陸仙(キングダム)の徹底解説・考察まとめ

陸仙(りくせん)とは『キングダム』に登場する秦国の武将で、主人公の信(しん)と同年代の武官である蒙恬(もうてん)が隊長を務める楽華隊(がくかたい)の副長でもある。もう一人の副長である胡漸(こぜん)とは強い信頼関係にあり、隊の中心人物として共に楽華隊を支えている。楽華隊に匹敵する力を持つ玉鳳隊(ぎょくほうたい)の隊長にして、秦国随一の槍使いである王賁(おうほん)に引けを取らないとも言われる槍の腕前を持つ。楽華隊の主力を担う実力を持っており、重量感のある突撃を得意とする。蒙恬からの信頼も厚い。

陸仙のプロフィール・人物像

生年月日:不明
血液型:不明
年齢:不明
CV:高橋英則(アニメ第2期)、大西弘祐(アニメ第3期)
陸仙(りくせん)とは『キングダム』に登場する秦国の武将で、主人公の信(しん)と同年代で、競い合うように成長を遂げている蒙恬(もうてん)が隊長を務める楽華隊(がくかたい)の副長でもある。その楽華隊の中心人物であり、蒙恬からの信頼も厚い。蒙恬と共に楽華隊の前線で戦うことが多いが、いざという時には自らが騎兵を率いて敵軍に突撃を行う。秦国が魏国の山陽に攻め入った山陽攻略戦において、魏国を率いていた元趙国三大天・廉頗(れんぱ)の側近、輪虎(りんこ)を討つために、楽華隊が単独で突撃した際には蒙恬の檄に逸早く呼応した。秦国に、各国が連合を組んで攻め入った合従軍の戦いの際には、楚軍の千人将、白麗(はくれい)を討つために突撃した蒙恬をサポートする別動隊として、敵を引きつけ、蒙恬が白麗を負傷させる一助となった。楽華隊と同等の実力を持つ玉鳳隊(ぎょくほうたい)の隊長の王賁(おうほん)は、秦国随一の槍使いと言われるが、その王賁に引けをとらない槍の腕前を持つと、共に楽華隊の副長を務める胡漸(こぜん)からは評されている。楽華隊の主力を担う実力を持っており、重量感のある突撃を得意とする。

陸仙の武器・技・戦術

共に楽華隊の副長を務める胡漸から、槍の実力について高く評価されている

陸仙は槍を武器をして用いており、その実力は高い。楽華隊に匹敵する力を持つ玉鳳隊の隊長である王賁は、秦国随一の槍使いとされているが、陸仙は共に楽華隊の副長を務める胡漸から「王賁に引けを取らない槍の達人」と評価されている。しかしそれだけの実力があるにも関わらず、陸仙は欲が浅く、控えめな性格で、胡漸は「時々本気でイラッと来る」と述べている。その証拠に、胡漸からそれだけの高評価を述べられても、陸仙自身は王賁の実力には段違いに引けをとると、胡漸には返している。

陸仙の来歴・活躍

山陽攻略戦での活躍

山陽の戦いで珍しく檄を飛ばした蒙恬に反応した陸仙

秦国が魏国の山陽に攻め入った山陽攻略戦において、魏国を率いていた元趙国三大天・廉頗の側近、輪虎を討つために、楽華隊が単独で突撃した際には蒙恬の檄に逸早く呼応した。普段檄などを飛ばすことのない蒙恬のこの行動は、自らの祖父である総大将蒙豪(もうごう)大将軍を死なせないという想いも相まって、陸仙達楽華隊を勢いづかせることに成功した。この蒙恬や陸仙達の活躍により、穴が空いた事により、輪虎隊の隙をついた飛信隊と玉鳳隊が輪虎の元に到達。飛信隊の信が輪虎の首を打ち取ることに成功した。

函谷関の戦いで、見事に蒙恬活躍をサポート

函谷関の戦いで蒙恬の突撃を別働隊でサポートした陸仙

趙の李牧(りぼく)が参謀を務める趙軍・楚軍・燕軍・韓軍・魏軍を率いて合従軍を結成し、秦の函谷関を攻め入ってきた。秦軍は持っている全戦力で立ち向かい、楽華隊は王騎軍の残党である、騰(とう)軍に組み込まれ、楚軍と相対する事となった。楽華隊の隊長である蒙恬は楚軍の千人将、白麗の弓が危険であると察知し、早期に取り除こうと狙いを定めた。弓使いの白麗は遠距離から敵将を狙い撃ちにすることを得意としており、矢をさらに遠くまで届かせるために台車を利用した高台からの攻撃を行っていた為である。その白麗に蒙恬は襲いかかり、負傷させる事に成功したが、蒙恬がそこまで辿り着くことが出来たのは、別働隊として重機馬隊を率いていた陸仙の活躍がある。陸仙が蒙恬の囮となった為、楚軍の蒙恬への対応が手薄になり、その隙に蒙恬が白麗に襲いかかる事が出来たのである。楽華隊の活躍もあり、秦国は函谷関の戦いを制し、合従軍から秦国を守りきる事に成功した。

朱海平原の戦いで、自らが活躍し、楽華隊を勝利へ導く

朱海平原の戦いにおいて、共に楽華隊の副長を務める胡漸から、蒙恬の援護を依頼された

秦国が趙の邯鄲(かんたん)に次ぐ第二の都市である鄴(ぎょう)を攻めた鄴攻めでは、激戦地となった朱海平原の戦いにおいて、楽華隊は自軍の数倍もの敵と相対した。出陣前、共に楽華隊の副長を務める胡漸から、「お前は力があるくせに欲が浅くひかえめで時々本気でイラッとくるが頼りになる」「槍の腕とて実はあの王賁にもひけをとらぬ」と言われ、陸仙は蒙恬の援護を任され、三万の兵を率いる趙の名将紀彗(きすい)を翻弄した。その時の伏兵の先陣が陸仙だった。陸仙は槍で、敵兵の頭を串刺しにする活躍を見せた。陸仙の活躍もあり楽華隊は戦いに勝利し、朱海平原の戦いで秦国は激戦の末、趙国に勝利する事となった。

共に戦ってきた胡漸副長を失う

胡漸亡き後の楽華隊を支える陸仙

朱海平原の戦い夜営時、蒙恬不在の楽華隊本陣が突然現れた趙軍総大将・龐煖(ほうけん)に襲撃された。楽華隊副長の胡漸は、龐煖の足に刀を刺した直後に両断され死亡してしまった。そのことのショックで、翌日は蒙恬が天幕から出られないのでは?と心配していた陸仙だったが、逆に「胡漸への涙は戦の後だ」と蒙恬に宥められてしまった。そのことで奮起した陸仙や楽華隊の活躍もあり、趙国との戦いに秦国は勝利し、蒙恬は後の論功行賞で将軍へと出世する事となった。

陸仙の関連人物・キャラクター

蒙恬(もうてん)

蒙恬は秦国の楽華隊隊の隊長。祖父は秦国大将軍・蒙驁。父は秦国の巨大勢力・呂不韋四柱(りょふいしちゅう)の一人である蒙武(もうぶ)将軍、弟は秦国の軍師を務める蒙毅(もうき)であるという名族の出身である。若くして楽華隊を率いて多数の武功を挙げ、将来を期待されているが、本人は将軍になる気はないと発言する事もある。性格はお気楽な雰囲気を醸し出ているが、率いる楽華隊の戦術や武勇は非常に優れており、剣術に長けている。玉鳳隊の隊長王賁、飛信隊の隊長である主人公の信の3名で共に競い合いながら成長し、時には協力しあって敵を討つ連携を行う。共に百人将の時に出会った3人は、千人将、三千人将、五千人将とほぼ同時に駆け上がり、数々の武功を上げ、三名同時に秦国の将軍へと任命された。そんな蒙恬を楽華隊で支え続けている二人の副長が、蒙恬が幼い頃からの教育係であった胡漸と、陸仙である。各国が連合を組んで攻め入った合従軍の戦いの際に、蒙恬は自らが狙い定めた楚軍の千人将、白麗の弓が危険であると察知した。その脅威を早期に取り除こうとした際に、陸仙に別働隊として敵を引き付ける囮になって動く事を命じるなど、陸仙の事を強く信頼している。

胡漸(こぜん)

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楚水(キングダム)の徹底解説・考察まとめ

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楚水(そすい)とは『キングダム』に登場する、主人公の信が隊長を務める飛信隊の副長。飛信隊入隊前は、郭備隊で副長を務めていた為、複数居る飛信隊の副長達の中でも隊としての豊富な経験を持つ。農民出身者が中心の飛信隊において、元郭備隊の騎馬隊をまとめ上げる等、隊でも重要な役割を果たしている。郭備千人将の戦死がきっかけで飛信隊に加入したが、道半ばで倒れた郭備の事を心の片隅に置いて戦う等、義に厚い人柄。飛信隊に於いても作戦立案から、補給の手配、先陣を切っての突撃等、マルチにこなす事の出来る頼れる存在である。

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カイネ(キングダム)の徹底解説・考察まとめ

カイネ(キングダム)の徹底解説・考察まとめ

カイネは『キングダム』に登場する、趙国軍総司令・李牧(りぼく)の側近の女剣士である。騎馬術や剣術を得意とし、李牧の護衛も務めている。李牧には全幅の信頼を寄せ尊敬している。秦国との戦の時に、飛信隊軍師・河了貂(かりょうてん)が戦場を見学している際に、カイネと偶然出会い親しくなった。その後、河了貂とは敵同士として闘う事もあったが、以後も気にかけており、たびたび仲間に引き入れようと誘う。カイネと同じく李牧の配下である傳抵(ふてい)に将来の嫁と呼ばれている。

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王賁(キングダム)の徹底解説・考察まとめ

王賁(キングダム)の徹底解説・考察まとめ

王賁(おうほん)は、『キングダム』に登場する秦国の武将で、幼少期から軍事教育を受けたエリートのみで構成される、玉鳳隊の隊長である。また、王賁は長年槍使いとして鍛錬を重ねてきた、槍使いの達人でもある。秦国大将軍・蒙驁(もうごう)の右腕的な副将である王翦(おうせん)将軍を父に持つ。秦国六大将軍・王騎(おうき)も属する王一族の本家筋の出である。自身の出自に誇りが強く、下人の出である主人公の信(しん)の事を見下している事が多いが、信と楽華隊隊長・蒙恬の同世代の武人と互いに競い合って成長している。

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キングダム 運命の炎(キングダム3)のネタバレ解説・考察まとめ

キングダム 運命の炎(キングダム3)のネタバレ解説・考察まとめ

『キングダム 運命の炎』とは、原泰久の漫画『キングダム』を原作とする2023年公開の実写映画作品。同シリーズでは3作目にあたるため『キングダム3』とも呼ばれる。キャッチコピーは「大いなる夢を、新しい時代を、その手で掴め―」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮など主要人物の役者は全員が前々作から続投している。 趙の大軍に攻められた秦は、六大将軍の王騎を総大将にしてこれを迎撃する。将軍を志す剣士にして秦の若き王嬴政の友でもある信も従軍し、師である王騎から重要な作戦を託される。

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