ウィザードリィ外伝II(古代皇帝の呪い)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ウィザードリィ外伝II』とは、1992年に発売されたゲームボーイ専用カートリッジで、3Dダンジョン・ロールプレイングゲーム。副題は『古代皇帝の呪い(CURSE OF THE ANCIENT EMPEROR)』。日本国産ウィザードリィの第二作である。
城塞都市アルマールで遺跡が発掘され、埋葬された古代皇帝の呪いが災厄となって街を襲う。その災いを取り除くべく、冒険者たちが遺跡に挑むというストーリー。

最大6人までパーティを組む事ができ、前の3人が「前衛」、後ろの3人が「後衛」となる。
プレイヤーキャラの装備している武器には「射程」の概念があり、隊列の位置と武器の種類によって、攻撃可能なモンスターのグループ数が変化する。

ショートレンジ(短距離)=前衛のみ2グループ目までのモンスターを攻撃可能。刀剣類や斧など。
ロングレンジ(長距離)=前衛は4グループ目まで、後衛は2グループ目までのモンスターを攻撃可能。フレイルや槍、弓など。

敵側にも背の高い巨人族や飛行する者など、後列に届く特殊攻撃を持っているモンスターがいる。

召喚呪文

それぞれ5レベルに召喚呪文として、魔術師呪文「ソコルディ」、僧侶呪文「バモルディ」が存在する。
召喚できるモンスターはそれぞれの呪文で異なり、呼び出されるモンスターもランダムだが、召喚できれば追加の戦力となり、敵の攻撃を代わりに引き受けてくれる壁役にもなってくれる。

迷宮内の仕掛け

隠しドア発見の瞬間

シークレットドア(隠し扉)

普段は壁のようになっていて見えないが、「ドアを探す」コマンドで発見できる扉。盗賊(または忍者)のレベルが高ければ「気配を感じた」とメッセージが出て、そのマスの壁にシークレットドアがある事を教えてくれる場合もある。

ロックドア(鍵のかかった扉)

鍵をこじ開けなければ通れない扉。盗賊(または忍者)が「鍵を開ける」コマンドで開錠に成功すれば、以降は通過できる。

テレポーター

そのマスに足を踏み入れると、強制的に別の地点へワープさせられる。同階層だけでなく、別のフロアに飛ばされるテレポーターも存在する。

エレベーター

正伝1作目からお馴染みの、同じ座標の別階層に自由に行き来できる機械仕掛け。本作ではアイテム「フクロウの瞳」や「砂のメダル」を入手する事で利用できるようになる。

ピット(落とし穴)

そのマスに足を踏み入れると、パーティ全員がダメージを受けるトラップ。ピットは浮遊呪文「リトフェイト」で防げる。

迷宮内に点在しており、「誰が入りますか?」とパーティメンバーの誰か一人を選択する(もちろん入らなくても良い)。ステータス異常やHP、MPの回復効果もあるが、不利な効果が発生するパターンもある。

ゴミ捨て場

迷宮内でプレイヤーキャラが捨てたアイテムが回収され、集まっているマス。探すと捨てたアイテムを拾い直す事ができる。

シュート

パーティを別フロアへ強制移動させる仕掛け。1フロア下へ飛ばされる。浮遊呪文「リトフェイト」で防げる。

一方通行

その地点を通過すると壁になり、後戻りができなくなる仕掛け。扉の場合は「一方通行ドア」、そうでない場合は「シャッター」と呼ばれる。

ダークゾーン

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@szk-917228

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