
- 雨の公国
- 婆
- キトラ
- テテル
- イラハ
- ミラ、ニア
- アキ
- 湖の王国
- アマルナ・ルイラサエル
- メンフィス・ライル・ルイラサエル
- フォルティス公
- テーベ
- リウ
- ミラバ公
- ガラリヤ
- 湖の王国の大使
- アクニ
- イリアン
- 砂の皇国
- イラーダ・キ・アーク
- アマルディナ
- ファラハ
- ウルマ
- 皇弟
- 皇后
- 空の大公国
- カタラ
- ネフェロ
- マキシーン
- 巫女長
- 惑いの森
- カッサンドラ
- ジシン
- ヨル
- 赤眼
- ツバイ
- アイン
- セーラ
- 黄昏の国
- 代王
- 闇の帝国
- ティルス(守護者)
- シドン・テテオラルク(帝王)
- 悪霊を封印した術者
- 晴れの大国
- レオニダス三世
- 元老院 ラトクリフ、ヴォーダン、ケイツビー
- ラニ・アリステス
- ランダ
- ラニ・レアータ
- 大神官
- ラニ・ランドレス
- リーダス卿
- ラニ・スピラーリ
- ローサ
- バルドの姉
- レオニダス二世
- ランラ、スーニャ、ミキア
- ジャイナ
- ムウ爺
- カール
- フェラーラ公
- ビニシウス
- ノッテン
- エイミア
- ヴィオレタ・ルートイック
- ミーナ
- リーザ
- ボコータ、デコンス
- ミランダ
- 氷の王国
- ネロ
- アーウラ
- リュカール
- タンバ・エンロット
- マリア
- ラサ
- ランデル
- 国王
- ローザ
- カルロ
- 過去の人物
- アントニア
- ロムレス
- オルビア
- ソバロ
- そのほかの人物
- ロミオ
- タルティーブ
- ベラ卿ジャック
- 『それでも世界は美しい』の 用語
- 国
- 雨の公国
- 晴れの大国
- 湖の王国
- 砂の皇国
- 空の大公国
- 氷の王国
- 闇の帝国
- アメフラシ
- 遺跡
- 『それでも世界は美しい』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- リヴィウス「私の帰りを待っている者がいる。私にその者の命がかかってる。だったら、私も命を賭して試練に打ち勝たねばいけない。」
- ガルタ「ニケ様、どうか心の我が剣をお受け取りください。本日これよりガルタ・バイロイト、アメフラシの姫ニケ姫の騎士としていかなる時もお傍に仕えお守り申しあげます。あなたに救って頂いた命あなたのために使わせて下さい。」
- ニケ「立場を考えろって言われても立場じゃ何も見えてこなかった。だから私は自分の感じた事に従う事にしたんだ。お前達は私を無理矢理ここに連れてきた。それはやっぱり嫌な事だ。なかった事にはできない。塩田は確かに脅威だ。それに私がこうして手を貸している事はリビに対する背信なのかもしれない。お前達のやっている事はいずれ世を乱す。正しい事とは思えない。でも間違ってるとも言い切りたくない。」
- ニール「アインに死んでほしくなかったんだ。それしか考えられなかったんだ。でも理由ならちゃんとあるよ。だってアインは俺に世界を見せてくれた人だから。」
- ウルスラ「いろんな感情が渦を巻いて胸が壊れそう。冷酷にも悪者にもなれない、死にかけてる敵すら殺せない。半端で揺らぎやすい、ただの弱い人間、それが私だ。父さま、母さま、リーリヤ、オリーヴァ、アーウラごめんなさい。でも私は人間でいたい。」
- ニケ「力を貸してくれ。そのかわり必ず証明する。お前がいてもいい世界だって、何度でも。約束だ。」
- リヴィウス「俺はお前が憎い。でも俺の中の絶望を行使しない。あいつとの時間を無意味にしない。お前を許せない自分を手放すことでニケと出会えた意味に替える。そうやって俺はお前を超える。」
- 『それでも世界は美しい』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作者椎名橙さんにインタビュー
- 『それセカ』 リヴィウス役(島崎信長)とニケ役(前田玲奈)へのインタビュー
- 本編その後が描かれた書き下ろし漫画
- 『それでも世界は美しい』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):小池ジョアンナ「BEAUTIFUL WORLD」
- ED(エンディング):前田玲奈「PROMISE」
- 挿入歌:ニケ・ルメルシエ(前田玲奈)「アメフラシの歌〜Beautiful Rain〜」(第2話 - 第11話)
- 挿入歌:ニケ・ルメルシエ(前田玲奈) 「アメフラシの歌〜Beautiful Rain〜(orchestra version)」(第6話、第12話)
- 挿入歌:トハラ・ルメルシエ(横山智佐)「雨おくりの歌」(第12話)