インパクト抜群な白黒カルト映画の名作をまとめて紹介!『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』など

本記事では視聴者に多大なるインパクトを与える名作白黒映画の数々をまとめて紹介している。記事中ではナチス占領下のプラハで死亡した、「死刑執行人」の異名を持つ総督の暗殺を巡って巻き起こるサスペンス『死刑執行人もまた死す』や、全編モノクロのゾンビ・パニック映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』などの作品を掲載した。

本物の障害者を出演させたため、公開当時は世間に大変なショックを与え、公開禁止の憂き目にあい、トッド・ブラウニング監督の映画人生を葬った伝説の問題作。

出典: www.amazon.co.jp

『フリークス』

1932年に制作・公開されたトッド・ブラウニング監督による劇場映画。旅回りの見世物小屋が舞台のドラマですが、出演者が実際の不完全者であった事が問題視され、監督の映画人生は絶たれてしまった...。監督自身、事故のため障害を負い、不完全者への愛は異常なまでに強かった。皮肉にもその結果が...。

イギリスでは30年間公開禁止となっていた。当時の日本公開のタイトルは『怪物團』、後のリバイバル時には『フリークス~神の子ら~』となった。カルト映画として評価され、1994年にはアメリカのフィルム遺産として議会図書館に保存され、芸術作品として認められたが、監督自身は30年も前に失意と共に逝去していた...。

『フリークス』

アメリカ映画きってのホラー・マスターと目されていた監督トッド・ブラウニングの映画人としてのキャリアは、この作品により完膚無きまでに破壊された。

出典: sikisainoame.blog4.fc2.com

雨の中、フリークス達が泥だらけになりながらクレオパトラを追ってくるシーンは悪夢のようだ。

出典: movie.walkerplus.com

ラストにかけてのフリークスたちの復讐劇には…若干悪寒が走る、おぞましいものがありましたけど。奇形集団が群れになって狂気に目覚めたら、あんなに恐ろしいものなんだね、きっと。

出典: blog.livedoor.jp

↓のラストシーンがあまりにも有名な、祖国ポーランドを撮り続けた社会派監督、アンジェイ・ワイダによる名作中の名作映画!

出典: www.amazon.co.jp

『灰とダイヤモンド』

ポーランドの作家イェジ・アンジェイェフスキの原作を、同じくポーランドを撮り続けた社会派監督、アンジェイ・ワイダが1958年に映画化した作品。

第2次世界大戦末期のポーランドを舞台に、ロンドン亡命政府系のゲリラとソ連をバックボーンとしてポーランド統一労働者党との内戦を描いた社会派ドラマ。かの有名なラストシーンが反政府運動の無意味さを表したものだと統一労働者党から高く評価されて、厳しい検閲を乗り越えて上映が許可されたが、ワイダ監督はラストシーンを見た観客が主人公に同情することを期待したという、何とも皮肉なお話ですが、観客はどうだったのか...。

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故・松田優作の邸宅にあるバーの名は”チブルスキー”。今作で主役を演じたズビグニェフ・チブルスキーへのリスペクトからきているのだろう。『太陽にほえろ!』のジーパン刑事の殉職シーンは「死に方の美学」までに昇華した。

出典: jgats25.blog88.fc2.com

半世紀以上も前に体制も違う国で作られた映画なのに、現代でもその輝きは失われていない。何が“灰”で何が“ダイヤモンド”なのか。現代に生きる私たちが改めて考えてみることを、この作品は訴えているようにも思える。

出典: www.kirikoclub.jp

世代」「地下水道」に続くワイダの戦争三部作。モノクロの画面の中、虫けらのように儚く消えてゆく青年の命。その空しい死に様は、観る者を絶句させずにはおかない。

出典: www.kadokawa-pictures.jp

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