彼方のアストラ(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『彼方のアストラ』とは、篠原健太が『少年ジャンプ+』で2016年5月から2017年12月まで連載していた漫画、及びをそれを原作としたTVアニメ作品。
舞台は宇宙への往来が当たり前になった近未来。宇宙空間で何者かに狙われ遭難した、9人の少年少女のサバイバルを描く。宇宙船という閉鎖空間で、彼らを襲った犯人が仲間の中にいるというサスペンスと、仲間達との友情と恋愛を描く学園ドラマのような要素、そしてギャグが融合した作品となっている。
惑星アリスペード
アストラ号が3番目に立ち寄った惑星。
惑星の殆どが海で覆われていて、鳥類と魚類は豊富に見られる一方で、陸上生物が生息していない。
全ての生物が、単為生殖であるという特徴を持っている。
惑星イクリス
アストラ号が4番目に立ち寄った惑星。
公転周期と自転周期が一致しており、常に昼間の灼熱地帯と、常に夜の極寒地帯に分かれている。そのため、生物は灼熱地帯と極寒地帯の境目付近にしか存在しない。
惑星ガレム
アストラ号が5番目に立ち寄った惑星。
広大な森や洞窟が存在している。
地球
惑星アストラから5012光年離れた場所にある、人類が生まれた星。
「8年後に巨大隕石が衝突する」と予言された2049年から、人類は宇宙各地に「アーク号」型の宇宙船を派遣し、移住できる惑星を探した。その結果、発見されたのが「惑星アストラ」である。
西暦2053年から、アストラへの人類移住が進められ、移住が完了した直後、西暦2057年に巨大隕石が衝突。氷河期に突入して、無人の惑星となった。
カナタたちが、惑星マクパで人口ワームホールに呑み込まれ、放り出されたのは地中の周回軌道上だった。
ゲノム管理法
全人類にゲノム(遺伝子情報)を登録することを義務付ける法律。
これにより、カナタたちがクローンであることが明るみに出て、逮捕されることを恐れたオリジナル(親)たちが、カナタたちを惑星キャンプ「B-5班」に集め、皆殺しにしようとした。
クローン技術
自分の遺伝子と同じ存在を作り出す技術。カナタたちの時代には実現しているが、法律によりクローン製造は禁止されている。
ザックの父親が開発した、「記憶移植」と組み合わせることで、若返ることが出来ると考えたオリジナルたちが、若返りの為の器としてカナタたちクローンを造り出し、自らの子どもだと偽り育てた。
記憶移植技術
ザックの父親ジェド・ウォーカー博士が開発した、人間の記憶を別の人間に移植するための技術。一定の成功を収めたが、移植を成功させるためには「移植元移植先が同じ遺伝子を持っていなければならない」という、大きな問題が残されていた。
その為、ジェドを含むオリジナルたちは、自分の記憶を移植する若い肉体として、自らのクローンを違法だと知りつつ製造した。
人工ワームホール
人類が惑星アストラに移住する際に、大きな働きをした技術。人や物を、瞬時に遠くまで運ぶことができる。手のひらに収まるほど、小さなコントローラーを使って制御することが可能。
非常に便利な技術だったが、惑星アストラへの移住に関わる、領土争いで起きた戦争では、人工ワームホールが利用されたために、わずか2ヶ月で人口の半分が失われた。そのため、生き残った人類は人工ワームホールを封印する決断を下し、それをワームホールの製造元であった「ヴィクス工業」に委ねることなる。そして人工ワームホール無しで、惑星移住を行うのは不可能なため、統一政府は惑星移住自体を無かったことにして、ウソの歴史を後の世代に教え込むことになる。
ヴィクシア王政地区
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目次 - Contents
- 『彼方のアストラ』の概要
- 『彼方のアストラ』のあらすじ・ストーリー
- 惑星キャンプでトラブル発生
- 星へ帰る旅
- B5班抹殺の理由
- 惑星アストラ
- 犯人の正体と動機
- B5班帰還
- 『彼方のアストラ』の登場人物・キャラクター
- B5班のメンバー
- カナタ・ホシジマ
- アリエス・スプリング
- ザック・ウォーカー
- キトリー・ラファエリ
- フニシア・ラファエリ
- ルカ・エスポジト
- シャルス・ラクロワ
- ユンファ・ルー
- ウルガー・ツヴァイク
- アーク6号の乗組員
- ポリーナ・リヴィンスカヤ
- B5班メンバーの家族
- レイ・ホシジマ
- エマ・スプリング
- オリーヴ・ラファエリ
- ジェド・ウォーカー
- マルコ・エスポジト
- フェリーチェ・ジェンマ
- ソフィ・ラクロワ
- ルーシー・ラム
- ゲルト・ツヴァイク
- フィン・ツヴァイク
- ヴィクシア王政地区
- ノア・ヴィクス
- セイラ
- マルク・ヴィクス
- その他
- ギンジ・チュウマ
- グレース警部
- 『彼方のアストラ』の用語
- 惑星アストラ
- アストラ号
- ケアード高校
- 惑星キャンプ
- 惑星マクパ(MACPA)
- 惑星ヴィラヴァース(VILAVURS)
- 惑星シャムーア
- 惑星アリスペード
- 惑星イクリス
- 惑星ガレム
- 地球
- ゲノム管理法
- クローン技術
- 記憶移植技術
- 人工ワームホール
- ヴィクシア王政地区
- クラストスーツ
- 第三次世界大戦
- 『彼方のアストラ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- カナタ・ホシジマ「くっそ嫌いなんだよ。絕望とかいう言葉!」
- ザック・ウォーカー「おい手を貸してくれ」
- アリエス・スプリング「あんなに怖かったのに、手をつないでいると宇宙ってキレイに見えます。」
- カナタ・ホシジマ「暗闇なら手を繋ぐしかねぇ」
- アリエス・スプリング「カナタさんは、仲間のために、命をかけられる人なんです」
- キトリー・ラファエリ「ずっとずっと、わたし素直になれなくて、友だちと上手くやれなくて」
- カナタ・ホシジマ「危険なのは、お互いが疑い合って、団結が崩れることだ」
- シャルス・ラクロワ「未知の動物の背中に乗って、未開の荒野を走れるなんて、僕の夢が叶ったよ」
- ユンファ・ルー「私は、透明になりたいの」
- ルカ・エスポジット「見くびってもらっちゃ困るな。仲間見捨てるほど腐っちゃいないっすよ」
- ザック・ウォーカー「俺の役割は冷静でいることだ。クルーが取り乱している時こそ、俺は冷たくなる」
- カナタ・ホシジマ「俺たちは同じ運命の元に生まれて、一緒に苦難を乗り越えて来た家族じゃねえか!」
- キトリー・ラファエリ「この旅であたしは変わった。それがうれしい」
- カナタ・ホシジマ「助け合いながら、死にものグルイで一緒にやって来た俺たちを仲間じゃねえなんて言わせねえぞ!」
- カナタ・ホシジマ「今、信用しねえでどうする!? 俺たちの旅は嘘だったのか!?」
- アリエス・スプリング「自分の目で世界を見て、考えて、疑って、本当の自分になるって、きっとそういうことなんだと思います。」
- アリエス・スプリング「困難を乗り越えて、その先へ。私たちは行くのです」
- 『彼方のアストラ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- アストラ号のキャプテンを決める時、シャルスが「右腕」になると約束する
- アリエスの「映像記憶能力」は見た物すべてを記憶している
- タイトルの『彼方のアストラ』はダブルミーニングになっている
- アストラ号のブリッジに飾られていたプレートに書かれた格言「PER ASPERA AD ASTRA」
- アリエスとシャルスには共通点が多い
- OPムービーでアリエスの文字だけが逆さまになっている
- ルカが実は男でもあり女でもある、半陰陽であること
- 名前に見られるアナグラム
- 『彼方のアストラ』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):nonoc『star*frost』
- ED(エンディング):安月名莉子『Glow at the Velocity of Light』
- 第4話挿入歌:ユンファ・ルー(CV:早見沙織)『Star of Hope』
- 第12話挿入歌;ユンファ・ルー(CV:早見沙織)『アストラ号の冒険』