高嶺と花（漫画・ドラマ）のネタバレ解説・考察まとめ

鷹羽グループ

“天下の大財閥”と言われるほどの、大会社。鷹羽蒼天が会長の会社で、たくさんの社員が働いている。子会社もあり、そこでは花の父親が働いている。

『高嶺と花』の名言・名セリフ／名シーン・名場面

ふたりの普段の生活の違いが垣間見える何気ない会話

高嶺はドレスコードが必要な高級レストランに花を連れて行く。帰り道で花が「トリュフってキノコだったのかよ、カルチャーショック」と言うとすぐに「買ってやろうか？チョコ」と得意げな高嶺。庶民でしかも高校生の花には今まで縁がなく、初めての経験だったのだ。他愛もないやりとりだが、ふたりの普段の生活の違いが垣間見えるシーンだ。

高嶺「勝手に食うな！勝手に泣くな！」

ハイスペックな高嶺には不釣り合いだと思った花は、高嶺を避けるようになる。友達とハンバーガーショップに行った花は、高嶺のことを思い出していると自然と涙が流れてしまう。そこへ高嶺が突然現れ「勝手に泣くな！勝手に食べるな！」と言い放った。優しくて傲慢な高嶺らしい一言。

花「あたしの力で勝ち取ったその顔を見るのが楽しいんです」

花が考案した庶民のデートで、帰りの満員電車の中、疲れ切った高嶺に花は素直に感謝の言葉を伝えた。普段素直じゃない花からの素直な言葉を聞いて、嬉しい気持ちと照れくさい気持ちが入り混じった高嶺は、顔を真っ赤にして反撃しようとするがうまく言葉にならない。そんな高嶺をおいて「あたしの力で勝ち取ったその顔を見るのが楽しいんです」と花は嬉しそうに電車を降りた。

高嶺「見合うかどうかは俺が決める」

大人でしかも令嬢の女性とのお見合いを目の当たりにして、このままお見合いを続けていいのか悩んでいる花に「見合うかどうかは俺が決める」と言う。これを聞いた花は、いつもみたいな憎たらしい言い返しができなくなった。

高嶺「お前がやるべき事はお前でいる事だけだ」

クラスメイトにはやし立てられ、結婚という言葉を意識してしまう花。自分にはまだ無理なのに高嶺は考えているのかもしれないと勝手に悩む花。いつもと違う花に気が付いた高嶺は花の悩みを聞くためにヘリコプターをチャーター。花の悩みを聞いた高嶺は「お前がやるべき事はお前でいる事だけだ」と言う。沢山の部下を持つ高嶺らしい一言。花のよそよそしい態度を気にして、自分にできる事をした大人の対応だった。

高嶺「今日はよく頑張った」

高嶺と花は、高嶺の叔父蒼天のホールインのお祝いのパーティーに招待された。この時まだ縁ではなく相手が花であることは高嶺と花以外の人間は誰も知らない。高嶺と花が仲良くしているのが気に食わない女性は、花の見た目からもしかして高校生なのではないかと疑いをかける。そして嫌がらせをしようとお酒をすすめる。絶対にバレてはいけないと思った花は、それを飲もうとする。しかし次の瞬間高嶺がそのグラスを奪うと一気に飲み干して花に向き直ると「お酒で一度失敗をされたと前におっしゃっていましたね」と、大人の対応でその場を収めた。そこから逃げるように離れたふたり。バレない様に頑張っていた花だったが、最後にうまく力を発揮できなくて落ち込む。するとそんな花を労わる様に「今日はよく頑張った」と言う高嶺。その一言で花は充分に満足した。

花「人目が気になるとか横にいて恥ずかしいとかそういうことじゃないんだ」

高校生の自分と一緒にいて、高嶺への世間の目や評判が悪くなるのではと気にする花。そんな中、花は高嶺とお花見に行くことになる。花が自分の周りからの評価を気にしていると気付いていた高嶺は、下手な変装をして待ち合わせ場所にやってきた。最初花は花粉症なのかと思っていたのだが、実は花のために変装してきたことに気付く。そこで花は、高嶺がバレるというリスクよりも自分と一緒にいたいのだという本心を知った。「人目が気になるとか横にいて恥ずかしいとかそういうことじゃないんだ」と花の不安が一気に吹き飛んだ。

高嶺「こいつだけは絶対近づくな。潰すぞ」

高嶺の高校時代の友達ルチアーノが、最近高嶺の周りにいる花に興味を持つ。食事やドライブに付き合わせた後、どんな女性なのかを確かめるために花を誘惑する。必死に抵抗する花。するとそこに「こいつにだけは絶対に近づくな。潰すぞ」と、駆けつけた高嶺が助けに入った。高嶺がどれほど花のことを大切に思っているかよく分かるシーンである。

高嶺「昨日大人げなかった…自分に」