約束のネバーランド(約ネバ)のネタバレ解説・考察まとめ

『約束のネバーランド』とは白井カイウ(原作)、出水ぽすか(作画)による日本のダーク・ファンタジー・サスペンス漫画。2016年8月に『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始された。GFハウスという孤児院で育てられた主人公のエマとその仲間達による、過酷な運命を自分の手で変えようともがき奮闘する物語である。ジャンプのセオリーである“友情、努力、勝利”を違う角度から描いている点や、独特な世界観、ミステリー要素を含むストーリー性などで人気を集め、テレビアニメ化や小説化、映画化と多岐にわたる支持を得ている。

アイテム

発信機

発信機とは、食用児を管理するための超小型装置。乳児の時に耳に埋め込まれ、成長していくにつれ違和感が無くなる。耳の発信機はママの持つ懐中時計型の受信機に位置情報を伝えるが、人物の特定はできない。発信機を壊すと異常を知らせる。

チップ

チップとは、出荷時に飼育監を目指すと決めた女の子の心臓に埋め込まれるもの。農園の外に逃げ出そうとした場合、そのチップが反応し電流を流すことによって心臓をとめる。それ以外が原因で心臓が止まった時は本部に自動的に通報するという送信機の役割も果たす。

テスト

テストとは脳の発達の為に食用児に課される知能テストのこと。ほかの農園で行われているかははっきりと描写されていないが、グレイス=フィールドでは毎日行われている。4歳から受けることが決まっていて、300点満点のテストのスコアが高い食用児ほど上質な脳を持つ高級品とされる。一方、テストのスコアが低いと早い段階での出荷が決まる。

ペン

本部で食用児の支援者であるスミーが落としたペン。このペンをクローネが拾い、エマ達に託した。このペンを分解して引っ張るとモールス信号付きのフクロウのホログラムと「B01-14」の文字列が空中に投影される。この文字列は「B00-00」を基点としたハウスの座標を意味し、前半2桁の数字は南北、後半2桁の数字は東西の座標を示している。エマ達はこのペンとウーゴ冒険記を利用しミネルヴァを探す冒険を始めた。

ウーゴ冒険記

ウーゴ冒険記とは主人公のウーゴとその相棒のキツネザルのマーヴィンが未知の世界を探検するという物語である。実際は、怪物に襲われたときの対処法や外の世界に生えている植物についてなど、食用児たちが生き残れるように援助する外の世界のガイドブックであった。

地理

シェルター

「B06-32」地点にある地下シェルターの事。ミネルヴァがペンに導かれて到着した子供たちの為に作った秘密の施設である。この場所が見つからないようにダミーのシェルターもいくつかあり基本的には安全。また、外の様子を監視することができるモニター室も完備してあることから万が一侵入者が来たとしても早くに発見でき、シェルターの地下にある7つの非常口につながる道を利用して外に逃げ出せる。ここには、子供たちが生きる為に必要な風呂、トイレ、炊事場、武器庫、畑がすべて揃っており困ることがない。

ゴールディ・ポンド(GP)

ゴールディ・ポンドは「A08-63」地点にある地下の金色の池のこと。この水は手で触れることが出来ず、濡れることもない。この池の中心にある小屋の中には、人間の世界につながるエレベーターがあったが、食用児の解放を断固として反対するピーター・ラートリーがエレベーターを塞いでしまった。この地下には大規模集落があり、本来ミネルヴァのペンによって導かれた食用児達が安全に暮らせる場所だったが、密猟者の猟場と化してしまった。

七つの壁

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