LIFE!(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『LIFE!』は2013年にアメリカで製作されたヒューマンアドベンチャー映画である。ジェームズ・サーバーの短編小説を基に1947年に製作された『虹を掴む男』を、ベン・スティラーが監督・主演で新たに映画化された。映像や音楽、ストーリーともに高い評価を受けており、日本では公開から4週連続でトップ10にランクインした。「LIFE」誌の写真管理部で働くさえない男のウォルターは、最終号の表紙のネガフィルムがないことに気付く。ネガフィルムを見つけるため、カメラマンを探す旅に出る。

出典: i.redd.it

日本語吹き替え:菅原正志(劇場公開版)、北村謙次(ザ・シネマ版)
ヘリメールのパイロット。ウォルターがショーンを追って辿り着いたアイスランドの小さな居酒屋で出会った。ベロベロに酔った状態でウォルターに絡み、危うく喧嘩になりそうな時に、ウォルターがパイロットの指を見て、ショーンの手がかりにあった写真と同じことに気付く。嵐の中ヘリコプターに乗ることに恐怖し、お酒を飲んでいたという。

『LIFE!』の用語

LIFE誌

実在した雑誌『LIFE誌』はアメリカで2007年まで刊行し、写真を中心にアメリカの思想・政治・外交を伝える有名な雑誌。現在は映画同様にWEB上で事業を続けている。

eHarmony

今作で登場する架空の出会い系サイト。ウォルターの想い人シェリルが登録しており、ウォルターも登録する。当初、ウォルターはプロフィールに書くエピソードが無く、カスタマーのトッドと頭を悩ませていた。しかし、ウォルターはネガフィルムを探す旅に出た中で、数多くの冒険談を残し、最終的にはいいねを200件以上受け取る結果となった。しかし、シェリルが退会すると同時に、ウォルターも退会することとなる。

ストレッチアームストロング

出典: media.4rgos.it

1976年ケナーというアメリカの玩具会社によって発売された、ゲルで満たされた大型のアクションフィギュア。ウォルターとオデッサの懐かしのおもちゃとして登場している。

ナビスコ

シェリルがLIFE誌の前に勤めていた会社。実在するものとしては、アメリカニュージャージー州に本社を置く食品メーカー。オレオやリッツなど日本でも馴染み深いお菓子を生産している。

『LIFE!』の名場面・名セリフ/名シーン・名場面

「LIFE」の社訓

出典: adventures.is

「To see the world
Things dangerous to come to
To see behind walls
To draw closer
To find each other and to feel
that is purpose of life」
「世界を見よう
危険でも立ち向かおう
壁の裏側を覗こう
もっとお互いを知ろうそして感じよう
それが人生の目的だから」

雑誌「LIFE」の社訓は本作に込められたメッセージである。シェリルはこの社訓に感銘を受け、転職してきた。ウォルターも冴えない男であったが、ネガフィルムを探し出すために、旅に出る。そのきっかけとなるものもこのスローガンであった。

ショーンのカメラマンとしての考え方

「美しいものは注目を嫌う時々ね。もしその瞬間が俺にとって好きな瞬間ならカメラに邪魔されたくない。その瞬間を大切に味わう。あぁ今だ。今を楽しむ」

ショーンがユキヒョウを撮影する時に、ウォルターに話した一言。カメラマンであるショーンの美しいものに対する考え方がわかる言葉である。

ウォルターの勇気を出した一言

「社の標語(スローガン)は?君は外部からやってきた社員の首を切った。標語を信じ命がけでライフを作った人たちだ。君は上の命令に従ったんだろうが、嫌な奴にはなるな。そんなのは額に入れて飾っとけ」

ウォルターが最終号の表紙を飾るネガフィルムを見つけ、会社に戻り、テッドに告げた言葉。これまで空想の中でしかテッドと争うことができなかったウォルターがネガフィルム探しの旅の中で、一歩踏み出す勇気を持った。そんなウォルターの心意気と会社に対する思いが溢れる場面。テッドはその言葉を聞き、最終号の表紙を25番ネガフィルムにし、そこに「これを作った人々に捧げる」という言葉を付け添えた。

『LIFE!』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

名だたる監督が実現できなかったリメイク

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