壊相(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ
壊相(えそう)とは『呪術廻戦』に登場するキャラクターで、特級呪物である「呪胎九相図(じゅたいくそうず)」が人間を取り込んで誕生した受肉体。呪胎九相図の次男に相当する。兄弟との絆は大変深く、長男である脹相(ちょうそう)と三男である弟の血塗(けちず)と「俺たちは三人で一つだ」と誓い合っている。呪術高専姉妹校交流会の際に真人によって呪術高専から脹相、血塗と共に盗み出され受肉、宿儺の指を回収する目的で鯉の口渓谷八十八橋に現れた。任務で八十八橋を訪れていた虎杖悠仁、釘崎野薔薇と会敵し交戦する。
壊相の関連人物・キャラクター
偽夏油/加茂憲倫/羂索(にせげとう/かものりとし/けんじゃく)
明治の初めに存在していた呪術師であり、呪術界の御三家とされるうちの一つ加茂家の出身。多くの呪術文化財と共に史上最悪の呪術師としてなお残す御三家の汚点である。知的好奇心が非常に豊富であり、自身が開いた寺に呪霊の子を孕む特殊体質の娘が子の亡骸を抱えて飛び込んで以来、その知的好奇心は娘が生み出す呪霊との混血児へと向けられた。九度の懐胎と九度の堕胎によって生み出された呪胎九相図だが、どのように懐妊と堕胎が行われたのか、その後娘がどうなってしまったのかは一切の記録が破棄されている為明らかになっていない。
額に縫い目があり、肉体を乗っ取り渡り歩くことができる術式を持った「羂索」が加茂憲倫の正体である。母の恨みなのか自分たちを弄んだ故なのか真意は不明だが脹相や壊相、血塗は加茂憲倫/羂索を嫌っており、長男である脹相からは明確な殺意を向けられている。
偽夏油/加茂憲倫/羂索(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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偽夏油(にせげとう)/加茂憲倫(かも のりとし)/羂索(けんじゃく)とは、『呪術廻戦』の登場人物で、他人の肉体を移り渡りながら千年以上の時を生きる脳だけの怪人。
現在は「百鬼夜行」事件の中で死亡した夏油傑の肉体を利用しており、奪い取った彼の才能と立場を思うままに振るう。加茂憲倫というのも一時期使っていた肉体の本当の持ち主の名前でしかなく、その正体は千年以上前の術師・羂索である。呪術の可能性を見極めることを目的に様々な悪行を計画し、その一環として東京中に呪霊を放って首都機能を壊滅させた。
脹相(ちょうそう)
脹相は呪胎九相図のうちの一番が人間の身体を乗っ取って生み出された受肉体である。特級呪物として扱われるほど高い呪力を持った呪胎九相図一番から三番の中でも、最も高い呪力を保持している。
九相図の中では長男に当たり、弟たちとの間に存在する絆はとても強固なものである。150年にもわたってお互いの存在だけを頼りに己を保ち生存していたが、二番である壊相(えそう)と三番である血塗(けちず)が受肉した際には「壊相は血塗のために、血塗は俺(脹相)のために、俺(脹相)は壊相のために生きる。俺達は三人で一つだ」と誓いを立てた。
壊相と血塗が宿儺の指回収任務で八十八橋に赴いている間は、偽夏油/加茂憲倫/羂索と真人と共に人生ゲームを嗜みながら待機していた。壊相と血塗の死を感知した際には持っていたコマを握りつぶすほどの怒りを見せ、二人を殺害した虎杖悠仁と釘崎野薔薇を必ず殺すと決意する。
「渋谷事変」の際虎杖と会敵し弟たちの仇をとるため虎杖を瀕死に追い込むが、とどめを刺そうとした瞬間脹相の脳裏に存在しない記憶が浮かび上がる。それは壊相と血塗、封印されているその他の九相図と共に虎杖が弟として存在しているというものだった。
混乱した脹相は瀕死の虎杖を残してその場を去り思案に暮れていたが、やがて虎杖が何者なのか見極める為虎杖の後を追ってさ迷い歩く。そして偽夏油/加茂憲倫/羂索が虎杖を殺そうとしている現場に鉢合わせると、行動を共にしていた夏油傑が偽物であり、その正体が自分たちを生み出した加茂憲倫であることを知った。それと同時に血のつながりを感知する脹相の術式の影響により虎杖もまた加茂憲倫から血を分け与えられた弟であると確信し、以降は弟を守るため「お兄ちゃん」として虎杖を守るために行動することとなった。
脹相(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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脹相(ちょうそう)とは、『呪術廻戦』の登場キャラクターで、人と呪霊のミックス・呪胎九相図の長兄である。
“史上最悪の術師”加茂憲倫によって生み出され、呪物の状態で保管されていた。しかし二人の弟・壊相と血塗ともども人類廃絶を目論む特級呪霊たちによって開放され、彼らに協力するようになる。弟たちを倒した虎杖悠仁を仇と見定め、これを追い詰めるも、「自分たち呪胎九相図と虎杖は家族同然の間柄である」ことを直感的に悟り、混乱して撤退。改めて自分と虎杖の関係を見極めるべく、独自の行動を取り始める。
血塗(けちず)
血塗は呪胎九相図のうちの三番が人間の身体を乗っ取って生み出された受肉体である。呪胎九相図の中でも特に一番から三番は高い呪力を持ち、特級呪物に指定されている。その為高い呪力を保持しているが一番の脹相、二番の壊相よりも実力は劣っている。兄弟の血液はいずれも人間にとって猛毒だが岩をも溶かす性質を持った壊相の血の特性とは異なり、血塗の血液にはそのような特性は無いと言及されている。
150年に渡って呪術高専の忌庫に封印されていたが、花御が引き起こした呪術高専姉妹校交流会の最中の騒乱に乗じて脹相、壊相と共に真人によって盗み出された。真人らが拉致したと思われる人間の肉体を乗っ取り受肉体として誕生した後、真人より「お遣い(宿儺の指の回収任務)」を指示され壊相と共に八十八橋に赴いた。
八十八橋では呪術高専の一年生虎杖、釘崎、伏黒が偶然呪霊退治を行っていたが、成り行き上虎杖と対峙する。壊相が偶然近くにいた釘崎を拉致して結界の外に出たため、釘崎を追いかける虎杖と共に自身も結界から脱出した。
壊相と合流後は壊相の術式「蝕爛腐術極ノ番 翅王(しょくらんふじゅつごくのばん しおう)」によって追いつめられる虎杖と釘崎の行動を読んで先回りし、血液を虎杖に浴びせかける。隙を見せた釘崎に対しても壊相が血液を浴びせかけて「蝕爛腐術 朽(しょくらんふじゅつ きゅう)」を発動させ、虎杖と釘崎を追い詰めた。
しかし猛烈な分解の痛みと毒によってまともに動けないはずの「朽」を発動中にもかかわらず、釘崎と虎杖から想定外の反撃を受け虎杖の打撃ラッシュによって血塗は瀕死に陥る。壊相は血塗を助けに入ろうとしたものの釘崎の「共鳴り」によって妨害され、「朽」を解いて「翅王」で仕留めるかどうかの二択に迫られた。壊相は当初絶対に術式は解かないと決意していたが血塗は一言「兄者」と助けを求め、壊相は無意識のうちに「朽」を解除する。「翅王」によって虎杖と釘崎を殺そうとするが、技が届くよりほんの一瞬早く呪力の骨頂「黒閃(こくせん)」を虎杖と釘崎に打たれ壊相と血塗は大ダメージを受ける。
もはや動くことすらできなくなった血塗は最期の気力を振り絞って立ち上がり釘崎を道連れにしようとするが、戦闘中に釘崎が使用していなかった技「簪(かんざし)」によって打ち込まれた釘に呪力を流され死亡した。
呪霊ではなく受肉体のため身体は消滅せず、壊相が死亡した後遺体は兄弟が寄り添うように置かれた。
血塗(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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血塗(けちず)とは『呪術廻戦』に登場するキャラクターであり、人間と呪霊との間に誕生した受肉体である。特級呪物に指定されている「呪胎九相図一番から三番」の内、三番が人間の肉体を乗っ取り誕生した。長男に当たる一番の脹相(ちょうそう)、次男に当たる二番の壊相(えそう)とはお互いに深い絆で結ばれている。特級呪霊真人より「宿儺の指回収任務」を与えられて壊相と共に八十八橋へ赴き、その場にいた虎杖、釘崎と交戦した。
壊相の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「兄弟のため、兄弟が望むのであれば私はそれに殉ずるのみ」
危険な呪物として150年にも渡り封印され続けてきた呪胎九相図は、お互いの存在だけを頼りに己を保ち生存してきた。その為兄弟間の絆はとても深いものがあり、受肉後「壊相は血塗のために、血塗は脹相のために、脹相は壊相のために生きる。俺たちは三人で一つだ」と誓い合っている。
壊相は当初呪霊側につくことに対して「大丈夫かな。あいつら(呪霊)胡散臭いよ、兄さん」と述べており懐疑的だったが、脹相が呪霊側につく方が利があると判断すると「兄弟のため、兄弟が望むのであれば私はそれに殉ずるのみ」と考えを改めて呪術師と戦う道を選んだ。呪霊も呪術師も関係ない、兄弟のためだけに生きるという壊相の強い想いが現れているセリフである。
壊相の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
アニメ版での衣装変更
蝶ネクタイにガーターベルト、布面積の少ない下着のみと非常に個性的な衣装で登場した壊相だが、アニメ版に登場した際には衣装がタイツを着用した姿に変更されている。SNS上では放送時間帯が深夜とはいえ規制が入ったのではないかと推測されているが、原作の奇抜な衣装のままで登場してほしかったと残念がる声がSNSの中で多数聞かれる程であった。
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「五条悟 vs. 漏瑚」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。漏瑚の高い実力と、それを遥かに上回る五条の恐るべき強さが明らかになった戦いである。 人類殲滅を掲げる自然呪霊の1員たる漏瑚は、協力者である羂索の誘いに乗って“最強の術師”の異名を持つ五条悟を自ら討ち取ろうとする。五条はこれを迎え撃ち、そのすさまじい力を見た上で「弱い」と断言。わざわざ教え子の虎杖悠仁を連れ出して見学させつつ、漏瑚に圧倒的な実力の差を見せつける。
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呪術廻戦名勝負「五条悟 vs. ミゲル」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「五条悟 vs. ミゲル」とは、強大な呪霊と化した幼馴染に憑かれた少年の成長と活躍を描いた『呪術廻戦 0(東京都立呪術高等専門学校)』で繰り広げられた戦いの1つ。ぽっと出の外人キャラクターが“最強の術師”を相手にひたすら圧倒されて振り回されるという内容だが、五条の恐るべき実力が明らかになるに従い注目度が劇的に上がっていった。 「術師の楽園を作る」と語る夏油傑を気に入ったミゲルは、彼のために教え子たちの下へと急ぐ五条の足止めを買って出る。“最強の術師”を相手に、ミゲルの決死の奮闘が始まる。
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呪術廻戦名勝負「虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇 vs. 特級仮想怨霊 vs. 両面宿儺」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇 vs. 特級仮想怨霊 vs. 両面宿儺」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。物語の序盤で主人公の虎杖たちが直面した絶体絶命の窮地であり、事前に「3人の内の1人が死亡」という説明があったことで緊迫感ある展開となった。 少年院に強力な呪霊が発生し、緊急事態として虎杖ら3人が生存者の避難誘導を命じられる。虎杖は「いざとなれば自分の内の宿儺の力を使おう」と安易に考えていたが、事態は連鎖的加速的に悪化していく。
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呪術廻戦の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『呪術廻戦』とは、若き呪術師たちの戦いと成長の日々を描いた、芥見下々による漫画作品。 最強最悪の呪霊両面宿儺をその身に宿してしまった高校生虎杖悠仁。両面宿儺の力を御するため、虎杖は呪術師を目指して呪術高等専門学校に通い始める。 作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目の度合いも上がっていき、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。呪いという人間の感情に直結するものを扱うため、時に生々しく、時に華々しく、時に人間の弱さを残酷に突きつける名言が数多く登場する。
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呪術廻戦の歴代OP・ED主題歌・挿入歌・サウンドトラックまとめ
『呪術廻戦』(じゅじゅつかいせん)とは、芥見下々によるダークファンタジーバトル漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。この記事では、『呪術廻戦』を彩るオープニング・エンディング主題歌、挿入歌、そして本作の前日譚である『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』を原作とする劇場アニメ『劇場版 呪術廻戦 0』の主題歌を紹介していく。
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呪術廻戦の御三家・禪院家まとめ
禪院家(ぜんいんけ)とは、『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『呪術廻戦』に登場する呪術界のエリート家系・御三家の一つである。術式至上主義であり、術式を持たない者は血族であっても落伍者として蔑まれる。また男尊女卑の思想も強く残っており、長く続くがゆえに古き因習に囚われている。 『呪術廻戦』では禪院家出身のキャラクターが多く登場するが、人間性を疑いたくなるような人物も多く、読者の中では「禪院家は『クズ』の集団」という認知が進んでいる。
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