さよならの朝に約束の花をかざろう(さよ朝)のネタバレ解説・考察まとめ

『さよならの朝に約束の花をかざろう』とは、2018年に公開された日本のファンタジーアニメ映画である。「P.A.WORKS」が制作を担当し、「岡田麿里」が監督を務めた。この物語の内容は、普通の人間よりも遥かに長い寿命を持つ少女「マキア」が、普通の人間の赤ん坊「エリアル」を拾い、様々な困難を乗り越えながら育てていく物語である。長寿の母とそうではない息子との物語を描いた本作品では、「愛」や「命」の尊さが繊細かつ美しく表現されており、鑑賞した人々に大きな感動を与えた作品として評価されている。

『さよならの朝に約束の花をかざろう』の登場人物・キャラクター

マキア

CV:石見舞菜香
本作品の主人公であり、イオルフの民の少女である。年齢は初登場時は15歳。性格は弱気で大人しいが、あらゆる逆境の中でもエリアルを自立できる年齢まで育て上げたことから、心の芯は非常に強い人物であると言える。両親がいないため、穏やかな生活の中にどこか寂しさを感じており、同じイオルフの民であるクリムに片思いをしていた。メザーテ軍によるイオルフ襲撃の後、行き場のない赤ん坊のエリアルに一人ぼっちの自分の姿を重ね、育てていくことを決意する。

エリアル

CV:入野自由、櫻井優輝(少年期)、岩川泰千(幼少期)
本作のメインキャラクターの1人である。集落が山賊に襲われ家族は皆亡くなってしまったが、彼のみ母親に抱かれながら奇跡的に生き延びていた。そんな中、レナトとともに郊外へ飛ばされたマキアと出会い拾われる。幼少期ではマキアを「母さん」と呼び慕っていたが、成長するにつれてマキアに複雑な感情を抱いていくようになる。しかし、「マキアを守る」という思いは最後まで消えることはなかった。

レイリア

CV:茅野愛衣
イオルフの民の少女の1人である。イオルフの中でも美少女であり、性格はマキアと対照的で元気でじゃじゃ馬な面が目立つ。またクリムとは恋愛関係にある。メザーテの襲撃によりさらわれてしまい、強制的に王子と結婚させられ、子供を身籠ってしまう。その後も幽閉され続け、精神的に疲弊していく。

クリム

CV:梶裕貴
イオルフの民の少年である。レイリアとは恋愛関係にあり、マキアからは想いを寄せられていた。メザーテ軍に恋人であるレイリアを拐われてしまったことをきっかけに、メザーテに対して強い憎しみを抱くようになる。

ラシーヌ

CV:沢城みゆき
イオルフの長老。物語の冒頭にのみ登場し、イオルフの民に「外の世界で出会いに触れたならば、誰も愛してはいけない」といった教えを説く。この言葉は物語全体の問題提起となっており、予告編などでも使用されている。

ミド

画像左の髪を結う女性がミドである。

CV:佐藤利奈
郊外の農家に暮らす女性。ラングとデオルの母であり、マキアとエリアルが旅で初めて出会う人物である。マキア達を受け入れ、生活の中で何も知らないマキアに母親とはどういうものなのかを教えていく。

ラング

CV:細谷佳正、 徐斌(少年期)
ミドの一家の長男であり、エリアルの兄貴分である。少年期の頃からマキアに思いを寄せており、メザーテで再会した際には想いを伝えるが断られてしまう。それでもマキアとエリアルの力になりたいという思いは消えず、物語終盤まで2人の事を想い、支えていく。

デオル

画像の一番左の少年がデオルである。

gavacho349
gavacho349
@gavacho349

目次 - Contents