それでも世界は美しい(それセカ)のネタバレ解説・考察まとめ
『それでも世界は美しい』は、椎名橙が花とゆめコミックスで連載していた少女漫画およびそれを原作としたアニメ作品。ファンタジーで晴れや氷、雨や砂など自然からとられた国名が出てくる。雨の公国の末娘ニケと晴れの大国を統治するリヴィウスとの歳の差ラブストーリー。リヴィウスの好奇心から物語が始まるがニケの優しい性格が荒んでいたリヴィウスや他の人々の心も溶かしていくことになる。リヴィウスはニケに心を惹かれていくが自分の過去を受け入れてくれるのか不安に思う。またニケ自身の能力の秘密についても明らかにされる。
惑いの森の魔女カッサンドラ。カッサンドラというのは個人の名前ではなく、代々受け継がれていく総称である。魔法などは使えず、普通の人間で幼い頃拾ったジシンと共に暮らしている。隻眼で足が悪く、片付けなどは苦手だが料理が上手い。
カッサンドラは、リヴィウスの人間としての心が損なわれていることを知り、体を動かし生きることの喜びをリヴィウスに教える。また、人の心を察するのが上手く、そのおかげでリヴィウスとニケがすれ違わずに済んだこともある。
ジシン
幼い頃、カッサンドラに拾われ共に生活している。カッサンドラを大切にしており、守りたいと思っている。
「赤い嵐」と言う名の山賊の頭で、カッサンドラに近づき利用しようとする人間を懲らしめたりしている。
ニケを取り戻すために協力してくれたり、リヴィウスにとっても親しい仲となる。
ヨル
「竜の口」と呼ばれる洞窟内の最深部には、黄金鳥という主がいてその卵をリヴィウスが持ち帰った際、黄金鳥の雛が生まれた。
リヴィウスを母だと思い込み、懐いたため晴れの大国に連れ帰り、リヴィウスが大人になるまで飼うことになる。
空の大公国でニケが黒霧に体を乗っ取られた際に、リヴィウスがニケに黒蓮石を近づけようとするが、あと少しのところで届かなかった。その時にヨルが黒蓮石をニケに届けたため、ニケは無事に黒霧から解放された。
赤眼
ツバイ
北世界のさらに奥にすんでいる民族特有の赤眼の持ち主で暗殺者。
見た目は可愛い少女だが、暗殺者としての運動神経や手捌きは並のものではない。
アルターリアと行動を共にしていて、アルターリアとは似た者同士だと思っている。
幼少期は生まれ故郷を知らず、氷の王国の下町で盗みをしながら生きていたが、暗殺業者に売られてしまった。
アイン
ツバイと同じく赤眼の持ち主。ニールの義理の家族で、幼い頃のニールを知っている。
赤眼を持っているため、公の場には出れず暗殺者として生活している。しかし、とても優しい人物でリヴィウス達に協力してくれたりもする。
アルターリアの護衛役として雇われ、アルターリアと出会う事になる。
セーラ
赤眼の持ち主で、アインの妹。優しくおっとりした性格。生まれつき体が弱い。
ニールとは義理の家族なので、アインと同様大切に思っている。
アインの身内で信用できるという事で、怪我をしたアルターリアの看病をしたことがある。
赤眼だという理由で迫害される生きにくい世の中だが、彼女は優しい人々に囲まれ結婚に至り、世界は捨てた物じゃないと実感する。
黄昏の国
代王
最北の地、黄昏の国の統治者。北世界でも滅多に姿を見ることのない少数民族で赤眼を有している。悪霊を覚醒させて世界の破滅を企むアルターリアを阻止しようと、リヴィウスに協力する。
闇の帝国
ティルス(守護者)
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目次 - Contents
- 『それでも世界は美しい』の概要
- 『それでも世界は美しい』のあらすじ・ストーリー
- 雨の公国の末娘ニケ・ルメルシエと晴れの大国リヴィウス王
- 婚約式
- 雨の公国
- リヴィウスの過去
- ニケを救う
- 『それでも世界は美しい』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ニケ
- リヴィウス
- ニール
- バルドウィン・シシル・イフリキア
- シーラ
- ウルスラ・レイ・ルイチャーニエ
- アルターリア
- ガルタ・バイロイト
- カラ
- 雨の公国
- 婆
- キトラ
- テテル
- イラハ
- ミラ、ニア
- アキ
- 湖の王国
- アマルナ・ルイラサエル
- メンフィス・ライル・ルイラサエル
- フォルティス公
- テーベ
- リウ
- ミラバ公
- ガラリヤ
- 湖の王国の大使
- アクニ
- イリアン
- 砂の皇国
- イラーダ・キ・アーク
- アマルディナ
- ファラハ
- ウルマ
- 皇弟
- 皇后
- 空の大公国
- カタラ
- ネフェロ
- マキシーン
- 巫女長
- 惑いの森
- カッサンドラ
- ジシン
- ヨル
- 赤眼
- ツバイ
- アイン
- セーラ
- 黄昏の国
- 代王
- 闇の帝国
- ティルス(守護者)
- シドン・テテオラルク(帝王)
- 悪霊を封印した術者
- 晴れの大国
- レオニダス三世
- 元老院 ラトクリフ、ヴォーダン、ケイツビー
- ラニ・アリステス
- ランダ
- ラニ・レアータ
- 大神官
- ラニ・ランドレス
- リーダス卿
- ラニ・スピラーリ
- ローサ
- バルドの姉
- レオニダス二世
- ランラ、スーニャ、ミキア
- ジャイナ
- ムウ爺
- カール
- フェラーラ公
- ビニシウス
- ノッテン
- エイミア
- ヴィオレタ・ルートイック
- ミーナ
- リーザ
- ボコータ、デコンス
- ミランダ
- 氷の王国
- ネロ
- アーウラ
- リュカール
- タンバ・エンロット
- マリア
- ラサ
- ランデル
- 国王
- ローザ
- カルロ
- 過去の人物
- アントニア
- ロムレス
- オルビア
- ソバロ
- そのほかの人物
- ロミオ
- タルティーブ
- ベラ卿ジャック
- 『それでも世界は美しい』の 用語
- 国
- 雨の公国
- 晴れの大国
- 湖の王国
- 砂の皇国
- 空の大公国
- 氷の王国
- 闇の帝国
- アメフラシ
- 遺跡
- 『それでも世界は美しい』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- リヴィウス「私の帰りを待っている者がいる。私にその者の命がかかってる。だったら、私も命を賭して試練に打ち勝たねばいけない。」
- ガルタ「ニケ様、どうか心の我が剣をお受け取りください。本日これよりガルタ・バイロイト、アメフラシの姫ニケ姫の騎士としていかなる時もお傍に仕えお守り申しあげます。あなたに救って頂いた命あなたのために使わせて下さい。」
- ニケ「立場を考えろって言われても立場じゃ何も見えてこなかった。だから私は自分の感じた事に従う事にしたんだ。お前達は私を無理矢理ここに連れてきた。それはやっぱり嫌な事だ。なかった事にはできない。塩田は確かに脅威だ。それに私がこうして手を貸している事はリビに対する背信なのかもしれない。お前達のやっている事はいずれ世を乱す。正しい事とは思えない。でも間違ってるとも言い切りたくない。」
- ニール「アインに死んでほしくなかったんだ。それしか考えられなかったんだ。でも理由ならちゃんとあるよ。だってアインは俺に世界を見せてくれた人だから。」
- ウルスラ「いろんな感情が渦を巻いて胸が壊れそう。冷酷にも悪者にもなれない、死にかけてる敵すら殺せない。半端で揺らぎやすい、ただの弱い人間、それが私だ。父さま、母さま、リーリヤ、オリーヴァ、アーウラごめんなさい。でも私は人間でいたい。」
- ニケ「力を貸してくれ。そのかわり必ず証明する。お前がいてもいい世界だって、何度でも。約束だ。」
- リヴィウス「俺はお前が憎い。でも俺の中の絶望を行使しない。あいつとの時間を無意味にしない。お前を許せない自分を手放すことでニケと出会えた意味に替える。そうやって俺はお前を超える。」
- 『それでも世界は美しい』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作者椎名橙さんにインタビュー
- 『それセカ』 リヴィウス役(島崎信長)とニケ役(前田玲奈)へのインタビュー
- 本編その後が描かれた書き下ろし漫画
- 『それでも世界は美しい』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):小池ジョアンナ「BEAUTIFUL WORLD」
- ED(エンディング):前田玲奈「PROMISE」
- 挿入歌:ニケ・ルメルシエ(前田玲奈)「アメフラシの歌〜Beautiful Rain〜」(第2話 - 第11話)
- 挿入歌:ニケ・ルメルシエ(前田玲奈) 「アメフラシの歌〜Beautiful Rain〜(orchestra version)」(第6話、第12話)
- 挿入歌:トハラ・ルメルシエ(横山智佐)「雨おくりの歌」(第12話)